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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

タヌキ
1965年 高知県
天満宮にある地蔵様は、狸にワザをされて死んだ人が祀った。目の病に霊験がある。

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ヤナギダンサン
1998年 愛知県
家の軒下まで草が茂ってもわからないほど目の悪い人が、お地蔵さんを信仰すると目が見えるようになった。そのお地蔵さんをヤナギダン(柳谷)さんと呼んで、目の病気を治してくれるお地蔵さんとして信仰されたという。
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タヌキ
1979年 徳島県
芥附から田中に至る橋のたもとに元々は杉の木が3本あり、地蔵さんがある。そこにいる狸はよく人に憑いた。ある人が腹痛を起こし、狸が憑いたせいだということになった。村人に来てもらって中心にその人を置き、百万遍の数珠くりをして和尚が念仏を唱えた。その人は数珠の下をくぐって自分の家に逃げ、あまり暴れるので背中をついて転ばせると狸が落ちたという。
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タロウボウテング
1972年 京都府
役小角の末裔といわれる天狗の本拠地、愛宕山奥の院で、藤原頼長の命を受けた修験者たちが太郎坊天狗の左右の目に釘を打ち込んで呪詛を行った。このため近衛天皇は眼病を患って崩御したとも伝えられている。
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タタリ
1971年 石川県
気性の激しい当主が侍女を斬って井戸に投じたところ2,3代にわたって目を患う者が出、殺された侍女の祟りとして、供養のため邸内に地蔵堂を建立するに至ったという。
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イウナリジゾウ,(ユメノオツゲ)
1990年 長野県
切られた地蔵は新福寺の和尚の夢枕に立って、痛くて仕方ないので傷口を布で巻いてくれと頼んだ。今でも地蔵は袈裟でしっかりと巻かれているが、これを見たものは目が潰れるという。
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タタリ
1971年 静岡県
不良の源太が、悪さが高じて村人に殺され、村人はそれを喜んだ。村人が病気になり、源太の祟りだとわかる。地蔵様をまつったら病が治った。
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イウナリジゾウ,(ユメノオツゲ),(タタリ)
1990年 長野県
言成地蔵という地蔵堂の前は、馬で通る人も必ず降りて通る習わしになっていた。ある時、侍が馬で通りかかったので馬子が下馬するように言ったが、侍はそのまま通り過ぎようとし、地蔵の前で落馬した。怒った侍は地蔵を袈裟懸けに切った。切られた地蔵は新福寺の和尚の夢枕に立って傷口を布で巻いてくれと頼んだ。今でも地蔵は袈裟でしっかりと巻かれているが、これを見たものは目が潰れるという。斬りつけた侍は、病死した。
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ショウベエジゾウ
1987年 長野県
昔,庄兵衛という人が牛が淵で雨乞いをした時,荒縄で縛った地蔵様を沈めた。するとどうしても上がらなくなってしまったので,庄兵衛は水底に取りにいった。そのまま上がって来なくなってしまったので,「庄兵衛地蔵」として祀った。
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テング,ドウイチボウ
1933年 山口県
泰雲寺の山には道一坊という天狗が住んでいる。下駄に化けていたところ、小僧に焼け火箸を刺されて、以来片目を失った。
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ダリ
1985年 和歌山県
ダリにつかれて人が亡くなった。そこには、お地蔵さんをお祭りしてある。
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ツブ
1961年 新潟県
菅谷の不動明王はかつて火災となったとき、たくさんの田螺が本尊にとりついて水を吹いたため、頭部だけが焼け残り現存しているという。以来眼病の人は田螺を供えて祈願すると効果ありとされる。また、2月初午の日に田螺を屋根に投げ越して魔除けとし、これを信仰するものや眼病を患うものは田螺を食べない風習がある。
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フドウサマ,ダイジャ
1972年 山形県
赤滝の不動様は眼病に霊験があると言われ、時々、大蛇に変身し、それを見た者はたたりを受けるというので恐れられていた。
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ジゾウノタタリ
1998年 奈良県
多聞神社に1体だけある西向きの地蔵を、ほかの地蔵と同様に東向きに変えた人がコロッと死んでしまい、その家では死人が続いた。お地蔵さんの祟りということになり、近所の人は拝んでいる。
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オチウドノハカ,ジゾウ
1958年 岐阜県
双六谷の洞穴近くの地蔵様は落人の墓と言われており、よく祟る。お参りすると治る。
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タヌキ
1952年 京都府
狸にひき寄せられ、出て行き、帰ったときはもう狸につかれていた。狸のついている間は、お地蔵さんのお数珠にふれられると痛がって泣き叫んだが、おちてしまうとなんともなかった。
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ビシャモンタヌキ,オオニュウドウ
1986年 愛媛県
東雲神社下には、毘沙門狸がいた。「雨が降らんのにカサかして」とか「雨が降る晩に化かされて」と歌われた。また汽車に化けたり、大入道に化けたりもした。大明神さまと言って拝むと願い事を叶えてくれたという。
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タヌキ
1981年 和歌山県
若い男が古狸に憑かれて正気を失った。神様に心経をあげて治した。
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タヌキ,コウシンシンパチ
1922年 徳島県
天正寺の庚申さんは神籤が良く当ると評判だが、これは庚申新八という狸の力という。新八が住んでいた庚申谷の近くには蜂須賀藩の火術指南北島藤蔵が住んでいたが、その流れ弾が新八の棲家に当り、眷属が多く殺されたので悪戯をはじめたという。子分に老婆や20位の女に化けさせて藤蔵やその弟子をだまさせたりした。また新八も道路を川と見せて、美女に化けて北島氏と相合傘で一緒に帰り、カサを卒塔婆と取り換えるなどしてだましたが、終いには北島氏に撃たれて死んだ。その死体は3日めにようやく狸に戻ったという。
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タヌキ
1975年 愛知県
60年ほど前に、あるところに古い狸がいた。時々取り憑くので祠に祀ったが、あまり祀らなくなったので怒ってまた人に取り憑きはじめた。ある人がお産をし、ある晩、その尻を見た狸がこれに取り憑いた。その人はとても弱くなったので、皆で祈祷した。心経を千巻読むことにすると、30巻くらいで狸が「千巻くらいでは出て行かない」と言った。3日目に三千経ではどうかと言うと、「帰ってもいいが祀ってくれ」と言った。お祀りすると、病人は治ったという。
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ジゾウ
1964年 福島県
地蔵滝にある地蔵様は、滝のしぶきの中に虹の輪ができて、地蔵様が現れたのでお祀りした。
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