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検索対象事例

オテングサン
1985年 山梨県
加畑の人にはオテングサンがついているので、他の村の人と論争しても昔から負けたことがない。

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オテングサン,コミタケサン
1985年 山梨県
加畑では、1月20日がユミイリの日で、オテングサン(コミタケサン)が弓射りして歩いた時落としたオカンムリ(御冠)を捜すため、21日に山を歩くのでムラの人は山へ行くとばちがあたるといって山へ行かなかった。
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キツネッタカリ
1985年 山梨県
Aさんは加畑の人がキツネッタカリになって、いじめられているのを見に行ったことがある。夕方に、平栗と加畑の境のカザフキ石のところで、ホウエンサンや親族などでやっていた。コンコンといって倒れてキツネは抜けたが、そのあとも神経を病んでいて、よく袂に毛があるなどといってからかった。
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オミシャケサン
1956年 山梨県
オミシャケサンは人を騙したり、憑いたり、祟ったりするような災難は与えない。機嫌の良い時にはやさしい声でコン、コンと鳴くが、機嫌の悪い時にはそこら中を飛び回りながらキャンキャンと鳴く。村人はオミシャケサンが機嫌悪い声で鳴く時には「何もなければいいが」と言い合うという。火事の前にはオミシャケサンが鳴いて知らせる。
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カイギュウ,ワラシ
1964年 滋賀県
永源寺町は昔カネノ村といったが、そこに怪牛が一匹あらわれ、耕作を荒し村人を悩ませた。この怪牛は顔は牛で、足は馬のようで、尾の先に剣があり、総身の毛は金釘のようであった。その牛が暴れている所へ目は左一眼で、わに口の童子が現れ、牛を追い払った。この童子は鐘明神で、昔殺した孕んだ牛が復讐に来て村を絶やそうとしているので、村人を守るため戦っているという。夜半になってまた牛が現れ、暴れている所に御童子が現れ、牛を退治した。
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キツネツキ
1973年 富山県
有峰にはクダギツネという狐つきの家があった。村との交わりをせず、村の人も交わりをしなかった。狐がついたことで家に利益があるとしていた。
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テング,グビン
1955年 静岡県
山には天狗・グビンがいる。ある若者が山で天狗さんに連れて行かれ、村が丸焼けになる、と言われた。帰ってみるとそのとおりになっていた。信心深かったので、天狗さんが助けてくれたのだった。
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キジムナー,アカガミ
1989年 沖縄県
昔あるお婆さんが海で蛸をとっていた。その蛸はキジムナー蛸であったので、他の人は誰もとれなかった。そこへキジムナーがきて、「どうしておまえはその蛸をとるのか」と訪ねた。お婆さんはアカガミという神で、キジムナーより格が上であることを話したが、キジムナーは納得できず、奪い合いになった。しかし最後はキジムナーがあきらめて「あなたには負けたよ」と帰っていった。
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ガタロ,カッパ
1953年 大阪府
村に力強い怪童が出ると、「あいつはガタロと角力取ったから強いのだ」と言ったり、逆に弱い者には、「ガタロと角力取ってこい」などと言われた。
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オオオトコ
1984年 愛媛県
新城ヶ森に住む大男が里に来て村人に相撲を挑むので、村人は困っていた。ある時不思議な男が現れて大男と相撲を取り、勝利する。大男は、村に五月幟を立てなければもう出てこないと約束した。以来、村では幟を立てなくなった。
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テング
1952年 三重県
昔、禍をもたらす天狗を折伏したり、一目連社の扉を蹴破って祟りを防いだ善知識がいて、村人の尊敬を集めた。
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テング
1955年 高知県
タジエモンは、300貫もする石を山から持ってきて庭に置いたりする力持ちだった。角力をとろうと言ってきた人と、さっそく角力をとると、タジエモンが勝った。テングがついていたのだと人々は言っている。
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ガタロ
1942年 奈良県
ある一族には、耳たぶに針で突いたほどの穴がある。これは、昔ガタロ(河童)と、この家の子孫の者は決してとらないということを約束したので、その印として、耳たぶに穴を開けておくことにしたのだという。
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ガワッパ,スイジンノツメガタ
1970年 熊本県
茂原部落では茄子が出来るとイドガミサンにあげるというが、もしあげないと畑の茄子に全部水神の爪形がつけられるという。またカワマツリといって8月の彼岸に餅をついて川にあげる。川にはガワッパがおり、春と秋の彼岸に入れ替わりをする。ガワッパは馬の足跡に水がたまると千匹もその中にいるという。また水死事故も多くあり、ガワッパの仕業という。
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ミツガヤマムジナ
2001年 新潟県
東光寺のミツガヤマ狢は、坊さんとの問答に負けて出なくなった。
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ウブガミサン
1982年 愛知県
ウブガミサンがどのような性格のものなのかは明確ではないが、村の鎮守様だというところもある。
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カメトウナギノカッセン
1956年 宮城県
番小屋に白髭の老人が訪れて「私は江合川の主の鰻で,明晩丑の刻にこの落合で鳴瀬川の主の大亀と縄張り争いの決闘をする。年をとったので勝ち目は薄いが,貴方が声援してくれれば勝てる」と番人に言うので,番人は承諾した。翌日の夜更け,落合の水面には水が逆巻き異様な呻き声が湧きおこった。番人は震えながらも声援を送ったので大亀は敗走,鰻の勝ちとなった。鰻は番人に破れることのない網を贈って江合川の守り主となった。
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(ゾクシン),ビシャモンサマ
1936年 京都府
平屋村では他人にむやみに反対する者には、毘沙門様が罰を与えるという。
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オニ
1977年 埼玉県
山奥にいた大きな力の強い鬼が、毎日のように里に下りて来て、年取った坊さんに無理難題を言ったり、畑を荒らしたりしていた。坊さんは村の知恵者と相談して、人間は強いと鬼に思いこませて追い払った。
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オミシャケサン
1955年 長野県
オミシャケサンは子供の夜泣きを止める、紛失物・盗難物の出現を願う、養蚕の豊作を祈るなどの霊験がある。人をだましたり、取り憑くことはない。機嫌がいいとコンコン鳴き、悪いとキャンキャン鳴く。火事の前には異な声で鳴くという。
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シャジツサマ
1959年 大分県
南畑部落では、社日様を田の守り神であると伝えている。
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