国際日本文化研究センター トップページ
怪異・妖怪伝承データベース
データベース検索ページ 更新情報 お知らせ 怪異・妖怪とは データベース検索 異界の杜 製作者
データベース検索ページ

検索対象事例

カシカラソセイシタモノ
1944年 鳥取県
蘇生した者の話である。ある者は「綺麗な花園に行っていた。舟から自分を呼んでいたが、どうしても行けなかった」と語り、別の者は「美しい蓮の生えている橋を渡りかけていた。すると美しい音楽が聞こえる。だがそれでも橋を渡らず帰ってきた」と語った。

類似事例(機械学習検索)

ヨミヂカヘリ
1944年 新潟県
ある人が仮死状態に陥った時、まっすぐな道を歩いて行って大きな川に行き当たった。この川には船も渡し守も橋もなく、どうして渡ろうかと考えているうちに呼び声がし、蘇生した。
類似事例

(リンシタイケン)
1956年 福島県
呼び返されて生き返った人の話。きれいな河原で子供が遊んでいる。橋を渡って花の咲く野原へ行こうとしたら、亡くなった親が来るなと言う。ウロウロしていたら気がついた。死ぬ人には誰かが迎えに来る、提灯をつけておばんおばんと声をかけられると言う。
類似事例

ヨミヂカヘリ
1944年 新潟県
ある人が仮死状態に陥った時、見覚えのあるきれいな広い野道を歩いて行って三叉路に行き当たり、立ち止まっているうちに呼び声がし、蘇生した。
類似事例

ヨミヂカヘリ
1944年 新潟県
ある人が仮死状態に陥った時、霧のような靄の中をどこまでも降りてゆき、やっと止まったと思ったところで誰かに呼ばれて気が付き蘇生した。
類似事例

(イキカエルコト)
1976年 大分県
花がたくさん咲いている気持ちのいい場所で、名前を呼ばれて引き返したところ生き返ったという人がいた。
類似事例

リンシタイケン
1980年 秋田県
人が死ぬときは、死んだ人が迎えに来て三途の川の橋で呼ぶのだという。時には「まだ早い、戻れ」といわれたりするという。釜に湯が沸いていて、入ろうとしたら「まだ入ってはいけない」といわれて、それで意識が戻ったという人もいる。
類似事例

(リンシタイケン)
1953年 埼玉県
呼び戻されて生き返った人がいた。細い長い橋があって、あっちでは「行くな」、こっちでは「行け」、と言う。迷っていたら「ケエレ」と言う声が聞こえ、戻ると気がついた。
類似事例

フネ,イキカエッタトイウハナシ
1985年 和歌山県
亡くなりかけていた病人が、オメイてもらったので生き返ったという話がある。その人の話によると、立派な船がやって来たので乗ろうとしていたら、どこかで自分の名前をオメイていたから、その船に乗らず、それで生き返ったという。
類似事例

タンポポノハナ,カワ,ハシ,ハヤクコイトヨブコエ,シンダオバアチャンノコエ
1977年 福島県
臨死体験。体が軽くなったようで、目の前に一面タンポポの花が咲いていた。川があり、橋がかかっていてその向こうで死んだおばあちゃんが早く来いと呼んでいる。行こうとするが行けない。別の声で自分を呼ぶ声がして、ふと気がついた。
類似事例

ヨミヂカヘリ
1944年 新潟県
ある人が仮死状態に陥った時、谷間のようなところをどこまでも降りてゆき、ようやく着地したと思ったところから一本道を一町ほど歩くと洞穴があった。そこに入ろうとしたとき誰かに呼ばれたような気がして振り返って気が付き蘇生した。
類似事例

(リンシタイケン)
1989年 静岡県
死にかけたとき、向こう岸の花の咲いたきれいな所から手を振って招くので三途の川を渡ろうとすると、後ろから家族や親戚に呼ばれて渡れなかった。そうしたら気がついた。お題目が聞こえたともいう。
類似事例

ヨミヂカヘリ
1944年 新潟県
ある人が仮死状態に陥った時、とても喉が渇いて現実にも存在する田んぼの近くの水を飲みに行ったが、家の者がしきりに呼ぶ声がしたので水を飲まずに戻って蘇生した。
類似事例

シロイチョウ
1982年 新潟県
病気のおばばが、ついに息を引き取った。そのときおばばの鼻の穴から白い蝶がひとつ出てひらひらと外へとんでいった。そばにいたしょが呼びかけて、タマヨバイをすると白い蝶が舞い戻ってきて、おばばの鼻の穴の中へ入ると、おばばは生き返った。花がきれいに咲いている野原を行くと川に出て、舟があったので乗ろうとしたところ、呼ばれたので、舟には乗らなかった。そこのところで目が覚めたという。その川は三途の川で、渡れば死ぬところだったのだ。
類似事例

カワ,ハシ,キレイナハナバタケ,ハヤクコッチヘコイトイウコエ
1977年 福島県
臨死体験。暑くもなく寒くもないとき、川があって霧のなかに橋が見える。川向いはきれいな花畑で、こっちへ来いというような声が聞こえる。橋を渡ろうか渡るまいか迷っていたら、枕もとにあつまってきた人が自分を呼ぶ声が聞こえ、気がついた。
類似事例

ウツクシイオハナバタケ,カワ,ハシ,ハヤクコッチヘコイトイウコエ
1977年 福島県
臨死体験。腸チブスで意識不明のとき、一面の花畑に橋のかかった川があり、大勢の人が自分を呼んでいるのを見た。橋をどうしても渡れずぐずぐずしていたら、耳元で声が聞こえて気がついた。
類似事例

セイシノセトギワ,ユウカイ
1949年 新潟県
大病を患って、生死の境をさまよっているときに、裸になって寺に行こうとした自分の夢を見た。その姿をとがめられると、自分もやっと裸であることに気づき、寺はなく裏の道をとおると、そのまま生き返ったという。
類似事例

チイサナウツクシイオボウサン
1975年 愛知県
ある人が病気になった。同じように病人のいる前の家から小さな美しいお坊さんが出てきて、縁の下に入るのを、夢うつつで見ていた。翌日、前の人が見舞いに来て「俺は治ったがお前は死ぬ」と言ったが、逆にその人は死んでしまった。
類似事例

(ヨミジガエリ)
1982年 新潟県
姑とうまくいかずに川に飛び込んで自殺した仲のよい友人が、夢に現れて誘うので一緒に行くと、川岸に舟があって白い着物を着た人がたくさん乗っていて、中にはいぜんに亡くなった人や、まだ生きている顔見知りの人もいたので、気持ちが悪くなって船に乗るのを断って戻って来た。
類似事例

(リンシタイケン)
1992年 宮崎県
薄黄色の川原に行くような、朧な感じで船に乗っていた。誰かに呼び戻されて船から下りると、夢から醒めた。そのまま乗っていたらあの世にいってしまったろう。
類似事例

ホトケ
1941年 不明
心中しようとした家族の息子を、通りかかった人が不憫に思い連れて帰って自分の娘と添わせるために育てた。するとその息子は他に女をこしらえてしまったので、娘は家を出た。母は娘を探し出し、どうか家に戻ってくれと頼んだ。そこへ娘の言い交わした男も一緒になってくれといいに来た。娘はどっちに行けばいいかわからず、橋から身を投げた。娘の体は二、三間流れたあと仏になって緋の衣を着た姿になり、わきへ上がっていった。
類似事例

国際日本文化研究センター データベースの案内