モモンガー 2001年 子供の頃暗くなるまで外にいると「モモンガーが出る」と怒られたという。夜、トタン屋根をたたく雨音がするので窓を開けると雨は降っておらず、「モモンガーのいたずらだ」と言ったという。
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モモンガー,アズキアライ 1987年 埼玉県 家の松の木にむささびが住んでいる。子供の頃はモモンガーと呼んで恐れた。モモンガーは足の皮で子供の目をふさぐから夕方には早く帰って来いと言われた。
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モモンガー,モーカ 1938年 長野県 モモンガー、あるいはモーカは、山にいる恐ろしい化け物であるといわれている。
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モモンガー,モーン 1963年 山梨県 化物の事をモモンガーといい、子供を嚇すのにそう叫んだ。
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ビョウマ、エンノギョウジャ 1982年 新潟県 江戸時代末期に原因不明の疫病が流行して、死者が続出したため、庄屋の小左衛門が、村の入り口に縁の役の行者の石造を立てて、病魔の侵入を防ぐことにし、一体を新井方面の入口の中栗の象鼻岩に、もう一体を長野県富倉方面の矢首尾に安置した。
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(ネン) 1981年 大塚理左衛門の息子常八が江戸で勤務していた。ある時小濱足軽が江戸に飛脚することになって、箱根の賽の河原にさしかかったところ、常八が乗掛馬に乗って帰るに行き会わせた。小濱に帰ったのだと思い、後日江戸の家を訪ねて行くと常八は死んだという。念が残っているのだろう。
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テング 1983年 秋田県 江戸時代、天狗岳に入ると、天狗が鼓で遊んでいる音が聞こえた。
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ガラッパ,マブリ,マブリ 1981年 鹿児島県 海で死んだ人のマブリ(霊魂)ががらっぱである。生存中によいことをしなかった人は海で死んだりしてガラッパになるという。
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クズリュウゴンゲン,ドクリュウ 1977年 神奈川県 箱根神社の祭神、九頭龍権現の由来は以下のようなものであると言われている。昔、芦ノ湖に住む毒龍が娘を人身御供としていたところ、万巻上人がこれを調伏した。以後、この調伏された毒龍は九頭龍権現となって箱根の山を守護しているのだという。
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ボウレイ 1952年 三重県 桑名から江戸へ向かう途中、箱根で死んだ人がいる。その亡霊が、旅人に片袖をとって、死んだことを家族に伝えてほしいと言った。家人はその袖を寺に奉納して供養してもらい、袖野庵を建てた。
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デーデッポ 1970年 千葉県 昔、巨人デーテッポがいた。足がひょろ長く、蜘蛛のように長い手の大男だったという。その足跡と称する場所が各地にある。巨人が手をのばして東京湾の貝を食べたのが、菊間の貝塚だという。また、この村の入口にある小山は巨人が足の土を払い落としたあとだといわれる。東京湾を渡って千葉から東へ行ったとも、東京湾の水を飲みきれずに死んでしまったともいわれる。
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ロクジゾウソン 1987年 長野県 六反田にある。江戸時代,悪疫が流行った時,領主祢津の殿様がこの六地蔵を江戸に運ばせて,霊験によって悪疫の蔓延を阻んだという。江戸に運ぶときには大変重くて碓氷峠を越えるのに苦労したが,帰りには実に軽くなって容易に超えられた。
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ダイジャ 1983年 秋田県 江戸時代、ある老人が山中の峠で一休みしていると笛のような音がした。見回すとブナの古木の洞に大蛇が寝ていた。
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スズメ,カンノン 1995年 愛知県 江戸時代中期、村人は雀がその塚を突付いているのを見て、掘ってみたら15センチの観音像が出てきた。
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デング 1957年 和歌山県 天狗に連れて行かれた徳蔵は、天狗に呼ばれて1時間もすると東京の方まで行ってきたという。
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クチヨセ,オイチ 2003年 山梨県 大正元年生まれの女性は、在米の生存していた父をオイチに呼び出してもらった。生きて会うことがないことを予言。
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ヨツヤカイダン 1997年 東京都 江戸東京博物館では、四谷怪談の装置がある。コンピュータで動かしていたが、動かなくなったので、誰かの発案でお岩稲荷に詣でると、動き出したということである。
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シャリ 1974年 法然上人の石碑から舎利が出た事があったという。この法師は立派だったので生存中に奥州にある舎利母石で作ったからと伝わっている。
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ニシヲカムイ 1930年 北海道 江戸時代の話である。海から黒い影が陸の方へかけぬける。これはニシオカムイと思われる。
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ヒトダマ 1916年 岐阜県 人が死ぬ前に人魂が出ることがある。青色の光で飛び、月よりは少し小さく、蒟蒻のような形だという。人魂が川を飛び越す時は、その本人はまだ3年ぐらいは生存することができると言う。
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ウトジングウ,ヒバシラ 1992年 宮崎県 沖で悪天候にあい、針路を失った。鵜戸神宮と榎原の神様に一心に願掛けをしたら、自転車の車輪大の火柱が、鞍先灯台方面と水島方面に灯り、それに力を得て船を進め、難を逃れることができた。
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