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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

(ゾクシン)
1982年 山形県
雷に関する俗信。雷のことをオカタリサマ(お神立様)というが、蚊帳の縁やふちや、裏板の上によく落ちるといわれているので、柱のそばによってはいけない。オカタチさまは火が嫌いだから、部屋の四隅か囲炉裏の四隅に線香をたく、など。

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カミナリ
1966年 静岡県
雷は地の底にいるナマズか猫のようなもの。雷除けには、縁側に線香を立て、念仏や「クワバラクワバラ」を唱える。雷の落ちた木を雷木と言い、焚き物にしない。
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カミナリ(ゾクシン)
1976年 栃木県
雷の時は麻カヤをつる。カヤの周りを雷がまわって中に入らない。雷の時は線香を立てて「クワバラ、クワバラ」と唱える。雷の時はユカキボウを燃すと落ちない。発雷の時、年越(節分)の豆を食べる。相撲をすると雨が降る。など。
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(ゾクシン)
1986年 愛媛県
縁起に関する俗信。蝶が飛んできて仏壇の火を消したから、からす鳴きが悪い、灯明の火がぼやっとしているから縁起が悪いといった。
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ライジンサマ
1969年 福島県
落雷があると、雷様を祀った小祀に雷神様をまつる。いわき地方では、落雷があると青竹四本をたてて〆をはる。そうしないと雷様が天にもどれず田を荒らす。竹を立ててやるとそれをつたって天に戻るのだという。
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(ゾクシン)
2001年 鹿児島県
雷が鳴るときは、布切れで作った左綱に火を点けくすぶらせながら軒下に下げておいたり、庭に投げつけておくと落雷の心配はないと言う。往事は軒下に左綱を下げその下に水桶を置いて杓子を添えて放置していた。これはウヤホウの神が落雷の出火を消してくれるからという。
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(ゾクシン)
2001年 鹿児島県
屋根は丙丁の日には葺かない。そうすると天の神様が家を火事にさてたり雷が落ちたりする。以前丙丁に屋根を葺いた家に雷が落ちた。青い火が電気になって火花を出さずに燃えた。
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(ゾクシン)
1981年 栃木県
年中行事に関する俗信。雷が鳴ったときに、カユカキ棒を囲炉裏で燃やすと雷が落ちないという。ドンド焼きの火で団子を焼いて食べると、病気にならないあるいは中気をしないという。七夕に天上で男神と女神が会うと、伝染病が流行するという。一粒でも雨が降ると川の水かさが増して出会えないので、伝染病が出ないという、など。
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(キショウ,テンタイニカンスルジュホウ)
1956年 宮城県
三日月を毎日拝むと難を逃れる、流星が消えないうちに願い事をすると叶えられる、五社山をお参りすれば雷の災いから逃れられる、雷鳴のとき桑の枝や葉を門口に差すと落雷よけになる、線香を立てて呪文を唱えると雷が落ちない、などとされる。
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(ゾクシン)
2002年 香川県
田中のお宮は雷除けの神様なので、雷が鳴り出したら「田中の氏子 田中の氏子」と唱えると、落雷しないという。
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フンシガミ
1986年 沖縄県
屋敷に祀っている神をフンシガミという。屋敷の北側に祀るとよいと言われるが、東に祭っている家もある。毎月旧暦の1日と15日に男の人が拝むことになっており、ヒジル・ウコーを供え、火をつけた線香は供えない。神のいる場所に近い場所にある屋敷は、精が強いと家族に悪影響があるので、フンシガミを置く。
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イカズチ,ミタマ
1980年
雷の本質を陰陽の闘いと解釈するのは間違いで、雷が落ちた所の火には必ず霊(ミタマ)があり、最近も雷を軽く見た人間に突然落雷して身が裂かれたこともあった。
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イタチノヒバシラ
1981年 茨城県
子供の頃、イタチの火柱を見た。天神様などで見え、赤みがかった色で、形はすうっとしていた。見ていると消えてしまうが、火柱が倒れた方向にある家には火事が起こるといわれていた。
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(テンコウニカンスルキンキ)
1956年 宮城県
雷が鳴るときに敷居に上ると雷が落ちる。雷鳴の時に転ぶと石になる。冬、突風のなかを子供らが駆け回るとカマイタチにすねの肉を咬み取られる、などの禁忌がある。
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オカンダチ
1958年 神奈川県
雷をオカンダチという。落雷で裂けた木の裂け目は雷獣が空に駆け上がった時の爪の跡だという。
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ライジン
1972年 茨城県
雷神の穴には雷さまが住んでいる。雲の上で遊んでいた雷さまの子供が、地上に落ちて弁当箱を忘れて戻っていった。箱の下を見ようとすると、「臍の下をみてはいけない」と言われた。雷神が自分の穴に帰りそこねたので、落雷があるとも言われる。
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オシラサマ
1983年 岩手県
オシラサマは蚕の神様とも眼の神様とも言う。家が火事になるとオシラサマは飛び出して、チュッチュッと鳴くという。
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(ゾクシン)
1966年 新潟県
風除け・囲炉裏・作物禁忌に関する俗信一束。
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(ゾクシン)
1985年 福島県
まじない。悪い夢を見たときには「バクにかしろ」と3回言うとよい、これはバクが夢を食べる動物だからである。その年に始めて雷がなったときには木を切って燃やすと雷がおちないという、など。
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ライシン
1933年 三重県
ある時、雷神が誤って農家の井戸に落ちた。農夫は井戸に蓋をして天に帰さなかった。雷神は自分は桑が嫌いだから桑原と唱えれば落ちないと約束して、天に帰してもらった。
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(ゾクシン)
1974年 滋賀県
マキノ町の俗信。蛇が交尾しているところを見ると、出世するという。朝、鉄砲を氏神様に向けて撃つと怪我をし、夕方、墓地に向けて鉄砲を撃つと死者が出るという。火事の夢でも、火が燃えている夢は良いが、くすぶっている夢は悪いという。大黒柱に釘を打ち込むと、長男に悪いことがあるという、など。
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