(ゾクシン) 1975年 愛知県 厄年に関する俗信。厄年は男性25・33・42歳、女性19・37か33歳のことである。尾張の国府宮で行われる裸祭で絵馬をもらったり、裸の人に触ると厄が落ちるという。正月元旦、宮参りに行くときに年の数だけ豆や銭を持っていって辻に置き、誰かに拾ってもらうといいという。女性が33歳のときに出産すると、きついという、など。
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(ゾクシン) 1976年 大分県 女性は33歳のときに出産をすると、厄が晴れたという。
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(ゾクシン) 1973年 三重県 厄年に関する俗信。厄年は男性17・25・42・61・88、女性19・33・61・77・88である。この年のときは結婚を避けるという。17歳は元服、25歳は八方ふさがりという。この年のときに家から出て行くのは良くないが、嫁をもらうのは良いとされているという、など。
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(ゾクシン) 1979年 徳島県 人の一生に関する俗信。犬のお産を見るとお産が軽く、猫のを見ると重いといわれている。夫がお産の時に家にいると、次ができにくいといわれている。女性の厄年に、男の子が産まれると良いといわれている。牛や馬が死んだ場所には木を植えてはいけないといわれている、など。
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(ゾクシン) 1972年 岐阜県 西村では女性33歳でお産をすると、厄のがれになるという。
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(ゾクシン) 1976年 京都府 産育と厄年に関する俗信。夫がいないときに最初の子を産むと、次の子からは夫がいないときには産まれないという。主人が厄年の時には、屋根には登らないという、など。
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(ゾクシン) 1974年 宮城県 厄年に関する俗信。女性33歳と男性42歳・62歳・88歳には、正月過ぎに厄落としをするという。正月の15日には紅白の重ね餅を近所の人にもらう。3人からもらうといいという。
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(ゾクシン) 1981年 福岡県 産育と厄年に関する俗信。安産祈願の時、坊さんと会うと死産になるとか、眠った子に会うと良くないといわれている。箒の神は産の神なので、箒をまたぐとお産が重くなるという。後産を捨てる場所が悪いと、一生子供に祟るといわれている、など。
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(ゾクシン) 1972年 岐阜県 上神原では女性33歳・男性25歳の厄年にお産をすると良くないという。
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(ゾクシン) 1977年 和歌山県 人生儀礼に関する俗信。村の鎮守の奉納相撲で一番強かった人が四股を踏んで握り飯を割ったものを力飯といい、これを食べると強い子が産まれるという。女の子が25歳・42歳に産まれると、父親の厄がなくなるという。人が死ぬと、屋根の棟に上がり、「おーいおーい」と3回呼び、死者の名前を叫ぶと生き返るという。雷が鳴ったら棺桶に蓋をして抑えておかないと、光が死者に当たると棺桶が空になるという、など。
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(ゾクシン) 1977年 福島県 人生儀礼に関する俗信。丙午に妊娠すると、女性が産まれると大変だといって、ほうずきの根で子供をおろしたという。エナをきれいに洗うと、誰の生まれ変わりかが判るというが、見ると目が潰れるとも言われ、見ないで捨てるという。人が死ぬと、家の中を大きな鳥が飛ぶのが見えるといわれている。魂がホタルになる場合があるという、など。
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シ,ソウシキナドノゾクシン 1956年 宮城県 正月に人が死ぬと、五月または九月にも身近な人が死ぬという。また、年の始めに家族の中で女性が亡くなると、その年は死人が多いという。身近に不幸が続くと三つ目の不幸が来るなどの俗信がある。
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(ゾクシン) 1973年 香川県 厄年に関する俗信。厄年の人は厄落としの帰りに持っていた銭や厄餅を捨てるが、この餅は病を軽くすると言われていて、みんなで分けるという。
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(ゾクシン) 1974年 宮城県 産育に関する俗信。安産のために、年寄りが亡くなったときのエンの綱をもらうと、魔除けになるといわれている。熊の腸を干し、それを帯にすると、安産するといわれている。一軒の家で子供が2人生まれると、1人を外に捨てて拾ってもらう。そうしないと勝ち負けができるという、など。
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(ゾクシン) 1975年 山口県 産育に関する俗信。難産になると、便所の神さまが来ていないのだという。妊婦やその主人は死者に触ってはいけない。触ると手足が柔らかい子が産まれてくるという。エナの埋め方によって、人生が良くなったり悪くなったりするという。エナを最初に埋めたところをまたぐと、父親の言うことをよく聞くようになるという。親が厄年のときに男の子が生まれると親の難をかぶり、女の子だと難を逃れるという、など。
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(ゾクシン) 2004年 香川県 お産に関する俗信。お産は母屋の納戸でするが、箒を立てて神祭りをして箒の神様を集めた。箒の神が集まらないとお産ができないという。また、妊婦が箒を踏むと箒の神様が怒ってお産ができないという。妊娠中に葬式を見ると生まれた子どもの肌に黒いあざができるという。へその緒を煎じて飲むと夏病みに効いたり、雷避けになるという。産まれる前から産着を作っておくと、弱い子になるという、など。
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(ゾクシン) 1974年 滋賀県 婚姻に関する俗信。嫁どりは2月・3月が多いが、一方で「2月は逃げる」「3月は花が散る」と言って、祝言をしてはいけないともいう、など。
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(ゾクシン) 1979年 静岡県 年中行事に関する俗信。七草の折、河原に石でカマドを作って餅を焼くが、この餅を食べると病気にならないという。節分の時、厄年の人が子供に何かあげると厄落としになるという、など。
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(ゾクシン) 1977年 福島県 年中行事に関する俗信。元旦の早朝に餅つきをして食べたら腹を病んだので、元旦には餅つきをしない家があるという。2月8日はお八日様で、餅をついて厄神様にあんこ餅をあげる。厄神様はあんこ餅が大嫌いだからだという。5月の節供には、家族みんなショウブ湯に入るが、特に女性は入らないと蛇の子が産まれるという。12月8日はお八日様で、朝早く家の前を悪い神が通るので、もみどおしなど目の多いものを入り口にかけておくと、悪い神が入らないという。
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(ゾクシン) 1974年 滋賀県 年中行事に関する俗信。子どもが産まれてくる予定の正月には、最初に男性が入ってくると男児が生まれるといわれ、女性が入ってくることを嫌うという。2月の初午にお稲荷さんに油揚げを二枚供えると、金持ちになるという。5月節供の日には、蛇が男に化けて娘を嫁に連れて行くから、屋根にヨゴミしょうぶをさして蛇除けにするという、など。
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