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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

ヤマンバ
2005年 島根県
夕方暗くなると、山から山姥が降りてきて旅人をとって食うという。

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オニ,ヤマンバ
2001年 長野県
汗馬山には鬼が住んでいて、山の空が暗くなり雨が降り出すと、鬼が暴れているのだといった。また、山姥が住んでいて人を食うともいう。
類似事例

ヤマンバ,ヤマウバ
1974年 愛媛県
山奥に母と3人の娘が住んでいた。山には人間の姿でひげのたくさん生えた山姥が住んでいた。母が用事で町へ出かけた隙に、山姥は母と偽って戸を開けさせようとした。一度目は手が毛むくじゃらで山姥と知れたが、二度目はいもの葉で手を包んでいたので、母と間違って戸を開けてしまった。山姥が飛び込んできたので、娘たちは逃げたが、末娘は捕まって山姥に食べられたという。
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ヤマイヌ,ヤマノカミサマ
1941年 福島県
夜に歩いていると、昔はよく山犬が出るので、腰に火縄を提げて歩いた。また、山の神様(山犬のこと)によく憑かれる人がいた。その時は小豆飯を出すと、山犬は食べて帰っていく。頭の上を飛び越す時にする小便が目に入ると目が潰れるので、山犬が付いて来たら下を見て歩かなければならないという。
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ヤマンバ
1932年 静岡県
倉木山という山に山姥が住んでいて、人里へ来てはいそがしい家の子守や居留守をしていた。ある日ある家の子守をしていたが、ついにその子供を食ってしまった。家人が仇をうつため、焼いた石を団子と共に食わせ、山姥は腹をこがして天竜川へ落ちて死んだ。
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ヤマウバ,ヤマンバ,メシヲクワンヤマンバ,メシヲクワンヤマウバ
1984年 岐阜県
男が山奥で出会った美しい女を飯を食わせない約束で妻にする。女はよく働き次々に子どもを産んだ。ある日、障子に穴をあけてみてみると、大食いの山姥であった。正体を知られた山姥は山中へ逃げ込んだが、事故で谷底へ落ちて死んでしまった。男はいい嫁がいなくなったと嘆いた。
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ヤマウバ,ヤマンバ
1973年 香川県
行商人が鯖の干物などを馬に乗せて山道を行っていると、山ン婆が出て来て一匹ずつ鯖を食べてしまい、ついには馬まで食べられたが行商人は逃げて、二階建ての家にたどり着いた。家には誰もおらず、隠れていると山ン婆が帰ってきた。すると「今夜は寒いから釜の中で寝よう」と言うので、行商人は夜中を待って山姥を焚き殺してしまった。
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オクリオオカミ
1989年 長野県
牧という部落から帰るときには、山林の中を通ることになる。夜遅く歩いていると、おおかみが後をつけてくる。振り返ると襲いかかってくるので、振り返らないように真っ直ぐに向いて歩く。いい加減歩くと、「ありがとう、もうすぐ家なので心配ありません、ありがとう」などと言って腰を下ろして一服していると、帰っていくという。
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ヤマンバ,ヤマンボウ
1941年 鳥取県
ある老婆が山に小屋を立て、蛇や蛙を食べているという。白髪を藁で束ねてぼろの着物を着、春先になると茸や蕨などを持って町にくる。醤油や味噌を買っていくというが、定かではない。子供たちから非常に恐ろしがられており、何かすると「山姥が来るぞ」と言われる。
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アズキバア
1936年
夜中、小川のほとりとか小暗いところに小豆婆あが出た。小豆をといでおり、人を化かしたり捕まえて食べたと言う。
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ヤマノババア
1942年 新潟県
小僧が夜に山で山姥の家に泊まり、食べられそうになるが、和尚から渡されていた3枚のお札を使って無事に逃げた。
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オオカミ,ヤマイヌ
1990年 長野県
昔、おおかみのことを山犬といった。夜道を一人で歩いている時は、絶対に転んだりしゃがんだりしてはならない。姿は見えないが、山犬に喰われてしまうからだ。山犬の眼は恐ろしい。暗闇に光る二つの眼光に睨まれると、普通の者はみんなまいってしまう。
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オクリオオカミ
1985年 和歌山県
狼は道に座って山仕事の人を待つ。夜スズメがチュンチュン鳴く時は人についてくる。狼は死者に食いつくという。小便を飲みに来ることがある。
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ヤマンバ
1973年 長野県
小僧が山に行く時、和尚が3枚のお札をくれた。山で仕事をしていたら夜になったので、年寄りの婆の家に泊めてもらった。ところが婆は実は山姥で、小僧を食べようとした。小僧は3枚のお札の力で、寺に帰ることができた。追いかけてきた山姥を和尚は騙し、池に落として殺した。
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ヤマンバ,クモ
1981年 和歌山県
山姥が蜘蛛に化けて自在鉤から家に入り、家の人を見な食べてしまった。だから「夜の蜘蛛は親に似ていても殺せ」という。
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アダチガハラノオニババ
1989年 福島県
安達が原の岩屋に鬼婆が住み、旅人を食べる。泊まった僧侶に骸骨の山を見られ、殺そうとしたが観音像とお経の力に近づくことができず、そのうち朝日が昇って、鬼婆は光にやられて死んだ。
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ヤマンバ
1975年 山形県
山に大きい足半が落ちていたので山姥のものかも知れないと思い持って帰ると、翌朝恐ろしい声で返せと呼びかける者がいる。八尺はある桟間に足半をおくと、外から熊のような手がのびて取っていった。山姥は雲のような大女であろうとの噂。
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ヤマネコ
1933年 熊本県
冬の寒い夕暮れに山道にかかると、燈が見えるのでそれを頼りに行くと人家があった。その家の囲炉裏の傍には男がいて、榾を焚いていた。男が寝ていると夜中に老婆が出てきて、男の様子を伺った。この老婆が男に食いつこうとしたとき、脇差で切りつけると、老婆は老山猫の正体を現し、裏山に逃げた。飼い主の老婆を食い殺してそれに化けていたという。
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クハズニョウボウ
1931年 岩手県
昔、男が物を食べない女を女房にした。里へ節句礼に行くとき、女は大量の食料と男を担いで山奥へ入っていた。怖くなって逃げ出すと鬼の騒ぐ声が聞えた。菖蒲と蓬の茂みに隠れて助かった。別伝では、女は山姥であったという話になっている。
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ヤマノカミ
1964年 福島県
千谷千沢歩いても獲物にあわないときは山の神から人をとって食うことを許されるものだという。
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オオカミ
1936年 鳥取県
よそ者が山の奥を通っていると、日が暮れた。仕方なく歩いていると、後ろから何かついてくる。狼であったので、木にはい上がった、しばらくすると狼が集まって来て、狼の上に狼が乗り、よそ者に近づいて来た。もう少しのところで、「五郎太婆をよんで来い」という声がして、とても大きな狼が来て、上に乗った。よそ者はその狼を刀で切った。村では庄屋の五郎太婆が死んでいた。
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