ヌマノヌシ,コイ,ヘビ 1990年 秋田県 黒沼の主は鯉。水をすべて流してしまうと、みな蛇になった。
類似事例 |
|
コイ 1936年 京都府 昔、水泳の得意な若者が千鳥ヶ淵にもぐっていくと、直径1尺ほどの眼をした大鯉が現われた。若者は逃げたが、それが原因で病死した。
類似事例 |
|
サケノオオスケ 1987年 山形県 11月の15日には「鮭の大助今のぼるぞー」という声がするが、この声を聴くと3年以内に死ぬ。
類似事例 |
|
ウナギ 1981年 和歌山県 カロト滝の滝壷の大鰻は、大きな音を立てて周辺を歩き回るという。昭和初年に炭焼きさんがこの鰻を釣り、食べたら祟りで死んでしまった。唐傘ほどの太さだったという。
類似事例 |
|
フチノヌシ,ウナギ 1981年 和歌山県 昭和初年に炭焼きさんがカロト滝の滝壷の鰻を毒流しで捕って食べたら、祟りで死んでしまった。唐傘ほどの太さだったという。拝んでもらったらこの鰻は淵の主で、2匹いたうちの1匹は別の谷に逃げていて助かったということがわかった。
類似事例 |
|
コイ,イケノヌシ 1928年 新潟県 池の主の鯉が三太郎という男の釣り針にかかり、右の目を傷つけ、怒って大暴風雨を起こし、三太郎を殺した。この池の魚は今でも片目のものが多い。
類似事例 |
|
コイ 1982年 東京都 池に人を食べる鯉が住んでいた。17,8才の娘が「お父さんが池の主に食べられてしまった」と言うので、村人は池の水を抜いて鯉を退治した。鯉は3匹いた。
類似事例 |
|
クロヌマノヌシ 1990年 秋田県 黒沼できれいな女の人が髪をとかしていたり、「あぶらっこ」を買ってくるよう頼まれたりするが、頼まれた人はその年のうちに死ぬ。
類似事例 |
|
コスイノヌシ 1970年 福島県 湖水の水が氾濫して、鯉がたくさん昇ってきた。その中に特に大きな緋鯉がいた。それを網元の家中で食べると次々と家の者が病気になった。鯉の霊の祟りで、供養をするから恨みをとくようにと頼むと家の人は全快したが、網元の主人が湖水に舟をこぎ出したときにいくらたっても帰ってこないので捜しに行くと湖水の真ん中で泡を吹いて倒れていた。網元の食べた大きな緋鯉は湖水の主の連れ合いで主はどうしても主人だけは許せなかったのである。
類似事例 |
|
ヘビ 1990年 秋田県 御嶽山で修行した小僧が黒沼へ行って鯉をとろうと水を流したら、水が蛇に変わった。
類似事例 |
|
ダイジャ 1955年 山梨県 ある男が大増水時に深渕へ魚掬いに行くと、巨木が淵を渡り越して両岸に架かっていた。男は巨木を渡って振り返るとそれは大蛇だった。睨まれた男は帰宅後寝込みそのまま死んだという。
類似事例 |
|
カニ 1989年 静岡県 池代の「金山」は実は「カニ山」。巨大な蟹がそこまで行って、木に挟まって死んだところ。
類似事例 |
|
サケノスケ,サケノオウド 1990年 山形県 12月20日の二十講にはサケノオウドのおっきなのが昇って来て、鮭がなんぼいたか勘定するために来る。「サケノスケ、今ここ通るー」というのを聞くと、その年に死ぬという。
類似事例 |
|
マンレイ 1976年 東京都 東都でとても大きな鰻を食べたところ、狂気になり、終いには死んだ。
類似事例 |
|
ウナギ 1978年 京都府 2月3日に、細い鰻が何千万と堀川に浮かんだ。
類似事例 |
|
リュウジン 1990年 秋田県 黒沼の竜神は馬に乗って黒沼の真ん中へ立っていたというが、そのようなものを見た人は死んだ。
類似事例 |
|
タケノオオスケ 1987年 山形県 夏の夜中の12時~1時頃、魚の幽霊が「タケの大助今のぼる」という声を出して登ってくる。この声を聴くと3年以内に死ぬ。だから夜魚釣りをしている人も、声を聴かないように夜中はほとりに上がって休む。タケの大助は目が提燈のように下がり、頭は大きく、毛は長く、尻尾はなくて頭だけという姿。
類似事例 |
|
ミノガメ 1939年 岩手県 大正元年頃、若者3人が沼で漁をしていると頭に毛をかぶった大亀が現れ、口から毒気のある息を吐いた。3人は逃げ帰ったが、それが原因で皆死んだ。
類似事例 |
|
オオヒゴイ 1940年 新潟県 巨大な田貝が取れる。また、池の主である緋鯉は、水面上に出たことがない。油田開発後は見かけなくなった。
類似事例 |
|
(コクソンノカミノタタリ) 1991年 高知県 黒尊川の上流に大きな淵があり、そこでは魚を捕ってはいけない。津島町から来た人が知らずにそこで魚を捕ってたくさんとれたが、気がついてみたら魚ではなく木の葉がいっぱい入っていたという。
類似事例 |
|