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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

ヘイタイノレイ
1995年 鹿児島県
太平洋戦争中、悪石島沿岸には多く日本兵の死体が揚がった。その埋葬を手伝った島民は、夜間霊に襲われ、寒気がして眠れなかったという。霊は、ネーシ(巫女)の口を借りて、島民たちに礼を述べたという。そのために島民たちに憑いたという。

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ウミデシンダヒト
1956年 東京都
海で死んだ人の霊が、人に憑いて「水をくれ」と言った。
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ヘイタイノレイ
1995年 鹿児島県
五年生くらいの時に夕涼みをしていると急に息が苦しくなった。すぐにオトババ(ネーシ、巫女)を頼んでお祓いをして貰ったところ直ぐに治まった。原因は、五味さんという兵隊の霊がサワっていたためだという。浜に難破して打ち上げられた運搬船から文房具などを拾ってきたことがあるが、その場所が兵隊の墓の近くであったらしい。
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ヒトダマ,トビダマ
1952年 兵庫県
屋島丸の事故の後、現場の海面から毎夜のように人魂が飛び上がるのを付近の住民が見た。
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ミコ
1973年 三重県
巫女が回ってきたことがあり、死者を呼び出してくれたという。
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カゼ
1956年 鹿児島県
奄美大島では、この世には肉眼で見られない諸々の悪霊がいて、それにあたると病気を起こすと信じられていた。「かぜ」はすなわち悪霊であると考えられていた。
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エンマドウヨコチョウノカイ
1956年 宮城県
明治の中頃,附近一帯の道路工事に伴って泥沼を埋め立てた。工事完成の数日後,夕方そこを歩いたら髪を振り乱した白い葬衣の女が現れて,何か訴えたげにしていたのを見た者が出た。昔塩竃明神の火災の時,この池にお釜が飛んできて埋まった。明神を信仰していた門前町の妓楼の遊女も焼け死んで,その魂がお釜に縋ってここに埋まったので,今回現れた女はその幽霊だということであった。一方,その幽霊は塩竃の遊女ではなく,近くの弓ノ町が遊女町であった頃無残な死に方をした女があり,その墓石が道路工事で古池の傍らに埋められてしまったために怨んで現れたという噂もあった。円福時近くに住む丹野某と言う請負師がこれを聞いて古池近くを掘らせるとそれらしい墓石が出土,これを厚く弔うとその後幽霊は現れなかったと言う話も行われている。
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(センシシャノタタリ)
1989年 長野県
村一帯に悪病が流行ったときに巫女に拝んでもらうと、戦死者の霊が祟ると言われた。千九人童子の墓という碑を建てると治ったという。
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シカバネノタタリ
1972年 沖縄県
寛政12年(1800)、黒島海岸に無人船が漂着、村人は独自の方法で漂流者の屍を葬った。明治33年(1900)、鼠の大量発生、易者によると、百年前の屍の祟りとのこと。直ちに墓より白骨を掘り出して海に捨てたところ鼠害はひどくなる1方。改めて占った結果により、墓を立派にし法会を行った後、鼠害はようやく沈静化した。
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シシャノレイ,(ツキモノ)
1989年 長野県
死者の霊が人に憑くことがある。取り憑かれると、神懸かりの状態になった。離すために、水垢離をとったり、南無妙法蓮花教を唱えたりしたという。
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コフンノヌシノレイ
1933年 山口県
ある人が古墳を発掘していると近所の者の母に、古墳の主の霊が憑いて口走った。気味が悪くなり再び埋め戻した。
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ウミカラクルカミ,フナユウレイ
1931年 東京都
伊豆七島には、悪いことをして殺されたものが盆に出てきて、海岸の村を脅かすという信仰があり、村人はうら盆や、大晦日の晩に海に出る船幽霊と同じ性質を持っていると考えている。この話は伊豆七島のほぼ全般で信じられている。
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オオカシワノレイ
1993年 岐阜県
昔、柏ヶ根地区で川の氾濫のために、墓から人骨が流出した。人骨を神木といわれた大木の根元に埋める。人の悲鳴が聞こえたりするが、木を祀ったりはしなかった。戦国時代が終わるころ、村で発狂する者や、高熱にうなされる者が現れ、神木の祟りだということになった。
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(シシャノレイ)
1950年 沖縄県
死者の霊が縁もゆかりも無い人に憑いて、物の在処などを語ることがある。
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ノロ,ノロイ
1966年 沖縄県
昔、根神殿内に美しい神女がいた。村の男たちの憧れの的であったが、神女であるために手出しができなかった。しかし神女は日本からきた若き医者と結婚してしまう。嫉妬した男たちは医者を殺し、遺骸を辱めた。すると島は災害に見舞われ、災難が続いた。これは医者の呪いであるとされ、遺骸は丁寧に葬られた。
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シリョウサマ
1966年 長崎県
病人があって法人に訊くと、死霊さまの祟りだといわれる。野子の死霊様は馬場先山にいくといくつも塚があって、その墓石を持ってきたものである。昔、戦場になって死者が出た場所ではないか。
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ミコ
1977年 和歌山県
明治末期まで、田辺のあたりに巫女がいた。死者の巫女寄せをして、生前何が食べたかったとか、後妻は貰ってくれなどと言ったという。
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ボウレイ,サラヤシキ
1936年 長崎県
奉公先で皿を割ったために湯殿で打ち首になった人の亡霊が毎晩現われて、1つ、2つと皿を数え、10までいくと泣き出してしまう。五島支庁の隣の皿屋敷に出るという。
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フナユウレイ
1958年 愛媛県
天保年間に神吉丸という帆船が不正を隠すために、自ら船を沈ませたが、その運命を共にした船乗り達の霊が夜中津島の浜に帰ってくるという。
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シシャノレイ,(ツキモノ)
1989年 長野県
死者の霊が人に憑くことがあるという。離すときは、御嶽教の人に祈とうしてもらったという。
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ミコ,シリョウ,カミサマ,ホトケサマ,タカイヘンレキ
2001年 青森県
30代初めの頃、墓の移葬を手伝ったところ、頭蓋骨の一部をたまたま掘り起こしたことで死霊にとり憑かれてしまい、突然に体が不調となってしまった。だが、神仏の拝み方などを身につけていく中で神仏の声が聞こえるようになったり、肉体を離れたタマシイだけによる他界遍歴を繰り返したりするようになり、一心にカミサマに祈ったところ癒された。以後、段々と人々の悩み事の相談も受けるようになった。
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