カマイタチ,カマイタチ、イタチ,カミサマ 1982年 新潟県 カマイタチは鎌の刃形に切れる挫傷で、傷口が比較的深いわりには出血や痛みは少ない。鎌鼬とも書いて、イタチの仕業としたり、また、神様が構え太刀で遊んでいるところへ、人が入りこんでその怒りにふれるものであるという。また、暦を粗末にするとカマイタチにかけられるという。
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カマイタチ,カマイタチ、イタチ,カミサマ,アクシン 1982年 新潟県 カマイタチは鎌の刃形に切れる挫傷で、傷口が比較的深いわりには出血や痛みは少ない。鎌鼬とも書いて、イタチの仕業としたり、また、神様が構え太刀で遊んでいるところへ、人が入りこんだために、その怒りにふれたからともいう。悪神の仕業とするためか、もっともよく効く薬は、伊勢暦を黒焼きにして貼ることで、また、暦を粗末にするとカマイタチにかけられるという。
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カマイタチ 1998年 新潟県 かまいたちは太刀を構えた神様がいる所に人間が入ったので、神様が怒って、刀の傷を受けたのだという。暦を焼いた灰を患部に付けると治るといい、暦を大切にしないとかまいたちに会うという。
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カマイタチ 1958年 岐阜県 カマイタチは3人1組の神様。1人が突き倒し、1人が切りつけ、1人が薬を塗る。それで血があまり出ない。
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カマイタチ 1982年 新潟県 カマイタチは鎌の刃形に切れる挫傷で、傷口が比較的深いわりには出血や痛みは少ない。これには、傷口のひらいたところへ、油を含ませた灯芯3本を入れてしばるとよい。
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カマイタチ 1982年 新潟県 カマイタチは鎌の刃形に切れる挫傷で、傷口が比較的深いわりには出血や痛みは少ない。越後七不思議のひとつにもあげられている。
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カマイタチ 1983年 千葉県 カマイタチは神様。カマイタチは突然つむじ風が起こって、皮膚が鎌のような形に切れる。しかし血は出てこない。
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カマイタチ,コレキノクロヤキ 1975年 新潟県 越後国では鎌鼬ということがある。老いも若きも男も女も、顔面や手足などに太刀で切られたような傷がつく。それには古い暦を黒焼きにして、白湯で飲むと数日の間に癒えるという。
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カマイタチ,カマカゼ 1982年 神奈川県 カマイタチは鎌の刃形に切れる挫傷で、傷口が比較的深いわりには出血や痛みは少ない。これは越後に限ったことではなく、相模ではカマカゼという。
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カマイタチ 1976年 和歌山県 山の中などで足が鎌で切られたように曲がって裂けることがある。血は出ない。これをカマイタチに切られたという。
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カマイタチ 1974年 和歌山県 何もないところで転んだりすると、鎌の形に切れていることがある。あまり痛みはないが、それはカマイタチに切られたのだという。
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カマイタチ,アクゼンシカゼ 1982年 静岡県 カマイタチは鎌の刃形に切れる挫傷で、傷口が比較的深いわりには出血や痛みは少ない。これは越後に限ったことではなく、静岡ではアクゼンシカゼという。
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オコトノカミサン 1967年 山梨県 オコトのカミサンというのは、日本中の病人の名前を書き記して廻り歩いている神で、その帳面をドンドンヤキのときに燃やすことで病人が治る。
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コレキノクロヤキ,カマイタチ 1975年 茨城県 下総国大鹿村の弘教寺の小僧が、かまいたちの風に当たり痛みに苦しんだ。そこで古い暦を黒焼きにしてつけたところ治ったという。
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カマイタチ 1974年 伊勢、美濃、駿河では一目連という。相模国ではかま風という。家の内にいても手足などが切れる事がある。古い暦を焼いて付ければ傷は治る。
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ヤマノカミサン 1970年 山梨県 1月21日はオカンムリヒロイで、山の神さんが狩でなくした冠を探すために山へ入るので、人間が入ると怪我をする。また、この日に針を使うとカックイをふむという。
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カマイタチ 1991年 栃木県 8・9年前、友人が単車で転倒し、股に大怪我をしたことがあった。人々はその傷口が大きいわりに血が出なかったことから、カマイタチにやられたのだと噂した。
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ヤマノカミ,キンキ 1957年 栃木県 山仕事を休み家にいなくてはいけないときがある。山の木改めの祭は鉈で手を切る、カマイタチになるという。木の下敷きになって死ぬこともある。山の神は血を見ることを嫌う。
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フウジン,カマヘダチ 1975年 千葉県・茨城県・山梨県 下総や甲斐のあたりは、窓や障子に暦を貼り付けており、そうすると人を傷つける風が入らないという。ここでは風神が太刀を持っているといわれ、カマヘダチと言われている。
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トオリガミ 1942年 福島県 歩いていて突然、足をくじいたり、捻挫することを、カミエ(神会い)にあったという。その足に履いていた物を裏返しにして踏むと治るという。
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