キツネ 1941年 秋田県 狐を見たことがないと言うと、狐は一本橋の上で行きあってくれるから、そう言ってはいけないという。
類似事例 |
|
キツネ(ゾクシン) 1916年 岐阜県 狐を見たことがないと言ってはいけない。一本橋で会おうと狐が答えるからである。
類似事例 |
|
オンナノヒト,キツネ 1938年 長野県 鮭を2本ぶら下げて歩いていると、後から女が来てどこへ行くのが尋ねるので、家へ帰るというと、その女はにやりと笑ってどんどん先へ行く。橋が会って渡ろうとすると落ちて大怪我をした。女は狐で橋はうそだった。
類似事例 |
|
キツネ,タヌキ 1998年 奈良県 橋を自転車に乗って渡ろうとしたら、前に牛みたいな大きな化物が現れた。それでびっくりして、自転車後と川の中に落ちてしまった。狐か狸かが騙したのだろう。
類似事例 |
|
キツネ 1973年 岩手県 橋を渡ろうとしてもどうしてもだめで考え込んでいた。通りがかりの知人に声をかけられて、やっと気がついた。狐の仕業。
類似事例 |
|
キツネ 1938年 長野県 夕方、橋の下に狐を見つけ、急いで橋を渡ろうとするが、狐に化かされて何時の間にか自転車ごと川の中に入っていた。
類似事例 |
|
キツネ 1973年 香川県 弘法大師が昔、「四月には狐は居るなかねの橋がかかるまで狐は渡ってくるな」と言ったので、狐は最近まで居なかった。最近居るのは、電線というかねの橋が架かったからだという。
類似事例 |
|
キツネ 1939年 青森県 狐が百姓をだまして、羊が小屋から出て行く音や、雨が降る音を聞かせた。見に行くと何もなかった。
類似事例 |
|
オサンギツネ 1939年 新潟県 自転車に乗っていると、後方から自転車がやってきて、一緒に走った。橋のところまで来ると、急にその自転車が見えなくなったと言う。これはおさん狐が化けて出たのである。
類似事例 |
|
キツネ 1984年 山梨県 狐は出会って行き過ぎたあとで、必ずこちらを振り向くという。
類似事例 |
|
キツネ 1936年 香川県 四国に昔から狐がいなかった。弘法大師が鉄の橋が掛かるまで渡ってはならないと狐に申し渡したからである。今では海底電線つまり鉄の橋が通じたので、四国へも来るようになった。
類似事例 |
|
キツネ 1972年 千葉県 狐が家人に化けて、山仕事をしているところに訪ねてきた。後で聞くと、行っていないと言われた。
類似事例 |
|
キツネ 1998年 奈良県 おっさんの家を訪ねた時、お大師さんのところに架かっている橋に足をかけたとき、突然夕立が来た。橋を渡ったら、夕立は止んでしまった。後でおっさんに聞いたら、夕立など降らなかったという。狐に騙されたのかもしれない。
類似事例 |
|
キツネ 1938年 岐阜県 宴会の帰りに橋を渡ろうとすると、橋の板が一枚おきに抜けていた。用心して渡っていると後から来た人に肩をたたかれた。気が付くと橋は元の通りでご馳走が盗られていた。狐の仕業だということだった。
類似事例 |
|
キツネ 1938年 岐阜県 祭りの帰り道、橋を渡ろうとすると橋が急に二股になり渡れなくなった。背負っていた孫がご馳走を落としたというので探したが見つからなかった。気が付くと道を外れた河原に立っていた。狐の仕業である。
類似事例 |
|
キツネ,(ゾクシン) 1935年 大阪府 狐が、山の尾根から谷へ道を横切って下ると、人が死ぬという。
類似事例 |
|
キツネ 1990年 福島県 狐は遠くにいる人に見えて、近くにいる人には見えない。
類似事例 |
|
キツネ 1973年 岩手県 人が狐に悪いことをしなければ狐は何もしない。なにかすると、鶏や兎を盗む。
類似事例 |
|
キツネノギョウレツ 1972年 千葉県 話者が10歳位の時の話。天王橋の近くにあるヤツベタというところを、狐の行列が通って行った。
類似事例 |
|
キツネ 1979年 岐阜県 ボウガサレの橋を渡っていたら、きれいな女の人が見えたが、すぐに消えた。狐の仕業。
類似事例 |
|