ダイジャボウ 1975年 埼玉県 ダイジャボウが粥を食べたところが粥煮田峠で、粥を煮た釜を伏せたところが釜伏山である。
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ダイダラボウ 1986年 埼玉県 昔、秩父にダイダラ坊という大男がいた。ある年、ダイダラ坊は旅に出ることになった。そして昼飯の時に腰を下ろした所が定峰峠で、粥を煮て食ったところが粥新田峠、使った箸を突き立てた所が二本木峠、笠を置いた所が笠山だという。また、腹いっぱいになったダイダラ坊が大あくびをするのに足を伸ばすと、その足は槻川まで届いた。そして粥を煮た釜は荒川で洗い、その近くに伏せておいた。それが釜伏山である。
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〔シンブジマ,カミカマジマ〕 1956年 宮城県 塩土翁神が汐を煮るときに、竜神が釜を献じたという。
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カマナリ 1979年 釜が鳴り出したら、男に女装させて拝ませたら止む。また、女性を男装させて拝ませてもよい。
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カマ,(ゾクシン) 1976年 人家にある釜が鳴るということは、かならず凶事であるのといって忌むことである。
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ダイジャボウ 1975年 埼玉県 ダイジャボウが二本の箸を立てた。これが二本木峠である。そして、腰をおろした所は休石といい、ダイジャボウの足跡は今でも大霧山山頂や粥煮田の下にある。また、二本木の地名起源に関しては、日本武尊が持っていた箸を捨て、それが根付いて二本の大杉になったからだとも言われている。
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オカマシャ 1956年 宮城県 塩土翁神が塩を焼いたという四つの神釜を神体とする。一口は径四尺、三口は四尺八寸の鉄釜で竜神が献じたといいつたえ、今そこを釜渕という。毎年7月10日汐汲み神事を行い、海水を釜渕から汲んで神釜の水を替える。釜は初め七口ないし十五口あったとも。のち四方に散在し、二口は野田、一口は釜渕、四口は加美郡色麻村の四釜、二口は肝沢郡水沢の塩釜、一口は黒川郡富谷町志戸田、一口は仙台市石名坂円福寺にあるという。汐を駄送したとき、和加佐彦命が童形に化し、紫の腹かけを着けて牛を牽いた。牛はのちに石と化して牛石となり、藤のムチから根を生じたという。子供に紫色の腹かけを着せると丈夫に育つといわれる。
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キツネ 1991年 石川県 木炭の釜の場所が勢いよく燃えている燃えているように見えたので、持ち主に教えてやった。すぐに見に行くと、なんともなかった。狐に騙された。
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ダイジャボウ 1975年 埼玉県 ダイジャボウが笠を置いた。これが笠山である。そして荒川の水を含んで吹いて、霧がかかった。そこが大霧山である。
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ヘビ 1989年 福島県 アンデンボウが鐘の下に隠れたが、蛇がその鐘に巻きついて溶かしてしまった。
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オカマノヌシ 1990年 山梨県 釜口の一の釜には何か神さんか何かいて、ブラクで困ることがあればそこへ行ってごめしん(頼み)言えば、膳椀をお釜の主が貸してくれた。それは昔機を織っていた人で継親に怒られ、お釜へとんどうだ(飛び込んだ)人が関係しているという。
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カマ 1998年 山梨県 笛吹川の一の釜、二の釜について。川浦の山の上の材木を流すとき、この釜にかかれば忽ち水底へ巻き込まれてしまうが、酒1樽、赤飯1櫃を水神に献納すれば渦へ巻き込まれることはない。樽と赤飯は四方から縄を掛けて水中に入れると翌朝には空になって浮き上がってくる。
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デエダラボウ 1988年 茨城県 デエダラボウという大男がいて、山に腰掛けてアワビを食った。そのアワビの跡が貝塚。デエダラボウの足跡はヒヌマという大きな沼になった。
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デイラボッチ,デイラクボ 1977年 神奈川県 デイラクボと呼ばれる窪があるが、ここには、デイラボッチの足の裏の形が残っていた。
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ダイダラボッチ 1927年 東京都 ダイダラボッチが一休みして突っ立ったときの足跡と称する井戸がある。昔は2つあったが、今は片方しかない。
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カマナリ 1979年 釜が鳴ったら、男に女の格好をさせて拝ませると止む。女に男の格好をさせて拝ませてもよい。
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カマナリ 1936年 秋田県 酒屋の酒米を蒸す大釜は熱してくると「もんもん!もんもん!」と響く。その音は近くで聞いても遠くで聞いても変わらない。釜を売り払うと酒屋は衰えたという。
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デイダボウ 1984年 埼玉県 昔、デイダ坊という大きな人がいて、粥を煮たころが坂本の粥新田(粥煮田)峠で、腰をかけた所が大霧山。粥の箸を立てたところが二本木峠で、すげ笠をとってかぶせたのが笠山になり、足跡は沼になったといわれている。
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リュウ 1990年 山梨県 釜口の一の釜には龍が棲んでいて、龍が出て来て大きい木の根に爪を立て、その跡があるという。
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カマ 1930年 富山県 おへつついさんの前で火を焚きながら女が前を露出すると、釜がうなり出す。うなりを止めるには、一度も用いたことのない腰巻を釜にかぶせるとよい。
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