国際日本文化研究センター トップページ
怪異・妖怪伝承データベース
データベース検索ページ 更新情報 お知らせ 怪異・妖怪とは データベース検索 異界の杜 製作者
データベース検索ページ

検索対象事例

モリサマ
1975年 山口県
モリサマは旧家で祀られている。モリサマの木を切った人がいたが、その家は火事を起こして焼けてしまったという。どうしても切るときは、後で植え戻すので許してくださいと言って切り、苗木を植えたという。

類似事例(機械学習検索)

オシラサマ,ヒカルコボク
2001年 青森県
某家のオシラサマは、祖父の代に火事にあった際、屋敷内で焼けて光っていた古木から形作って祀ったものだと言う。だが、父の代に信心が薄れてこれを焼き捨ててしまったところ、不幸ごとが続いた。これはオシラサマのとがめであると言うことになり、再び新しく作り直して屋敷内のお堂に祀った。
類似事例

オシラサマ
2001年 青森県
某家のオシラサマは、元々はマリコという屋号の家のものであったが、火事の際にそのオシラサマが山に飛んでいったのを見つけてきて祀るようになったのだという。
類似事例

モリサマ,コウジンサマ
1975年 山口県
内海家に、大きなタブの木がある。モリサマあるいは荒神様という。切ると祟りがあるという。
類似事例

モリサマ
1975年 山口県
上大田の山田家のモリサマは、昔先祖が、足軽が馬に水を飲ませようとしているのを上からばっさりと切った。それが祟るというので、祀ったという。
類似事例

イワイガミサマ
1959年 大分県
イワイガミサマと呼ばれる神を屋敷内に祀る。旧家でのみ祀り、大友戦争の時に夫婦連れで落ちてきて死んだ武者の霊を祀ったものという。災いをするのでその場所を掘ると髪の毛が出たので別の場所に埋めた。すると家人が病気になったので元通りに埋めなおした。
類似事例

オシラサマ
1977年 青森県
佐藤家のオシラサマは、シンルイの家が火事で家が全焼したときに、オシラサマだけが小川に入って焼け残っていたものである。それを拾って祀っていたが、病人死人が続いたので拝んでもらったら、火災のときにオシラサマも片目を失ったので、それを作ってもらおうとしてそういうことをしている、と言われた。
類似事例

ヤマノカミ,(オオテング),(コテング)
1956年 東京都
百年経った杉の木を切ったら、山の神(大天狗・小天狗)が住む所が無くなったと怒って、家の人の命を取った。おわびして杉の木を植えて返した。
類似事例

ヤブガミ
1969年 岡山県
ヤブガミは屋敷の一隅か木のもとに祀られていることが多い。つばを吐いたり触ったりしてはならず、ヤブガミのそばの木を切るなど、悪いことをするとできものができる。反面、できものの神として祈願され、その霊験あらたかであったという。
類似事例

オシラサマ
2001年 青森県
某家では屋敷地の一角に祠を建ててオシラサマを祀っているが、これは以下の理由による。親類が家を壊した際に、屋根裏からオシラサマが一体だけ見つかり、これは対で祀るものであるからともう一体を新しく作ってもらった。その後、新築の家にそれらを連れて行ったところ、不幸が起きたので原因を確かめると、オシラサマが人に見られるところに祀ってもらいたがっているとのことだったので、それからは屋敷内の道路の角に祠を建てて祀るようになった。
類似事例

ミブケノフシギ
1956年 東京都
壬生家を建てる時ジノタケが上がらなかったが、翌朝ひとりでに上がっていた。屋根の萱に燃えきじりを差し込まれたが、火事にならなかった。以後、ハングルマサマという火の神を祀っている。
類似事例

ヤマノカミノケヤキノキ
1973年 福井県
現在山の神を祀ったところに、昔ケヤキの木があった。それをある人が切ろうとすると大きな音がして「切ってはいけない」といった。さらに「切るとおまえの妻がケガをする」ともいった。かまわず切るとその人の女房がケガをした。
類似事例

ウジガミノキ
1975年 高知県
氏神様の裏の藪にモッコクの木があった。おじいさんが取ってきて植えたら体が悪くなって、木をお宮に返したが死んでしまった。
類似事例

スギ
1936年 島根県
神楽のことで理屈に合わないまま言い負かされた男が、神社の杉の枝を折って祈り、うやうやしく自らの里へ持ち帰ると、枝が新芽を出したので、社殿を建てて祀った。
類似事例

ヤブガミコウジン,イエノマモリガミ,コウジン
1983年 岡山県
玉野市石島の草分けの旧家では、屋敷の西南隅にヤブガミ荒神を祀っており、それを家の守り神としている。同地のもう1つの旧家には、西隅に荒神が祀られている。昔、この荒神の祠のそばにはまゆみの木があったのだが、これを家の者意外が伐ると祟ったといい、荒神は意地の悪い神であるとされていた。
類似事例

ジャガミサマ,ヘビ
1986年 愛媛県
用の山の新野恒友家では、ジャガミサマを屋外に祀っている。家の人が蛇を殺したのでその死骸を埋めてあるという。一度場所をずらしたら家の人が病気になり、みてもらうと蛇が憑いているといわれて元の場所へ戻した。そのあと、祭場は道路拡張の時に5センチほどずらした。
類似事例

コバハラサン
1995年 宮城県
コバハラさんは火伏せの神様なので、近くの木を伐って焚き木にしてはならないという。話者の幼い頃、コバハラさんの木を盗んだ家が火事になったのを見たことがある。
類似事例

カシノキノタタリ
1992年 奈良県
大きな古い樫の木があり、そこに稲荷さんが祀ってある。昔、その樫の木を切ったら血が出た。祟りにあい、木を切ることができなかったので、稲荷さんを祀ったのだという。
類似事例

ケンボナシノキ
1975年 愛知県
薬師寺が焼けたあと、焼け残った半鐘を跡に埋めてけんぼなしの木を植えた。この木が生長して農作業の邪魔になったので近所の人が枝を切ったところ、その人は気持ちが悪くなったりかたわになったりした。
類似事例


1941年 愛媛県
昔、庄屋の家を建てるために、村人が山の大木を切ろうとしたが、一日で切りきれなかった。そして、翌日、その木は無傷だった。かろうじて切り終わったら、今度は重くて動かせなかったが、ヒマヒヲンナが来てくれて簡単に引けた。しかし、この木で建たれた家は直ぐ燃えてしまい焼けた。この木は北向きの神山のものだったという。
類似事例

オシラサマ,タタリ、オグナイサマ
2001年 青森県
佐々木家にもとあったオシラサマは、この神が暴れて困った分家から預けられたものであったが、これを祀る家では鶏卵を食べられなくなってしまって困るので、川に流して捨ててしまった。そのときは何もなかったが、ある年に主人が眼病を患ったところ、これが捨てたオシラサマの崇りであることが分かったので、新しくまた神を祀ることとした。7・8寸の男女2体の人形で、オセンダクは首からまとい、オグナイサマと呼んでいる。
類似事例

国際日本文化研究センター データベースの案内