カマイタチ 1957年 新潟県 山仕事で風が吹いた後、三日月ような切り傷ができることがある。決して痛くなく、血も出ない。鎌いたちにあった、と言う。
類似事例 |
|
カマイタチ 1966年 埼玉県 風の強い日は、「鎌いたち」という目に見えない動物に足などを切られる。
類似事例 |
|
カマカゼ,カマイタチ 1957年 愛知県 悪い風が吹いて、血が出ずに皮膚が切れることを、鎌風が切るという。
類似事例 |
|
カミナリイタチ,ネズミ 1981年 和歌山県 雷はネズミのせい。竹竿の先に鎌をつけておくと、雷がひっかかって、血がついていることがある。
類似事例 |
|
カミタタレ,カマイタチ 1965年 兵庫県 畦道などを歩いているとき、手足の肉が鎌の形にえぐりとられることがある。血は出ない。カミタタレとか、カマイタチとか言う。
類似事例 |
|
カマイタチ 1976年 和歌山県 山の中などで足が鎌で切られたように曲がって裂けることがある。血は出ない。これをカマイタチに切られたという。
類似事例 |
|
カマイタチ 1974年 和歌山県 何もないところで転んだりすると、鎌の形に切れていることがある。あまり痛みはないが、それはカマイタチに切られたのだという。
類似事例 |
|
カマイタチ 1983年 千葉県 カマイタチは神様。カマイタチは突然つむじ風が起こって、皮膚が鎌のような形に切れる。しかし血は出てこない。
類似事例 |
|
カマイタチ 1938年 新潟県 カマイタチが出てくるのは、水中や畑の中で、小旋風に伴う真空現象に触れる者を切り裂くという事である。このときに血が出る事はないという。
類似事例 |
|
カマイタチ 1974年 埼玉県 不意に皮膚が裂けて出血したり、通り風の気に触れたとたんに鎌状の傷をうけるのを「かまいたち」と称し、その原因を「イタチ」の一種の妖魔の仕業と考えていた。
類似事例 |
|
カマイタチ,カマイタチ、イタチ,カミサマ 1982年 新潟県 カマイタチは鎌の刃形に切れる挫傷で、傷口が比較的深いわりには出血や痛みは少ない。鎌鼬とも書いて、イタチの仕業としたり、また、神様が構え太刀で遊んでいるところへ、人が入りこんでその怒りにふれるものであるという。また、暦を粗末にするとカマイタチにかけられるという。
類似事例 |
|
カマイタチ,カマカゼ 1982年 神奈川県 カマイタチは鎌の刃形に切れる挫傷で、傷口が比較的深いわりには出血や痛みは少ない。これは越後に限ったことではなく、相模ではカマカゼという。
類似事例 |
|
カマイタチ 1996年 新潟県 鎌鼬にかかるのは、躓いたときに手や足が骨が見えるほど裂けることである。女の子が、家の脇で遊んでいると少し躓いただけなのに、女の子の大切なところの近くを切られたという。小さな竜巻にさわった男性も、足を切られた。
類似事例 |
|
カマイタチ 1982年 新潟県 カマイタチは鎌の刃形に切れる挫傷で、傷口が比較的深いわりには出血や痛みは少ない。越後七不思議のひとつにもあげられている。
類似事例 |
|
カマエタチ,カマイタチ 1987年 岐阜県 突然転倒したとき、構えた太刀に触れたように裂傷を負うことがある。これを鎌イタチにやられたという。
類似事例 |
|
カマイタチ 1940年 岐阜県 痛くないのに体が切れていることがあり、その傷は決まって鎌の切り口をしている。2度3度やられる人もいるが、まったくやられない人もいる。那須の殺生石の破片が起こすともいう。
類似事例 |
|
カッパ 1987年 岐阜県 大水のとき、三ッ石川の新高賀橋の下で鮎捕りをしたら、網に河童がかかった。鎌で刺しても切れず、血も出なかった。
類似事例 |
|
ノガマ 1985年 愛媛県 小学生の頃、のがまの話を時々聞いた。山や畑で仕事をしていて、のがまに切られたというのである。あまり血は出ないという。
類似事例 |
|
カマイタチ,アクゼンシカゼ 1982年 静岡県 カマイタチは鎌の刃形に切れる挫傷で、傷口が比較的深いわりには出血や痛みは少ない。これは越後に限ったことではなく、静岡ではアクゼンシカゼという。
類似事例 |
|
(ササウオ) 1980年 岐阜県 飛騨国の谷間には笹が多く生えているが、その中に魚の形に似た物が生える時がある。頭と思われるところが笹に付いており、3月から4月になると動き出し、水中に落ちると魚になる。ゆえにその地では笹魚と呼ばれている。
類似事例 |
|