オニビ,キツネビ 2002年 燐は鬼火という。墓などには狐火といって化生物などが火をともして見えたり消えたり、行きつつ戻りつつする。鬼火は化け物などのともす火をいう。
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カラス 1956年 宮城県 近くの丘や森でカラスがよく鳴くと、だれかの死が近いと心配するという。カラスが鳴く日は人が死ぬか大風になるという。また、カラスがカアカアと鳴くのは雨、カワイカワイと鳴くのは死の知らせだという。死に近い人や死亡した家の屋根にカラスがとまるのは、一種の死臭が匂うからだという。
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(シキヲシル) 1977年 山形県 臨終に近い人が、自分の死を知ることができる。
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キツネビ 2002年 「狐トアラバ、・・・火をともす、ばかす」とある。
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タンポポノハナ,カワ,ハシ,ハヤクコイトヨブコエ,シンダオバアチャンノコエ 1977年 福島県 臨死体験。体が軽くなったようで、目の前に一面タンポポの花が咲いていた。川があり、橋がかかっていてその向こうで死んだおばあちゃんが早く来いと呼んでいる。行こうとするが行けない。別の声で自分を呼ぶ声がして、ふと気がついた。
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キツネ 1955年 静岡県 狐憑きに憑かれた人がいう言葉は狐が人の口を使っていう言葉である。
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ツキモノ 1978年 和歌山県 山へ行って憑物に取り付かれたときは、「山の者は山へ行け、川の者は川へ行け」と唱えてみをふって追い払った。
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ユメ 1956年 宮城県 夢またはうつつでそこにいない親兄弟を見ると、たいてい自分の死が近いといわれる。
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マメマジナイ 1964年 福島県 足にまめができたときは、それをおさえて、まじないを教わった人の名前をよび、「だれだれに教えた」と繰り返せば翌朝までになくなるという。
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カッパ 1966年 静岡県 6月15日の祗園の日より前に川に行くと河童に尻をとられるので、川に行ってはいけない。
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テング,(ゾクシン) 1960年 宮城県 雨乞いにはムラから20㎞くらい離れた山に行って火をともし、酒を飲んで、天狗の腰掛石で祈祷する。
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キツネ,タヌキ 1930年 兵庫県 ある人が幼少の頃、葬式に行った父の帰りを迎え出たとき、向こうの谷で提灯をたくさんともした葬列を見た。父が言うには、今しがたの葬列と全く同じだった。狐や狸が化けたのだろう。
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ヒトノケハイ 1992年 山形県 1人で留守番していると、だれもいない部屋なのに人の気配がする。
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キツネ 1988年 長野県 きつねが人についたことがあり、そのつかれた者は動作や言葉などの様子が変わったという。祈祷師などは大きな川の真ん中で言葉を唱え、自分の体についた不用のきつねを川の中に放すのだと言われてきた。
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シノヒ 1991年 山形県 「死の火」とは文字通り死を予言する火で、これが落ちた家には死人が出ると言われ、出現すると人々が恐ろしがる。
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ホシ 1980年 和歌山 星が月に近ければ人が死ぬ。
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タヌキ 1991年 愛媛県 向こうから「おーいおーい」と声がする。答えると「どこへ行くものぞー」などと聞いてくる。狸が人間の言葉を話した。昔の狸は偉かった。
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カワテング 1973年 山梨県 精進湖には昔から河童が住んでおり、土地の人はこれを川天狗と呼んだ。川天狗は何にでも化ける。ある日漁夫が魚釣りに行くと向こうから小学生くらいの大きさで、あばた面の見知らぬ顔の者が歩いてきた。子供は漁夫に「どこに行く」と言葉をかけて行ってしまった。漁夫はぞっとして川天狗じゃないかと思った。その日は不思議と漁があたったという。
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カッパ 1977年 福島県 7・8月頃に川へ行くとき、子供たちはよくキュウリをもいで行ったが、「川へ行くときに食べるな、かっぱに引かれるぞ」などと言われた。
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ソーレンバナ 1939年 鳥取県 曼珠沙花をソーレン花と呼ぶが、長病の者が寂滅するのはこの花が咲く頃だといわれている。
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カッパ 1981年 和歌山県 カッパは川を、花に化けて流れる。
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