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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

ヒトダマ
1938年 神奈川県
病院の2階から青白い光の球体が出てきたのを母が見た。オタマジャクシのような尾を引き、反対側の歩道まで行ってから病院の前まで戻ってから消えたという。母はまた、近所の家からヒトダマが出て来たのを見たことがあり、翌日その家の子が死んだという。

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ヒノタマ
1943年 群馬県
某家の娘が死ぬ際に、その家の屋根から大きさが1尺位で、中心から赤、黄、青の色をしたヒノタマが飛び出るのを親戚の者が見たという。
類似事例

ゼンチョウ,ヒトダマ
1946年 愛知県
母がなくなる1週間くらい前に家の屋根からヒトダマが出るのを見たという人がいた。その人は、これは亡くなるだろうと思っていたという。
類似事例

ヒトダマ
1944年 山梨県
人が死ぬ前には大抵ヒトダマがその家から抜け出していく。大きさは2寸から5、6寸で魂の部分は黄色に光り、尾は青光りする。飛んでいく方向はお寺の方とも墓地の方ともいうが一定していない。多くは夜見えるが、昼間見ると白い煙の玉のようだったと言う。
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ヒトダマ
1938年
8歳の子供の葬式に出た帰りにヒトダマを見た。5寸程度のオタマジャクシ型で、長さ2間ほどの尾を引いていた。フワフワ漂い、やがて隣家の屋根に落ちた。調べると、青白いたくさんの泡が5寸四方ほどの範囲に散らばっていた。
類似事例

ヒダマ,ヒノタマ
1962年 鹿児島県
医者に子供を連れて行った帰りに、母親がヨデにさしかかった時、子供を見ると死んでいた。母親も悲しみのあまり息が絶えた。以来、ヨデには青白い2つの火の玉が2月・3月の夜に出る。
類似事例

ヒトダマ
1983年 山口県
松の木の所から大きなヒトダマが飛んだのを2人一緒に見たことがあるが、2日してその木の近くの人が死んだ。死人のある前に一斗樽大の火の玉がその家の屋根から出ると言う。
類似事例

ヒトダマ
1938年 東京都
10年程前、雨上がりの静かな晩にヒトダマを見た。球形で青白く光り、輪郭は光が鈍く、三角形の短い尾を引き、ゆるゆると飛んでいた。父の話では、ある人が青山墓地で人魂を見た。唐傘で殴りつけると消えてしまい、傘には痰唾のようなものがついていたという。
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シラセ,アカイタマノヨウナモノ
2001年 青森県
義兄が入院していた時、自分の家の木の枝に赤い玉のようなものが止まっており、それは水色に変わったかと思うと、また赤くなって消えてしまった。後に病院に見舞いに行くと、死んだはずの母が渡り廊下を歩いているのを見た。兄は翌日に亡くなったが、みんなは母親が迎えに来たのだろうと言った。
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ヒトダマ
1992年 奈良県
近くの家から人魂が出てきた。10センチメートルぐらいの青い火の玉で、尾を引きながら4・5メートル飛んだ。半月ほど後、その家の人が死んだ。
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キツネ
1997年 奈良県
子供が夜道を歩いていると、前から2つ3つの光が見えた。これは狐だと思っていると、母の持っている提灯の明かりが見え、その時には前にあった光は見えなくなった。
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イタチ
1937年 福島県
母が井戸端で2尺ばかりの人を見た。なんとも形容できない変なみっともない顔であった。間もなく消えたが、鼬だろうとのことであった。8、9尺ほどポコポコと赤青い火が立ちのぼり、ポッと消えるので鼬だという。
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ヒトダマ
1938年 岐阜県
ヒトダマが落ちたところを見ると、青い鼻汁のようなものだという。また、ヒトダマは直径が5寸ほどのオタマジャクシ形で、長さ2間ほどの尾を引いている。
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ユウレイ,ヒトダマ
1987年 長野県
青色のふわふわしたヒトダマが幽霊になって,空中にでる。
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ヒーダマ
1965年 沖縄県
ヒーダマには2種類ある。ある人の家でガジュマルの木の上で大きな赤い火の玉がピカーとひらめいたかと思うと、もうその跡形もなくなっていた。数日してすぐ隣のおじいさんが亡くなったという。このヒーダマは必ず夕方7・8時ごろに屋根の高さに現われる。またもう1つの火の玉は手のひら位の大きさで、尾を引いてしばらく飛ぶと言う。
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ヒトダマ
1932年 熊本県
海軍あがりの人が死去した夜にヒトダマを見たという人が何人も現れた。その後、その家には深夜必ず火が出ると噂され、それを見て病みついたとも伝えられている。
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オジョモ
1991年 香川県
母親が風呂から帰ると子供のなく声がし、家の中は真っ暗だった。部屋ではオジョモが子供を手玉のようにもてあそんでいた。母親が声を限りに叫ぶと姿を消したという。
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ヒノタマ,(ゾクシン)
1989年 長野県
家の屋根からヒノタマが出て墓の方へ向けて飛ぶと、その家で人が死ぬという。
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タマシイ
1997年 奈良県
夏の暑い日、奥の座敷にいた祖母が家族を呼んだ。祖母が言うには、火の玉が飛んでいるのだという。けれども家族の者は誰も見ることができなかった。翌日、祖母の母親が死んだと言う知らせが来た。その火の玉は薄青い色で丸くて、ずううっと尾を引いて飛んでいたという。
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ヒトダマ,タマセ
1935年 千葉県
この地方では人魂をタマセと呼ぶ。これは人体内に宿り、死ぬと体外に出て去る。タマセは丸い黄色の光球で、青い尾を十尺余りも長引かせる。家の棟や樹梢をすれすれにとぶ。若い人のタマセは飛び方が早く、老人のは遅いという。
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シロイモヤモヤ,ヒトノカタチ
1999年 栃木県
家で白いもやもやが現れて人の形になり、しばらくの間そこにあるように見えて消えた。
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