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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

(ゾクシン)
2001年 鹿児島県
屋根は丙丁の日には葺かない。そうすると天の神様が家を火事にさてたり雷が落ちたりする。以前丙丁に屋根を葺いた家に雷が落ちた。青い火が電気になって火花を出さずに燃えた。

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ヒノタマ
1988年 埼玉県
三隣亡の日、ある時刻になると火の玉がでる。その時屋根屋が仕事をしていると屋根に火がつくので、この日は仕事をしてはいけない。
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1988年 埼玉県
三隣亡の日に屋根屋が仕事をすると火に祟られる。火の出る時間帯だけ避けて仕事をした。
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(ゾクシン),サンリンボ
1936年 栃木県
三リンボの日に屋根葺きをすると、3隣を亡するという。
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(ゾクシン)
1982年 山形県
雷に関する俗信。雷のことをオカタリサマ(お神立様)というが、蚊帳の縁やふちや、裏板の上によく落ちるといわれているので、柱のそばによってはいけない。オカタチさまは火が嫌いだから、部屋の四隅か囲炉裏の四隅に線香をたく、など。
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ハイ
2000年 香川県
正月15日前後の小正月に「神送り」として、正月飾り等を氏神で焼き、その灰を家の周囲に撒くと雷が落ちない。
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コウシンコウ
1968年 群馬県
庚申様は家の神様で、庚申の日に庚申講をする。宿は12月にくじを引いて決める。やらずにいるとその時期に災難があるといい、実際にやらずにいたところ、ある家が火事になったことがある。
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ノウシンマツリ
1965年 岩手県
三月十六日、山の神様が山に帰り、代わりに農神様が里に降り、農業を保護してくださるので、各戸が朝早く起床して火をたく。煙を空高くあげると吉事がおこるという。
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シメナワ
2000年 香川県
正月14日に、浜から採ってきた清浄な砂の上で、大型の注連縄を形が崩れないように焼いたものを、屋根の上に投げ置くと火事が起こらない。
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(ゾクシン)
2001年 鹿児島県
雷が鳴るときは、布切れで作った左綱に火を点けくすぶらせながら軒下に下げておいたり、庭に投げつけておくと落雷の心配はないと言う。往事は軒下に左綱を下げその下に水桶を置いて杓子を添えて放置していた。これはウヤホウの神が落雷の出火を消してくれるからという。
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ミブケノフシギ
1956年 東京都
壬生家を建てる時ジノタケが上がらなかったが、翌朝ひとりでに上がっていた。屋根の萱に燃えきじりを差し込まれたが、火事にならなかった。以後、ハングルマサマという火の神を祀っている。
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イトオリ
1943年 福島県
糸を機にあげるのに、寅の日を忌んだ。また、申の日も焼けめどができるといってあげなかった。節分から正月5月は雷様がかからぬといって織らなかった。組内に不幸事があったら、その家の向こう三軒両隣と、棟並びの家では四十九日の間は織ることができなかった。
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(キショウ,テンタイニカンスルジュホウ)
1956年 宮城県
三日月を毎日拝むと難を逃れる、流星が消えないうちに願い事をすると叶えられる、五社山をお参りすれば雷の災いから逃れられる、雷鳴のとき桑の枝や葉を門口に差すと落雷よけになる、線香を立てて呪文を唱えると雷が落ちない、などとされる。
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カミナリ
1933年 兵庫県
今津にある神社の井戸に雷が落ちた。神主が上から蓋をして再び落ちないように約束をした。しかし、今ではその約束も破られたのか、毎年当地には雷がよく落ちる。
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テング
1954年 山梨県
屋根葺きを終えるとお天狗さんを屋根に祀る。お天狗さんは水の神で火伏せの守り。屋根屋の先祖が猿田彦だからお天狗さんを祀る、ともいう。
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テンビ
1938年 熊本県
天火はほとんど得体の知れない怪火である。大きさは提灯ほどだが、人玉のように尾を引かない。屋根の上に落ちてくると、火事を起こすといわれている。
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ライシン
1933年 三重県
ある時、雷神が誤って農家の井戸に落ちた。農夫は井戸に蓋をして天に帰さなかった。雷神は自分は桑が嫌いだから桑原と唱えれば落ちないと約束して、天に帰してもらった。
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ライジンサマ
1969年 福島県
落雷があると、雷様を祀った小祀に雷神様をまつる。いわき地方では、落雷があると青竹四本をたてて〆をはる。そうしないと雷様が天にもどれず田を荒らす。竹を立ててやるとそれをつたって天に戻るのだという。
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テンジンサン
1983年 香川県
ある時、宮田家の人が病気になった。治らないので行者に拝んでもらったところ、天神さんがお堂を建てる催促に来ているという。お堂を建てて祀ったらすぐに病気が治った。この天神さんはお堂が火事のとき、飛び出して三角寺の松にひっかかっていた。
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サンリンボウ
1959年 鳥取県
ある大工が家を建てる時、1本の柱を短く切りすぎてしまった。妻の助言で事なきをえたが、大工はそれを恥じて妻を殺してしまう。それからは家を建てても必ず倒れてしまう。妻の祟りと知った大工は1月に数日、家を建てない日を作った。これが三隣亡の起りである。
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サンリンボウ,ケンチク,セイスイ,(ゾクシン)
1915年 群馬県
三隣亡の日に建てるとその家は繁昌するが、近隣の家は衰えるので、屋根の上に弓に矢を番えたものをその家のほうにむけて立てる。また、この日に商人が人知れずに商品を仕入れると店が繁昌するといわれている。
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