ヒ,テング,クモ 1936年 石川県 沖で見る火が赤いときは天狗の火、青い時は蜘蛛の火で小さい。
類似事例 |
|
ヒジャマ,キトー・アスィプ 1976年 鹿児島県 ヒジャマは直径20センチくらいの赤い火の玉で、海上に出ると火花のように無数の火の粉に砕ける。尾は引かないが、海上に落ちる寸前に竿のような長い火の棒になる。
類似事例 |
|
ヤクシノメン 1939年 島根県 山田寺の薬師の面の漆を塗り替えるために、京都の漆屋へ送ったが、その木が大金になるというので他の木で面を作り送り返した。すると面が怒ったので、八代の山田寺へ帰れと言って面を海へ投げたところ、同郡の温泉津の濱へたどり着いた。子供が面を拾って舞を舞っているのを八代の庄屋が見た。その夜、面が庄屋の枕神に立ったので、庄屋は面を山田寺へ持ち帰ったという。
類似事例 |
|
フンドシヒ 1935年 奈良県 タマヒの尾が長いものを、フンドシ火という。
類似事例 |
|
ボーコン 1940年 新潟県 海の化け物であるボーコンは、夜中に出るものである。海が一面光り、さーっという音をたてる。
類似事例 |
|
タヌキ 1939年 大分県 海岸にある小洞穴に何かが棲んでいる。犬や火の玉、時には17、8の女性にもなり、渡し舟に乗せてやると洞穴の下まで来て海に飛び込む。ある者の帰りが遅いので探しに行くと、ボウとしており、2、3年病んで死んだ。正体は不明だが、狸ではないかと言うものもいる。
類似事例 |
|
カッパ 1999年 佐賀県 河童が海から丘に上がったのを見た人がいる。
類似事例 |
|
ヒジャマ 1977年 鹿児島県 ヒジャマは直径20センチメートルぐらいの赤い火の玉である。ヒジャマが海上に出たら、花火のように無数の火の粉に砕けた。ヒジャマは尾を引かないが、海上に落ちる寸前に、竿のような長い火の棒になる。
類似事例 |
|
ナガレボトケ 1956年 東京都 流れ仏の魂が雨の日に海に出る。海上をどこまでもついてくる。米か酒を海に投げ、祀ると離れる。
類似事例 |
|
ウグメンビ 1973年 長崎県 海上にぼんやり見える火があった。うぐめん火といい、近くに行っても同じだけ遠くに見える。見えた方向から話し声が聞こえる。海で遭難した人の霊がさまよっているのがこの怪火である。
類似事例 |
|
ジャンジャンビ 1935年 奈良県 なぜ見てはいけないかというと、人が見ていたのでは2つの火が逢うことができないからである。
類似事例 |
|
キツネ 1972年 千葉県 用崎というところには狐が沢山いて、狐に化かされたり、狐の相撲を見たりすることがたびたびあった。
類似事例 |
|
オニガシマ 1937年 香川県 鬼ヶ島には鬼の住んだという洞穴がある。
類似事例 |
|
モキチノメン 1928年 愛知県 茂吉面は祭りに使われる、大国主命を現したといわれる黒面か赤い鬼の面である。翁に取り憑かれた者が面を彫刻させて寄進したと言われる。。
類似事例 |
|
キツネビ 1979年 岐阜県 狐の嫁入りが火を灯しているのを見た人がいる。
類似事例 |
|
アヤカシ 1976年 『海槎余録』にある鬼哭灘の怪異は、西国の海上のあやかしと同じである。尾州知多郡の海上にもこの怪があり、ひしゃくを多く投げ込めば止むと言う。12月晦日に船を出せば必ず会うという。
類似事例 |
|
キツネ,ヒ 1968年 福井県 キツネが頭に3枚のフキの葉を乗せて尾を振ると、尾から火が出る。その火が提灯行列のように見えるという。
類似事例 |
|
キツネビ 1989年 群馬県 狐火は夜見える。それは狐の尾から出る火という。
類似事例 |
|
ツリガネ、サメ 1980年 神奈川県 ある日、鐘を運んでいた船が鮫のいる沖で嵐にあい、仕方なく鐘を海に捨てた。次の日、同じ沖まで来ると、主の鮫が尾で鐘を売って、ボーンボーンと鳴らしていた。
類似事例 |
|
ツケビ 1967年 愛媛県 沖で、海に山が見えたり家が見えたりすることがある。つけ火といい、仏が迷っている。焚火を振ると見えなくなるという。
類似事例 |
|
アヤカシ,ウミボウズ 1932年 山口県 夜に沖へ出るとよく火を見る。風に逆らって走る船影も度々見る。万燈のように灯をつけた船が突然近付き、急に消える事もある。海上で遭難した人の魂が同志を取るために人を殺すのであろう。海坊主が篝をけしにきたので、篝火を投げ付けたという話もある。
類似事例 |
|