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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

コンピラサン
1970年 山梨県
昔、富春寺のお坊さんが金比羅参りに行き、船で4日間大波にあい、船が沈みそうになった時、このお坊さんがハンカチを海に投げ入れて、帰ったら金比羅山を祭るといって祈ったところ、波が沈んだ。それから3月10日に盛大に祭っていた。

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オオキナボウサン
1976年 京都府
大きな坊さんが出る。最初に大きな坊さんが「こんばんは」と言い、2度目も大きな坊さんが通って「こんばんは」と言った話があるという。
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コエ
1980年
海上で大風が吹き、大波が打ち寄せて、船が転覆しそうになった時は、船に乗っている人が皆船の頭に立って大声で叫べば、大波は船を避けるという。これは人の陽気を風が避けるためである。
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テング
1954年 島根県
昔、高崎山にあったある寺の坊さんは、天狗をよく使い、入り用の物を持って来させるなどしていたという。後に、別の坊さんが寺に住むようになると、天狗はその坊さんを嫌ったため、坊さんは下山してしまった。以後は誰も寄りつかなくなり、寺は潰れてしまった。
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ボウサン,キンノタマ
1968年 愛媛県
由利島の坊さんが、通りかかった船に乗せてもらい上方へ向かった。途中で乗せたはずの坊さんがいなくなり、探すと金の玉があった。皆は坊さんは神様だったのだろう、人には親切にせねばと思ったという。
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ベンテンサマノタタリ
1968年 愛媛県
弁天様が帆崎に祭ってあり、4がつく日に人が行くと、よく転落死するので、盛大に祭りをして拝むと事故がおきなくなった。今でも瓦宮が祭ってあるという。
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フネノレイ
1979年
船霊とは船の霊であり、他の神ではない。船に住吉神を祭るというのは、この神がどの船をも守る神であるからである。
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ヘビ
1977年 山形県
峠で坊さんが昼寝をしていたところ、蛇が化けてきて関屋を湖にしてそこに住むといった。坊さんはそのことを村人に教え、鉄の針で蛇を退治する。坊さんを祀ったのがオグラ神社である。
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ニチリン
1975年 東京都
日輪が沈む時、いつもと違って横に沈んだ。そのため、月夜のように明るかったという。
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モウレイ
1982年 宮城県
海で死んだ人の姿が海で見えたり声が聞えたりする。船に乗って現れて「こっちの船に乗れ」と誘うが、乗り込んだら沈んでしまう。モウレイである。
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ボウサン,クセヤマ
1978年 静岡県
小判を乾かしていた坊さんにウソを言って道を教え、坊さんを殺して小判をとった。坊さんは「7代祟れ、7代祟れ」と言ってお札で血をふいた。その家の人は死に絶えたが、その場所で坊さんの姿を見た人がいる。
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フナユウレイ
1973年 富山県
昭和二十九年三月十七日、北海道沓形港で大しけにあい機械船が沈み、その後ユウレイ船が出没した。ユウレイ船は港へ入っても波一つたたない。また安全灯が一般の船と反対になっていたり、光にも光沢がない。
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ボン
1956年 宮城県
7月12日、船が海から帰ってくると、「仏様がお出でになった」といって船を出迎えるという。
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オイヌサマ
1983年 東京都
庄屋の娘が菩提寺で美しいお坊さんと恋仲になったが、人の噂になり、お坊さんは別の寺に送られた。娘がけわしい山、峠を越えてお坊さんに会いに行こうとしていると、狼、つまりオイヌ様が足にとげがささって苦しんでいたので、それをとってやった。それから娘の道案内をしてくれるようになった。
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〔フネシズミイケ〕
1956年 宮城県
水戸部の浜に戸倉明神が上陸したとき、船が沈み、船も碇も石になったという。
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フネ
1990年 沖縄県
人が死ぬ前には「船が来る、船が来る」という。
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ユウレイセン
1964年 高知県
普段は行き会うことのない所で行き会った船が、幽霊船である。この船に会った人は多く、船の下半分がなかったという話や、杓を借りて船を沈める話、そして船の下が光るといった話を聞いた。
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ボウレイセン,フナモウレン
1937年 和歌山県
流れ仏が出たときには天気の悪い夜に、死んだ人が乗っていた船が亡霊船になって現れる。これを本物の船と見間違えると難船するといわれているが、よく見れば間違う事はない。強風のときに自分の船の反対方向から帆が走ってきて、それが船の前を横切ったらそれが亡霊船であるといわれている。
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マッパダカノオトコ
1932年 三重県
旧暦3日4日は亀崎の沖で網を引かない。もしこの日に網を引くと、引き上げるとき真裸の男が大勢手に柄杓を持って浮かび上がり、船を取り巻いて「さあ来い」といいながら水を汲み船に入れる。瞬く間に船は沈む。沖合いで死んだ者が友達を誘いに来るのだといわれる。
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ニンギョ
1939年 長崎県
子供のいない爺と婆が人魚の子を拾って育てた。やがて娘は嫌々ながら嫁に行くことになったが、船で内地に行く途中で嵐に会い、船は沈んだ。この時、乗っていた人間は皆死んだが、娘は海の中で人魚の母親と共に暮らすようになった。
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オオサカマル
1987年 山口県
夜、沖に昔沈んだ大阪丸という船の幽霊が出る。大阪丸は軍用金を運んでいたので沈められた。沈んだ日になると、電気をつけた大阪丸がシュッ、シュッと音を出して海を回って、元に戻って沈む。
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カマガフチ
1956年 宮城県
昔、塩釜神社の神釜十二口のうち一口を盗人が盗み、船でこの渕を通るとき、船もろとも沈んだという。
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