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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

ユメジラセ
1983年 千葉県
ユメジラセといって、戦死した人が、海軍の軍服を着て玄関に立っているということが戦時中にあったという。

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ヒトダマ
1932年 熊本県
海軍あがりの人が死去した夜にヒトダマを見たという人が何人も現れた。その後、その家には深夜必ず火が出ると噂され、それを見て病みついたとも伝えられている。
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ボウレイ
1922年 福岡県
入営兵や出征軍人を出した家では長い竹の先に少し葉を残し、国旗を掲げてそれを表示するが、もし出征軍人が戦死すると旗はひとりでに落ちるという。また亡霊は憑いたり祟ったりする。亡者風というのが時々吹きまわり、それに吹きこめられたり、また墓地の草木をむやみに採取すると憑かれたりする。憑いたものの姿は時々見えるので誰がついたかわかるが、憑かれた人は長く患う。除くには易者などを頼んで祈祷してもらい、団子をあげたりして亡霊を慰めたり、衣類を寺に持っていって祈ってもらい、紙片をもらって服用したりする。
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ムンシラセ
1969年 鹿児島県
人が死ぬ前にはムンシラセがある。これは、小鳥が家の中に入ってきたり、鼠が平気で昼間に人前へ出てくることなどを指す。
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マエシラセ
1964年 福島県
息子はソロモンで戦死したが生前は給料が郵便で送られてきていた。ある朝それをうけとるとき、息子の海軍姿が風呂場にあらわれたのをみた。
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ユウレイ
1987年 長野県
生前,折檻や責め,虐待や極道者扱いによって死んだ者が,恨みを晴らすために幽霊になってでる。その出現の仕方は,白衣を着て白目で髪を長くたらし,足が無く腕をだらしなくたらした姿でウラメシヤと言って出る。出る場所は,墓場や寂しい木の下である。
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キツネ
1972年 千葉県
戦争中のこと。歩いても歩いても家に帰り着かなかった。狐に化かされたのだろう。
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カミカクシ
1985年 和歌山県
昔は、仮死状態になって死が迫った時には、屋根の上に登って杉皮を1枚剥いで、その人の名を呼んだ。カミカクシにあっていなくなった時にも同じようにした。
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ユダマ,ユーレイ,マブリ
1981年 鹿児島県
幽霊の火の玉をユダマという。ユダマはソフトボールくらいの大きさで、ヤマト(本土)で死んだ人のマブリ(死霊)が電報に乗って来る。帽子をかぶり、綺麗な洋服を着ていて、足音が有るとしばらくして死者の出た家から泣き声が聞え始めるという。
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ムカエニクルフネ
1990年 高知県
人が死ぬときには、先祖など身近な人の霊がきれいな身なりで船に乗って迎えに来る。
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シニン
1933年 熊本県
死亡者が生ずると選ばれた「タヨリツケ」両人が、知らすべき家に二人連れ立って出かけて「何処より来ました、何某が何で死にました」と注進する。その際は特に夜などは先方が戸を開けるまで待つ。こちらから開けると、戸の向こうにその死人が立っていると信じられている。
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ヘイタイノレイ
1995年 鹿児島県
太平洋戦争中、悪石島沿岸には多く日本兵の死体が揚がった。その埋葬を手伝った島民は、夜間霊に襲われ、寒気がして眠れなかったという。霊は、ネーシ(巫女)の口を借りて、島民たちに礼を述べたという。そのために島民たちに憑いたという。
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イキリョウ
2001年 鹿児島県
Aさんが夕方に紬の着物を着て浜の方へ行っていた。それを見た人が、Aさんは身重なのにどうしてだろうと訝しんだ。その三日後、Aさんは出産時に急死した。イキマブリ(生霊)は実際にいるものだ。
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シシャ
1988年 岩手県
人が死んだ直後に、死者が家の端や裏に立っていたり、近く交際していた人には見えたりする。
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ユウレイ
1989年 長野県
無理な死に方をした人の亡霊が、恨みを晴らすために幽霊になって出てくるという。死人装束で出るという。
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シシャニカンスルゾクシン
1939年 青森県
死者に着せる白衣をイロといい、この上にムラサキと称して紫の布を肩に掛けることがある。こうすると後を引かないといい、悪い病気で死んだ人などにするという。
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ユウレイ
1989年 長野県
いじめ殺された恨みを晴らすために、幽霊になって出てくるという。白いかたびらの前を細い帯で結び、足がなく髪を垂らして手を合わせた姿で出るという。お墓や人の家に出る。
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タマシイ,シラセ
1982年 新潟県
戦死した家人のタマシイや、遠方で海難に遭って死んだ者のタマシイが「知らせ」に家へ戻るようなことがあり、実際に後で死の知らせが来るということがある。
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チョウチョウ
1957年 新潟県
尾袖嶽で雪崩に遭って大勢が死んだとき、死んだ人の霊が蝶々になって、家の柱で舞っていた。
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キツネ
1955年 山形県
日露戦争の頃、狐の子を産んだ女がいた。出征した夫が早く帰るように毎夜お稲荷様にお参りしていたら、突然主人が戻ってきた。生まれた子は毛の無い狐のようだった。
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タマシイ
1989年 岐阜県
一人息子を戦地にやっている母親が川で菜を洗っていると、軍服の息子がこちらを向いて敬礼して笑っていた。母親が道まで上がるともういなかった。そこへ、息子の戦死の知らせがきた。
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