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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

ヘイハク
1935年 高知県
奥の山にヘイケという谷があり、黄金の幣帛が立っていて、これを見ることは死の予告であるという。

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ホーケンタ
1950年 新潟県
ホーケン田という田があり、そこに入ると祟りがあるとか死ぬとか言われる。宝剣が埋まっているからだという。
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ケチヤマ
1955年 静岡県
ある人がケチ山で炭焼きをしていたら竃の煙突に金の幣束が立った。恐ろしいので炭焼きを止めた。
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オオオトコ,カイブツ,サトリ,テング,ヤマオトコ
1959年 愛知県
山で休んでいると、大男が目の前にきた。その男に心に思ったことを次々と悟られて、恐ろしくなった。最後に黄金の玉を出すと、大男は決して口外するなと言い残して、逃げていった。
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テング
1933年 長野県
藤蔓をとりに山に入ったとき、白髪の老人にあい、弁当をあげたお礼に石をもらった。その石には金や銀が混じっていた。山を降りたとき知人に会い、知人に石の半分をあげたところ、知人は3日目に死んでしまった。
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ケチヤマ
1955年 静岡県
ケチ山では幣束が炭焼き竃の中に立ったり、幣束が竃の前で舞ったり、竃の口が塞がったりと、不思議な目に遭う。
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シンダヒトヲセオッタオンナ
2000年
山奥で「つりてぃこー」という女の声がした。貧乏な兄弟が声の正体を確かめることにした。まず兄が山に入ったが、怖くなって逃げてしまった。次に弟が山に入った。するときれいな女の人が現れた。女の人は背負っていた死体を弟に背負わせて逃げた。弟は死体を背負って家に帰り、布団に入って寝た。翌朝、死体は黄金の塊になっており、兄弟は金持ちになった。
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イラスノヤマ,オオキナヒト,キンノチャガマ
1958年 香川県
イラズノ山に入ってはいけない。入ると大きな人が見えたり、金の茶釜を見たりする。そんなことがあると必ず命をとられる。
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(リンシタイケン)
1964年 福島県
話者の祖父が三十三歳の時に死にかけた時の話。おとぎの国のような赤や青の光のするきれいなところを歩いていた。途中何度も名前を呼ばれたので、あちこち隠れながら三途の川を渡った。川幅は広いが浅かった。その向うの死出の山も丘みたいなものだった。向うは一面の平野で花畑、その向こうにすばらしい鉄の門と御殿があって、赤鬼と青鬼が立っていた。通してくれと頼んだら、「お前はここに来るのは早すぎる、帰れ帰れ」と怒られ、金棒を振り下ろされた、と思ったら息を吹き返した。
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ユメカイチョウジャ
1968年 愛媛県
三弥という商人が友人と商いに行き、途中で昼寝した。三弥が目を覚ますと、友人の鼻の中に熊蜂が出入りして、下の谷へ飛んでいった。男は下の谷で黄金が出る夢を見ており、三弥はその夢を5両で買って金を掘り、金持ちになった。ある日殿様が来て、天井のガラス張りの中の金魚を見て訪ねたが、三弥が足で指したので、処刑されたという。
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カナシバリ
1996年 石川県 
谷の寂しいところで、夜、金縛りにあった。
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オオダケノホラアナ
1987年 山口県
大嶽の岩のほら穴の中には金の盃があるというが、中に入ると出てこられない。
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テング
1932年 長野県
横川山には天狗が住んでいて笛や太鼓の音がした。藤蔓をとりにその山へ入った男を案内してくれた白髪の老人に、弁当を分けてやるとお礼にと金銀の混じった石をくれ、他の者にやってはいけないと告げた。男が知人にうっかり分けてやると、その知人は三日目に死んだ。
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ダイジャ
1987年 埼玉県
大高取りには金の鱗の大蛇がいて、この蛇に出会った人は毒気に当てられて必ず寝込むと言われる。昔大高取山頂の岩の下に入ってゆく大蛇を見た人がいて、蛇の尾が落日に金色に輝いていたという。
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クビツリヤマ
1999年 栃木県
人が首を吊ったという首吊り山という林がある。そこに入ると出られなくなるという話もある。
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レイ
1988年 愛知県
嫁入りの途中でのケンカで、谷へ突き落とされて死んだ花嫁の霊が祟り、そこを通る花嫁には不幸がつきまとう。
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ヘビ
1974年 東京都
吝嗇な男が死の間際、貯めた金が惜しいので仏前にその金を供えてくれと頼んだ。臨終に近づいて、枕元に置いていた帯が蛇になった。また、男の死後、男の帯は蛇になり、男の腰に巻き付いていた。
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ヤタケイワ
1987年 長野県
村の西方に切り立ったように聳え立つ岩。この岩山が崩れ落ちるたびに人が死ぬと言われている。自分の村の側に落ちると村の人が,隣の側に落ちるとその村の人が死ぬと伝える。
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ホトケイワ
1987年 長野県
香坂川の南の山にある岩。村に不思議なことが起こったり,人が死ぬ前にはこの石がガラガラと音を立てる。
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ヒヒ
1958年 香川県
ネゴヤで火を焚いているとヒヒがやってくる。火のそばへきて金玉を広げる。そこへ真っ赤に焼けた石を投げ込むと悲鳴を上げて逃げていった。後を追うと山でヒヒが死んでいた。
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レイム
1930年 石川県
貧しい老人の夫婦が住んでいた。ある夜、荷を積んだ馬が通りかかったが、夫婦はつかまえることができなかった。その夜夢に神様が現れ、馬には夫婦にやるために黄金を積んでいたのだと告げた。次の夜も馬は通りかかったが、またつかまえることができなかった。その夜も夢に神様が現れ、お前たちは言うことを聞かないから金はやらんと言った。
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