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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

イチヂャマ
1996年 沖縄県
生霊は山羊や豚や鳥によく憑く。豚に憑くと食が取れなくなる。犬神や狐遣いと類似している。

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イヌガミ,イキリョウ
1998年 徳島県
犬神はささいな争いごとなどをきっかけに取り憑くが、生霊は人の恨みによって取り憑き、場合によっては命を取られる。
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キツネ
1955年 山形県
狐の死霊もたいていとれるが、生きた狐の霊が憑いたものはなかなか離れない。
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ツキモノ
1963年 長崎県
主にイヌが憑く。人の死霊が憑くこともある。ノイローゼ気味の人、腸の弱い人が憑かれ易い。憑かれた人の家では犬神を祭る。
類似事例

イヌガミ
2002年 山口県
犬神持ちは人にも憑くという。いわゆる狐つきのようである。憑かれた人は犬神の持ち主のような言葉を使い、種々な事を口走るという。祈祷してもらいその霊が落ちる時には四足で飛ぶ真似をし、倒れて初めて正気がつくという。
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タヌキ,シリョウ,イキリョウ,ツキモノ
1922年 京都府
狐つきは知らないが、狸がつくことはある。しかし、獣物がついたのはわけなく落ちるが、死霊、生霊などがついたものは往々にして死んでしまう。憑き物があると田中町百万遍の僧をたのむ。
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タヌキ,キツネ
1973年 香川県
狸・狐が憑くと走り回る。神社に拝んでもらったり、巫女さんに祓ってもらったりする。油揚げ・小豆飯を供えると落ちるという。また、道端に油揚げを落とすという。
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イヌガミモチ,モノモチ
1922年 島根県
犬神持、狐持という迷信がある。これらを物持(ものもち)という。同じ犬神持でもそれぞれに癖があって、家畜につくものと人間に憑くものがあるという。
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タヌキツキ
1922年 徳島県
一般に狸が憑くのは本人が狸に悪戯をしたとか、不景気で食べ物が得られぬからという。また憑かれた人は食事の量が急に増したり、嗜好が変わったりする。ある下女が薪刈りに行って一休みし、再び薪を背負うと非常に重くなり、家に帰ってみると家に居た婆さんにご苦労様と言われた。狸が薪に乗ってきて婆さんについていたのである。狸が憑くとまず陰陽師や修験者を頼む。神様の護符を頂かせて祈祷者が退散させるがその時に大抵要求を出す。狸に関する俗信あり。
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キツネ
1970年 滋賀県
狐を捕らえて皮をはいで売ったりすると、狐が憑く。死んだ狐は特に憑きやすいという。
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ツキモノ,キツネ,トウビョウ
1948年
犬神や狐・とうびょうについての報告。憑かれると、寒気を覚え頭が痛くなり倒れてしまう。そして口走りだす。憑かれる者の大部分は女が占めている。ときどき、ご飯や餅・団子・豆腐に憑いたりもする。憑き物を持っている家は、部落の分限者に多い、など。
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キツネ
1961年 島根県
人に憑く狐は普通の狐とは違う。狐を憑けるには丑の刻参りをする。憑かれると病気になり、その人の口を通じて狐が「○○から来た」と語る。この狐を落とすには小豆飯や油揚げを食べさせたりするか、病人を打ったり叩いたりする。
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キツネ
1963年 茨城県
狐に憑かれた人は布団の三角の端をかぶって寝たりして、人が来ると隠れる。誰もいないときに生臭物を食う。神主に祈祷して貰って離す。憑かれた人は稲荷を信仰し出すことが多い。
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イキリョウ,タマシイ
1939年 和歌山県
生霊に取り憑かれると病気になる。憑く人は大概女で、憑かれるほうは男女の別はない。憑くのは魂の悪い人で、かわいくても憎くても憑く。憑かれたら祈祷で祓いをする。
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(ゾクシン),イヌガミ
1935年 山口県
犬神は人に憑く。憑かれた人は走りだし、倒れると犬神は逃げていく。
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キツネ,タヌキ
1977年 和歌山県
昔は、狐や狸が憑いた話が多かった。狐は病弱な人や気の弱い人に憑く。狐が憑くと、油揚げや魚を好み、普段よりよく食べるようになるが、次第に衰弱する。そうして亡くなった人の床に、狐の毛がたくさんあったという。床の上で横になっていても、遠くにあるものが見えたり、透視をしたりしたという。
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(ゾクシン),イキリョウ
1935年 山口県
生霊が人に憑くことがある。頭にとり憑き、女の場合はそこの毛がもつれて解けなくなる。取りつかれた人は気が狂ったようになる。
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キツネ
1983年 群馬県
狐が人に憑くのを、狐がたかるという。神主に頼んでお祓いをして落としてもらうが、なかなか落ちずたいへんという。
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ヤマイヌ,オイヌサマ,ツキモノ,キツネ
1995年 静岡県
狐などの憑き物が憑くと、加持祈祷とともに山住山か春埜山へお犬様のお影を借りに行く。四足が跡をつけてくる音がするが、それはお犬様がついて来ているからなので、後ろを振り返ってはならない。お影が近づくと、憑かれている病人は脅え出し、屋内を逃げ回ったりするという。そのお影を祀ると、1週間くらいで病人は治る。
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ツキモノ,ヘビガミ,イヌガミ,コウシンサン,イナリ,ヒダルガミ
1965年 宮崎県
憑きものの種類には、蛇神・犬神・庚申さん・稲荷・ヒダル神などがある。
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ムエンボトケ,ツキモノ,ヘビガミ,イヌガミ,イナリ,ヤマノカミ
1967年 愛媛県
昔、ある人に無縁仏がついたことがある。憑き物はほかに蛇神、犬神、稲荷、山の神。話者はそのような憑き物落としをする。蛇神が憑くと物を言わなくなり、犬神が憑くとワンワン吠えるようになり、稲荷が憑くと油揚げと強飯を欲しがるのでわかる。話者によると、ある人が外の村に嫁いだところ、その家が憑き物筋だったので、以来この村にも憑き物が入って来たという。
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