キツネビ 1973年 岩手県 狐火は狐の尻尾が木に擦れて火が出るものだという。
類似事例 |
|
キツネ,ヒバシラ 1996年 神奈川県 狐の尻尾が立つと火柱に見える。その時は化かされているのだろう。
類似事例 |
|
キツネ 1986年 滋賀県 狐は神通力を持っており、この力をもってしばしば人間を化かす。
類似事例 |
|
キツネ 1960年 岩手県 狐は山中で木を伐るような音、そして人の怒鳴り声などを出す。しかし木を伐る音だけで、木を倒す音はしない。
類似事例 |
|
キツネ 1939年 岩手県 男が家に帰る途中、夕立が降ってきたので杉の木の下で雨宿りして煙草を吸っていた。そのとき、男は狐を見つけて煙管で叩いた。すると、狐は逃げ、過ぎも夕立もなくなった。
類似事例 |
|
キツネ 1983年 岩手県 狐はホウの葉を体につけて服に見せかけて化け、狐は山で木を伐る音を立てる。
類似事例 |
|
キツネ 1983年 岩手県 山で狐が女に化けて髪を梳っては笑った。猟師が鉄砲で撃っても当たらず、近づいても追いつけなかった。
類似事例 |
|
キツネ 1974年 栃木県 炭焼きをしていた人が狐を殺して料理しようとしたら、その人の妻が狐につかれた。鉄砲で威したりして、狐を落とした。
類似事例 |
|
キツネ,サル 1938年 青森県 狐にだまされて猿の尻尾が氷から抜けなくなった。猿が無理に引っ張ると、尻尾が切れてしまった。
類似事例 |
|
キツネ 1920年 兵庫県 狐は蝋燭を消したり、石をぶつけたりする。アダシ(復讐)もするので、うっかり意地悪をしてはならない。人骨を咥えて歩くこともある。
類似事例 |
|
キツネ 1974年 栃木県 横根山の猟師夫婦のニワトリを狐が毎晩食べるので、鉄砲でメス狐を撃ち殺したら、狐の腹には子どもがいた。やがてオス狐の魂が妻に乗り移って狐のようなふるまいをしだし、顔つきも口元が尖って狐そっくりになった。1月ほどしてからイオウの煙を嗅がせたら、狐が縁の下から逃げ出していった。
類似事例 |
|
キツネ 1995年 愛知県 狐は尻尾を振って化かす。今もまだ、峠に出るという。
類似事例 |
|
キツネ 1982年 新潟県 狐は尻尾で人を化かす。尻尾を立てれば天井へ行き、下げれば下り、横へ倒せば横へ行く。里帰りのときに持たされた御馳走を狙われた人がいたらしい。
類似事例 |
|
キツネ,タヌキ 1939年 佐賀県 狐と狸が化かしあいをした。狸が化ける番になって、犬を連れた猟師が現われた。狐は狸が化けたものだと思っていたが、本物の猟師だったので、狐は撃たれてしまった。
類似事例 |
|
キツネ 1977年 和歌山県 猟師がかけたハサミに狐がつかまって、足が一本欠けてしまった。狐は仕返しに猟師の子供2人を殺してしまった。3本足の狐の足跡を見た人がいるという。
類似事例 |
|
キツネ 1976年 宮城県 ある男が炭焼小屋にいると「いいか」と大声がする。男が「いいぞ」というと、屋根の上から刀の刃が出てきた。男が刃を布できつく巻いてしまうと刃が抜けた。それは狐の尻尾であった。翌日血の跡を追いかけると狐が死んでいた。
類似事例 |
|
キツネ 1931年 東京都 憑いた狐を落とすには、できるだけ食べさせ軒下におっぽり出す。そして一同は残りのものを辻に捨てる。すると狐は落ちる。
類似事例 |
|
キツネ 1955年 静岡県 ある人が夜、小屋にいると火振りで鮎を捕る音がする。河原に行っても誰もいない。いったりきたりしていたら屋根の上に狐がいて、音を出していた。それでその狐を捕えた。
類似事例 |
|
キツネ,タヌキ 1923年 京都府 狐や狸は化ける。両方とも火を灯し、憑く。狐は山の中で人を騙すことがある。
類似事例 |
|
キツネ 1953年 新潟県 狐が人間に化けて、バロウバロウと鳴いているのを、背負ってきてあぶったら尻尾を出したので焼き殺した。
類似事例 |
|