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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

(ゾクシン),タマシイ
1935年 島根県
野外で死んだ人を運ぶとき、「エナーゾ」と声をかけないと、魂がその場にとどまって怪異をなすという。

類似事例(機械学習検索)

シシャノレイ
2000年 沖縄県
夜、死者の霊に名前を呼ばれて外に出た男が惑わされて数日後に死んだ。一声しか聞こえなければ、返事をしてはならない。
類似事例

ミサキ
1983年 岡山県
六口島では、溺死者の死体が漂着したり、変死者が出たりすると、その死体を運ぶときに「ここからいのうぞ、必ずいのうぞ」と声をかけないと亡霊のミサキが残るといわれている。
類似事例

ウミデシンダヒト
1956年 東京都
海で死んだ人の霊が、人に憑いて「水をくれ」と言った。
類似事例

ユキオンナ
1928年
雪道で死んだ女性の霊が雪女になり、人間に呼びかけるという。また子を連れた雪女は通る人を呼び止め、その子を抱かせて雪の中に埋めてしまうという。
類似事例

タマシイ
1965年 宮崎県
山で人が急死した時には、「もう帰るぞ」と断って遺体を運ばないと、山に魂が残ってしまう。そうしたら、シキビをもって山に行き、魂をシキビに乗せて持ち帰らなくてはならない。
類似事例

ボウレイ
2001年 沖縄県
以前、ある男が夜中に自分の名を呼ぶ声を一声聞いた。これに応じて外に出たところ、亡霊に惑わされて二三日後に死んだ。だから一声の声掛けには応えてはならない。
類似事例

(シシャノレイ)
1950年 沖縄県
死者の霊が縁もゆかりも無い人に憑いて、物の在処などを語ることがある。
類似事例

モウレン,ユウレイセン
1981年 宮城県
航海中または出漁中、水死した人の亡霊(モウレン)や幽霊船に「助けてくれ」といわれたとき、バケツや柄杓(エナガともいう)の底を抜いて投げ与えないと、自分の乗っている船が沈没するという。
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ヒトダマ
1966年 三重県
漁師が沖で釣りをしていると、「シャクヲカセ」という声がする。掛け声をかけるとその声は消えた。しばらくして、「ナンジヤロ」と声がするので、「(夜中の)2ジカ3ジヤロ」というと、そのまま沖のほうへ行った。黙っていると人魂に一緒に連れて行かれる。
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カイジ
1933年 和歌山県
死人のことを知らせに行く使者は少し遠方なれば、夜間は一人で行かぬものとし必ず二人以上連れてゆく、もし一人で夜半などゆけば、途中で往々怪事に遭うといわれている。
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タマシイ,サワリ
1985年 和歌山県
山仕事をしていて亡くなった人がいた。その遺体を村に連れ帰る時、思いがけない出来事で亡くなった人の魂は、オメイて連れ帰らないと障りがあるので、オメキながら連れ帰ったという。
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(リンシタイケン)
1965年 宮崎県
皆で名前を呼ぶと息を吹き返すことがある。死人の出た家の軒下は三途の川になるといわれ、屋根に登って名を呼ぶと、「三途の川を渡りかけたが、あんまり呼ばれるので戻って来た」と、息を吹き返すという。
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タマシイ
1964年 滋賀県
死にそうな病人が「窓を開けてくれ」と頼んだときに窓を開けると、魂が飛んでいってしまう。
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(ゾクシン),ユウレイ
1935年 島根県
妊産婦が亡くなったときには子供を背負わせて埋葬しないと、幽霊になって現れて「子を負わせてくれ」とすがりついてくるという。
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フルソマ
1936年 高知県
伐木中に死んだ仙人の魂が発する声が古杣であるが、声がするだけでその本体を見たものはいない。「そりゃ行くぞ、行くぞ、退いちょれよ」という声がして、バリバリと大木が倒れるような音がする。しかし、次の朝現場に行くと何も異常がない。
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ジャンボオクリ,シシャ
1973年 富山県
長棟で坑内死した人を送るジャンボ送りは、亡者の名前を連呼しながら坑外に担ぎ出す。これは死者の霊が再び坑内に入り、友達を誘引するのを恐れた禁忌である。
類似事例

ボウレイ
1989年 鹿児島県
夜寝ていると、浜で船をあげるときの「エイヤーエイヤー」というかけ声が聞こえることがあったというが、これは海で災難に遭った亡霊のしわざだという。
類似事例

フネユウレイ
1959年 島根県
船幽霊を見たものはいないが、声をかけられたものは多い。それに対して、こちらから声をかけると必ず死ぬといわれている。
類似事例

モウレイ
1982年 宮城県
海で死んだ人の姿が海で見えたり声が聞えたりする。船に乗って現れて「こっちの船に乗れ」と誘うが、乗り込んだら沈んでしまう。モウレイである。
類似事例

トリケ
1933年 香川県
鉄道の踏み切りや川・池などで変死人があった場所をとりけがいるという。先に死んだ人の亡魂がそこを離れずにいて、通りかかった者を誘い込むのだという。
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