国際日本文化研究センター トップページ
怪異・妖怪伝承データベース
データベース検索ページ 更新情報 お知らせ 怪異・妖怪とは データベース検索 異界の杜 製作者
データベース検索ページ

検索対象事例

アヤカシ
1935年 三重県
木本浦脇浜で、ある夕暮れ浜砂に得体の知れない妖が通った跡が残っていた。馬蹄の様な形で、跬の間は二尺もあった。誰もそんな妖は観たことがないという。

類似事例(機械学習検索)

スナカケババ
1938年 奈良県
姿を見たものはいないが、婆といわれている。森陰などを通るとばらばらと砂をふりかけて人を驚かす。
類似事例

ケンムンノアシアト
1996年 鹿児島県
小浜の砂浜に犬の足跡のような3つの形をした足跡があり、途中で消えていた。ケンムンの足跡だと言っていた。
類似事例

ユウレイセン
1930年 山口県
三日月が西に傾く頃、まったく知らぬ間に大きな土船が迫ってくる。股の下から見て水面から少し高く走っていると幽霊船であるという。
類似事例

スナカケババア
1956年
夜分、淋しい森で、砂をバラバラと降らせて人を嚇す。姿を見た人はないらしいが「婆」という。
類似事例

コヒノウラミ
1956年 宮城県
2メートルくらいの古碑があり,「元応□年九月十五日」と刻まれている。200年程前,この古碑は八幡社近くの小川に橋の代用として架けられていて,百姓達が泥足で供養の文字の上を渡っていた。この石橋が架けられて間もなく,夕方に村人がそこを通ると恐ろしい鬼のような怪物に襲われるようになった。村の郷士馬場某がある夜単身でその辺に出かけたところ、橋近くの桜の老木の近くに来た時,仁王のような恐ろしい鬼が現れたので,馬場某が斜めに斬り付けると手応えがあって怪物は煙のように消え失せてしまった。翌朝行ってみると怪物の亡骸はなく,石橋の一方が斜めに切り取られていた。村人達は,「碑にも霊があって泥足で踏まれたのを怒ったのであろう」として現在の位置に立て直し,厚く供養してお詫びした。その後怪異は起こらなかった。
類似事例

ソデヒキコゾウ
1956年
夕方道を通ると、後から袖を引かれるが、振り返っても誰もいない。歩き出すとまた袖を引く、という妖怪。
類似事例

タヌキ
1970年 高知県
浜に下りたところに坊さんの姿をした男がいた。見ていると波が来たらあとすざりをしていた者がそれをやめて、川に沿って上って行った。後をつけたがどこかに消えうせてしまった。おそらく狸の仕業だろう。
類似事例

イヌミタイナモノ
1963年 岡山県
八幡様の堤に昔、犬みたいなものがいて通る人を睨んでいることがあった。ある爺さんがその犬に石を投げて追い払った。帰りに同じ場所を通ると、地響きがして後ろから怪物が追いかけてきてくるような気持ちになった。しばらくしてその爺さんは気が変になった。
類似事例

アシマガリ,タヌキ
1925年 香川県
狸の一種で又足まがりというのがいる。正体を見せないで綿のようなものを行人の足にからみつける。明治9年頃、父が聞いた話では、夜に田圃のあたりで一つの石が出現し、往来人が跨ごうとすると、毛だらけの手が股間に伸び、多くの者は魂が消える。
類似事例

ドウロクガミ
1927年 愛知県
どうろく神は一本足である。ある木挽が崖下の道に小屋を設けて宿をしていた。大雪の晩、何者かが小屋を跨ぎ超えた。翌朝起きてみたら、巨大な足跡が一方だけあった。
類似事例

イヌガミサマ
1964年 鹿児島県
祭の晩に足音だけが聞こえたので、犬神かと思い声をかけたが返事はない。草履で空を切ってみたが、姿は見えないのに何かが横を通りすぎたような気がしたという。
類似事例

ガラッパ
1934年 鹿児島県
月夜に浜辺に人影がたくさん見えた。ガラッパだと思って大勢で行ってみると、足跡だけが残っていて海に逃げた跡だった。
類似事例

スナヲフラセルネコホドノモノ,ネコ,スナ
1916年 千葉県
ある男が月夜に利根川の堤の上を歩いていると、猫ほどの物が川端へ走り降り、水際で転がっているように見えた。また走り戻ってきて木に登った。何気なくその木の下を通ると、木の上からばらばらと砂を降らせてきたという。
類似事例

シバカキ
1938年
夜、路傍で石を投げる妖怪で、芝を引っかくような音をさせると推察される。
類似事例

キツネ,タヌキ
1966年 栃木県
狐か狸かわからないが、道で人を化かすものがいた。大正12年のある夜、強気な男が道を歩いていたら自分の前を歩く娘に会った。怪しいと感じた男は、いきなり娘の尻のあたりをまさぐった。驚いた娘が飛び上がる拍子に男は尻尾を握った。娘は犬ぐらいの獣になり鳴き声をあげたので、哀れに思った男は手を離した。その後人を化かすものは出なくなった。
類似事例

カワウソ
1935年 広島県
海に古来獺が住んでいて人を訛すと伝えられている。姿を見た人はいないが、砂浜に足跡があったとか、魚の目玉の周りの筋肉だけを食われたとかいう。何某が浜をふらふらしていたのも獺の仕業という。人家に侵入しないように9月16日に魔除けのお札を峠に立てる。
類似事例

インノマァザー・ピ
1931年 沖縄県
夜、海浜で火球が通り過ぎたあと、漁をしても1匹の魚も取れなかった。この半身で、赤い長髪の妖怪に出会うと、泥土を食わされ、とった魚の左目を抉られるといわれている。
類似事例

クダギツネ
1914年 静岡県
三角某氏の家に不思議なことが起こった。家の裏に居住以来開けたことがない納屋があり、そこが怪しいと多人数で開けようとしたが、なかなか開かなかった。ようやく開いたがこれというものはなく、鋭い爪をもった獣の足跡を認めたとのことだった。
類似事例

ガッパ
1975年 長崎県
夏にカタン、カタンと音がするが誰もいない。夜にそこを通ると、砂が飛んできたことがあったという。
類似事例

ムジナ
1972年 千葉県
話者が夜中に寺から戻ったとき、家の近くで何かが両手両足で砂をかけてきた。姿は見えないが、ムジナの仕業。ムジナは気付かれると化かすのをやめると言う。
類似事例

国際日本文化研究センター データベースの案内