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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

カミナリヅカ,セキメンノドウジ,シンドウ
1936年 香川県
昔、現在雷八幡宮がある付近に雷が落ちた。その雷は赤面の童子に変わり、どこからともなく現れた神童と激しい問答が行われた。雷の権化の赤面の童子は神童に敗れ、「この村に雷難あるべからず」と言って死んだ。神童は白雲に乗って昇天したという。

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ライジン,リュウ
1988年 奈良県
昔、雷神がこの地に落ちて童子となったのを農夫が子とした。よそは旱魃でも、その農夫の田には雨が絶えなかった。後にこの童子は竜となって昇天したので、その田を竜田と呼び、地名になった。
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ライジン
1921年 奈良県
龍田に雷神が落ち、昇天することが出来ず童子となっていたのを農夫が養って自分の子とした。するとこの農夫の田は実りが豊かであった。その後童子は暇を乞い小龍となって天に帰ったので龍田という。
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カミナリ
1934年 愛知県
敏達天皇の御代に、一人の農夫が田の水を引きに出掛けて、雷雨に会い、木の下で休んでいると、落雷した。雷は子供のような姿で現れ、私を助けてくれれば汝に子を授けようといった。農夫が望み通りにすると、雷は昇天し、後になって子を得たという。
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カミナリ,セキメンドウジ
1921年 徳島県
雷落ちて赤面童子になったという。
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カイギュウ,ワラシ
1964年 滋賀県
永源寺町は昔カネノ村といったが、そこに怪牛が一匹あらわれ、耕作を荒し村人を悩ませた。この怪牛は顔は牛で、足は馬のようで、尾の先に剣があり、総身の毛は金釘のようであった。その牛が暴れている所へ目は左一眼で、わに口の童子が現れ、牛を追い払った。この童子は鐘明神で、昔殺した孕んだ牛が復讐に来て村を絶やそうとしているので、村人を守るため戦っているという。夜半になってまた牛が現れ、暴れている所に御童子が現れ、牛を退治した。
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カミナリ
1932年 奈良県
ある日、興福寺の金堂で雨宿りをしていると、雷が堂の前に落ちた。すると猫の子のような形をした雷が天から落ちてきた。その雷はあっという間に天に登った。
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ショウトクタイシ,カミナリ
1932年 奈良県
雨が降り続いた後、井戸に雷が落ちた。その後、上から聖徳太子が落ちてきて、大きな岩で井戸にふたをした。それ以来、雷はそこへ落ちない。
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カッパ
1974年 青森県
雷電宮には河童の伝説がある。昔汐立川の上流に姫がいたが、ある日その姫の姿が見えなくなってしまった。ある夜城内の殿の夢に河童が現れ、「私は姫を川に連れてきた河童だが、雷電様の怒りに触れて川が火の海になってしまった。以後こういうことをしない」といった。
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カミナリ,ヘソ
1960年 静岡県
昔、二人の女づれが伊豆長岡の温泉に入っていると、黒雲がおりてきて雷が窓をおしあけ浴室に入ってきた。女たちは裸なので出るに出られず困っていると、雷が二人のうち美しい女を押し倒し、へそを取ってしまった。美しい女が抗議すると、雷は「あっちの女のへそは美しくないからまずいよ」といって天に上ってしまった。
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ユミハチマン
1937年 福井県
普段は雷が落ちないといわれている八幡神社の境内に、雷が落ちたので不思議に思ってみてみると、弓に矢をつがえて空に向かっている神様の弓が切れていた。村人はそれをすぐに直した。
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カミナリ
1975年 愛知県
敏達天皇の御時。尾張の農夫が夏の頃、田に水を引いていると、空が曇り雷雨になった。農夫が木陰にいると雷が落ちた。その形は小児のようであった。農夫が打ち殺そうとすると雷は命を乞い、汝のために異なる子を産ませようといった。ほどなく農夫の妻が懐妊した。生まれた子は怪力で、元興寺の鬼を殺した。小児は僧になり、道場法師と名乗ったという。
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ライジンコウ
1983年 福島県
奥州楢葉郡浅川にいた百姓は、日ごとから深く雷神宮を信仰していた。春のある時に、夫婦そろって耕作するのに、幼児を揺籠に入れておいたところ、身の丈8~9丈もある白毛の狼が現れて、幼児を噛もうとした。すると雷が落ちて狼を撃ち殺したという。平生に雷神を信心している徳だと考えられた。
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カミナリ
1934年 台湾
雷が天から降りて美青年となり、美しい娘のいる家に婿入りして、様々な神の力を現し、その家を裕福にした。
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アメ,デンベイ,ハチベイ
1980年 広島県
八幡神社の祭りには必ず雨が降る。これは昔、デンベイ・ハチベイという悪賢い人たちが村人と裁判になり、悪知恵のために不利になった村人が八幡に願をかけて2人の口を封じてもらい、そのために2人は首を切られた。その祟りで雨が降るのだという。雨を見ると、村人は「デンベイとハチベイは成仏していない」と言う。
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オニ
1936年 鹿児島県
馬方が馬で塩を運んでいると鬼に出会う。男は木に登って逃げた。池に映った男の姿を見た鬼は池に飛び込み、水を飲んでしまった。笑う男に怒った男は木をかじった。男は月の神様に頼んで降ろしてもらった綱で天に上った。鬼は金の棒を貰って登ったが、途中で雷が落ちて焼け死んでしまった。
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カミノタイワ
2001年 青森県
昔、ある村人が雷雨の為に道端のお堂で雨宿りしていると、付近の家に生まれた2人の子供の将来について語る神の対話を耳にした。その2人の子供は結婚するということが言われたが、身分違いであるからそれもなかろうと村人は疑った。だが、数十年後には果たしてその対話通りになったのだった。
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ダイジャ
1986年 埼玉県
昔、じいさんと娘がいた。その娘は不思議な力を持っていた。ある年日照りが続いたので村人が娘に雨を降らせて欲しいと頼みに行くと娘は「七日七晩は決してお堂に入らないように。」と言ってお堂に入った。一人の若者がお堂を覗いてしまった。するとそこには頭が二つの大蛇がおり、若者の顔を見ると天に駆け昇ってしまった。すると空から大雨が降りだし、三日三晩降り続いた。村人は娘を竜神様として沼のほとりに両頭庵というお堂を建ててお祀りした。
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カミナリノコ
1970年 山形県
ある夏の真昼、大雷がとどろき、にわか雨が降ると、雷の子が雲から足を滑らし、黒滝の向川寺の庭に落ちた。大徹和尚はこれを捕まえ、毎日境内の草むしりをさせた。飽きた雷の子は、天に帰してくれと願った。和尚は、境内に草が生えないようにすると約束させ、約束のしるしに太鼓のばちを取り上げて帰してやった。以後、境内には草が生えなくなったという。
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カミノタイワ
2001年 青森県
昔、ある旅人が、雷雨の為に道端のお堂で雨宿りしていたおりに、神の対話を耳にした。神々は、付近に生まれた2人の子供が将来は結婚するであろうと語り、数十年後には果たしてその通りになったのであった。しかし、やがて夫の方は勝手気侭になり、離縁して妻を追い出してしまった。
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カミナリ
1921年 大阪府
誉田八幡宮の井戸へ落雷した、大黒天がこれを封じると雷神は誉田には落ちないことを約束して許された。
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