ムネ,ムカエ 1990年 高知県 昭和20年から25年までの話である。臨終を迎えた人が死の直前に「船が来た、船が来た」と言って死んだ。
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フネ,ムカエ 1990年 高知県 死ぬときは船が迎えに来る。
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ムカエニクルフネ 1990年 高知県 病人が死ぬときには、きれいな船が迎えに来る。来たらその病人は死ぬ。
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フネ 1990年 高知県 おばあさんが死ぬときに「船が来る、船が来る」と言った。「どんな船」と聞くと「きれいな船」と言った。そして、「ああきれい」と言って息をひきとった。
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ガッパ,(カッパ) 1932年 熊本県 ある60歳で亡くなった人が、奇妙な行動を多く取っていた。その人が30歳あまりの頃、ガッパとすもうをそってからそうなったのだという。
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ツクモダニ,オニ,ヘビ 1984年 長野県 九十九谷がある。100以上あっても、100と数えてはいけない。もし100になりそうだったら2本指を一度に折り曲げて99としなくてはいけない。もし100と言うと、鬼や蛇などが出て村が踏み荒らされてしまう。
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フネ 1990年 沖縄県 人が死ぬ前には「船が来る、船が来る」という。
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ムカエニクルフネ 1990年 高知県 人が死ぬときには、先祖など身近な人の霊がきれいな身なりで船に乗って迎えに来る。
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ヒダマ 1958年 宮崎県 3日前、3年前、死ぬその時などに死ぬ人の火玉が近親者のもとにやって来る。
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ムラサキノカガミ 1999年 栃木県 「紫の鏡」という言葉を20歳になる前に忘れないと死ぬ。
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ニンジン,コウシン 1960年 山形県 新入りの家で講をしている最中、主人が料理していた人参を赤坊と思って驚いた人々は10人中9人が帰ってしまった。主人は実は庚申で、人参1人分で1000年長生きするという。唯一残った東方朔は9人分食べて9000年生きた。
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イニンビー 1975年 沖縄県 夫が妻を脅かそうと、痴漢のように襲った。そのときに妻は夫を殺してしまい、気付いた後で自殺した。それが遺念火の由来である。20時~22時ごろによく見たというが、50~60年前から見えなくなった。
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ゴリンサン 1995年 愛知県 「ごりんさん」という石塔がある。300年前からあると言われていて、マラリアや瘧によく効くといわれている。
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コイ 1931年 長野県 500~600年前、百姓が用水池の主の鯉を捕らえてその尾を切り、池に捨てた。鯉は悲しみのあまり老松の下蔭で泣いた。その百姓の家には間もなく病気が襲い、死に絶えてしまった。今も鯉の泣き声が聞こえるという。
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キツネ 1977年 丹波国で、ある百姓の屋敷の裏の岩屋に狐が人に化けて住んでいた。膏薬を作って生計を立てており、総髪で50歳程に見えるが、300年前のことでもよく知っていたので村人の助けとなった。ある時藤の森から使いが来て向こうで暮らさなければならないといって去った。
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タマシイ 1966年 長野県 昭和10年ごろ、遠洋航海に出た船が沈み、乗組員30人全員が死んだ。そのとき、桂雲寺が揺れ、本堂の戸や廊下でドーンという音がした。たくさんの魂が一度に入ってきたためであるといわれる。
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ムラサキノカガミ 1999年 栃木県 「紫の鏡」を20歳まで覚えていると死んでしまう。
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ヨブコエ,アヤカシ 1992年 広島県 海から「こっちに来い」という声が聞こえてくる。声に呼ばれていったら死ぬ。6,70年前にその声に殺された人がいる。
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フネ,ムカエ 1990年 高知県 ある病人が死ぬ前に、黒い船が迎えに来る、その船はずうっと向こうへ連れていくから、乗れない、と言っていた。25~26年前のことである。
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ツチノコヘビ 1974年 奈良県 30年ほど前、死んだ長さ40センチのビール瓶より太いくらいの蛇を見た。背は薄茶色、原は黄色で内側にすぐ曲がった。
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ウマ 1996年 香川県 ウマセンバという所がある。夜中に馬が1000頭くらい走る音がしたという。その馬は全部片目だっただったという。戦争で死んだ馬を供養しなかったからだといわれている。
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