モチ,ロクソサン 1993年 静岡県 六祖さんとは江戸時代、小田原に年貢減免の直訴に出向いて処刑された6人の義民のこと。六祖さんの系譜の家では12月28日に餅を搗かない。六祖さんの首が箱根の山に差し掛かったのが12月28日で、そのころ家人がついていた餅が血に染まったという。
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ソレイ 1956年 宮城県 死者の霊魂はしだいに個性を失い、やがては祖先の霊一般に習合するという。こうした祖霊は山や海の彼方から子孫のもとを定期的に訪れ、祭りを受けるものとされた。盆と正月はもっとも大切な祭りの日であり、正月には「ミタマノメシ」が供えられた。
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レイコン 1991年 鳥取県 伯耆では、霊魂を迎えるのに、川まで明かりをつけて迎える。
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キツネ,ウチギツネ 1984年 山梨県 キツネがのりうつることがあって、目に見えないウチギツネが家に住みつくといった。うつった人はものすごくしゃべり、その家の人とけんかするとけんかした方がたたりがあるという。
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フネ,ムカエ 1990年 高知県 死ぬときは船が迎えに来る。
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ソレイ,ムエン 1959年 山梨県 盆に先祖の霊が帰ってくる時、何人かの無縁仏を一緒に連れて帰ってくると考えられている。
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ハチタロウリュウジン,ナンソボウ,タツコ 1928年 秋田県 辰子が南祖坊よりも八太郎に惚れたのは、南祖坊の草鞋の鐵が嫌いだったからである。辰子が主となっている田沢湖では、鐵気のものをいれない。しかし旱魃の時にはわざと入れて、それを利用している。
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ダイジャ 1994年 京都府 大蛇が往来の人をなやましていたところ、粟津の祖何某が射殺する。
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ヤマノカミ,テング 1956年 長野県 山犬は山の神の御使いとして敬われ、猿や猪も神使としてあがめられた。山の神は気が荒く、天狗の化身であり祖霊とは考えない。
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ソレイ,ジカミ 1984年 新潟県 33年か50年の年忌に弔い上げをすると、祖霊は詣り墓付近に地神としてまつる大きな木を依り代として神になるという伝承をもつ家がある。
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キツネ 1979年 岐阜県 ある人が山から帰らず、迎えに行くと座っていた。連れがいたから山にいたのだと答えた。狐の仕業。
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オイワノレイ,ヘビ 1915年 東京都 お岩の家跡に住む者の家では、毎年盆になると必ず精霊棚に蛇が寄ってくる。この蛇はお岩の霊であると信じられていた。
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ムカエニクルフネ 1990年 高知県 人が死ぬときには、先祖など身近な人の霊がきれいな身なりで船に乗って迎えに来る。
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フクシュウキ 1975年 溺死した人の霊のこと。
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カモダイミョウジン,ユメノオツゲ 1940年 岐阜県 神様を迎えにこいという夢のお告げに従い、神様を迎えに行った上、知人と共同して御宮を建立して祀った。
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フツヌシノカミ,カンコウ 1974年 経津主の神の祖は星で、菅公は梅の樹のもとに出現したという。
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コウシンサン 1960年 岐阜県 庚申さんが天下った時に、目が3つあるので恐ろしがって誰も迎えに行かなかったが、おかめが迎えに行ったという。
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オニ 1972年 鹿児島県 奄美大島では旧8月のアラセツから7日目のシバサシの日に、海から来るコスナガシという祖霊をまつる日の夜に迎え火送り火のような火を焚き、これを「鬼の足(ヒサ)焼き」という。鬼の足を焼いて鬼を追うのだと言い伝えている。
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(ゾクシン) 1974年 滋賀県 囲炉裏に関する俗信。囲炉裏を塗り替えるときは、土用以外ならいつでも良いという。毎年、囲炉裏を塗り替えるほど、荒神さんが喜ぶという。囲炉裏の中を荒神さんの屋敷と呼び、そこが大きいほど家が繁盛するという。囲炉裏の中で火が燃える場所をヒノツボというが、これを作ると病人が出るという、など。
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フドウサマ,ダイジャ 1972年 山形県 赤滝の不動様は眼病に霊験があると言われ、時々、大蛇に変身し、それを見た者はたたりを受けるというので恐れられていた。
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クダギツネ,(ツキモノ) 1989年 長野県 クダギツネが人に憑くことがあるという。キツネツキをいわれる家があり、そういった家は伏見稲荷からキツネを迎えてくるのだが、京都から迎えるのはクダギツネだという。離すときは、行者を呼んで祈とうしてもらったという。
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