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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

(カンノンゾウ)
1984年 島根県
昔ある夜、金原から大志戸にぬける谷に接した山腹から光が出ているのが十日市からも見えた。不思議に思って翌朝そこを掘ってみると、腰から下がすぐに朽ちた木製の観音様が出てきたという。道路拡張のため、現在は六地蔵とともに大志戸への入口付近の道の脇に祭っている。

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ロクジゾウ
1984年 島根県
昔、金原から大志戸へ向かう街道を馬に乗った1人の侍がいた。ちょうど大志戸の入口付近にある六地蔵(円柱の石に六地蔵を彫っている)の前を通りかかったところ、地蔵の力で落馬してしまったので、侍は怒って刀で六地蔵を縦に3つに切ってしまった。道路拡張のため、今は観音像とともに大志戸の入口付近の道の脇に祭っている。
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ジゾウ
2001年 奈良県
昔、夜になると田んぼがぼうっと光ったことがあった。不思議に思って掘ってみると、大きな自然石に掘られたお地蔵さんが出てきた。
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クルソンザン,ヒカリ,カンノンサマ
1975年 山口県
九州の信心深い人が、毎晩山に光が見えるので来てみた。すると木が立っており、その傍から観音様が現れて祀ってくれと言うので祀りはじめたという。
類似事例

クルソンザン,ヒカリ,カンノン
1975年 山口県
何代も続いている船頭である十兵衛が、沖で船が難破したので助けに行ったところ、遠くの山頂で光が見えた。不思議に思って行ってみると、岩屋の中に一寸八分の観音があったという。
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カンノンサマ
1976年 大分県
津波の時に流れ着いた観音様がある。見つかったときは魚の網に引っかかっていて、後光がさしていたという。あるいは、沖から流れてきた木を切ると血が流れたので、祀ったともいわれている。
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カンノンサマ
1983年 富山県
森田に観音様がある観音様は、昔沢連に居られた。宿坊の松田ニゾウの枕元に現れて、千坊寺街道の富崎の少し手前にある森田に行きたい、と言われたので、観音様を連れて行き、森田の人と街道の途中であって観音様の受け渡しをした。その場所を仏坂という。その観音様は今は森田の観音堂にあり、国宝になっている。
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スズメ,カンノン
1995年 愛知県
江戸時代中期、村人は雀がその塚を突付いているのを見て、掘ってみたら15センチの観音像が出てきた。
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トクマノジゾウ,ユメマクラ
1987年 長野県
昔,村のある百姓の夢まくらに地蔵が現れた。教えられた畑を掘ってみると,首のない地蔵と,すぐ近くで地蔵の首が見つかった。現在は胴体と首を合わせて安置してあり,霊験あらたかで多くの参詣者を集めている。
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カンノンノミズ
1932年 長野県
明治10年頃のこと、塩尻峠を登っていた若い躄が、清水の湧き出る場所で水を飲み、ふと見上げると観音様がいた。彼は近寄って額づいていたが、そのまま深い眠りに落ちた。目を覚ますと躄は立ち上がれるようになった。この噂が広まり、観音様をお参りする者が日に日に増えたが、供え物をめぐって人々が争うと、観音様は忽然と消えてしまったという。
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ドロクジン,ドウソジン
1940年 岩手県
高さ50センチメートル、周囲80センチメートルほどの男根様の石が道祖神の宮の後ろにあり、これが御本体だが、10年ほど前に五・六年間行方不明になっていた。ある時、ある婦人が急に熱病にかかり、掘り出してくれと騒ぐのでノリキに拝んでもらったところ、衣川に道祖神があるのでそれを元のところに戻さないと大変なことになるという。道祖神を見つけて納めたところ、病人も治ったという。
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トイシジンジャ
1928年 長崎県
大永年間のこと、船津あたりの深い山藪の中から、不思議な光が闇の中に光り輝くことがあった。里人はこれを大蛇か魔物と思い、誰も近づかなかった。ある時、漁夫が難破して海を漂っていたところ、遠いかなたに光を見つけ、それをたよりに陸地まで泳ぎ着いた。夜が明けて光の正体を調べに行くと、そこには軽石と古木があったので、里人はこの軽石と古木を神木として祠を立てたといわれている。
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コヤスカンノン
1973年 香川県
森氏が大阪・兵庫の店などから寄付を募ってお祭りしたのが観音様である。子安観音は落雷があったときに自分の子に雷が落ちないようにと持ち帰った。子安観音にある割れ目はその時に落ちた雷のあとであるという。
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(ユメノオツゲ)
1989年 長野県
泥棒に捨てられた観音は天竜川に流れて泰阜村まで行った。そこの明島という場所のある人の夢枕に立ち、助けを求めた。その人が淵に行ってみると、本当に観音があった。拾い上げて船で送り届けると、観音像は寺にあった台座にピタリとはまったという。
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カガミ,レイブツ
1975年 栃木県
万里小路藤房という公卿の銘のある抦鏡、観音の入った銅塔、古銭が埋められていた山裾が雨で崩れて、それらが掘り出された。同じ頃、下野国都賀郡西見野村でも瓶が掘り出され、そこに同種の古鏡などが納められていた。久しく土中に埋もれていたこのような霊物が、同じ頃に人間の前に現れることは神仏の加護だろう。不思議なことだ。
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フドウソン
1989年 長野県
経平という場所に小堂があったが、山津波で埋没した。年を経て、そこが毎夜光を放ったので、天和元年3月に近隣住民が掘り返した。すると、そこから不動尊の木造が現れたので、現在の場所に安置したという。
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クビナシウマ,レイ
1978年 愛媛県
各地で「首なし馬」が出た。見ると熱病に罹ったという。ある年、老神主が夜道を歩いていたら、「シャンシャン」という音がして首なし馬に乗った武士団が通った。その後この人馬の霊を慰めるため、そこに石地蔵を作った。
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ケリアゲカンゼオン
1983年 鹿児島県
日向の国の志布志という里で、日頃から観音を信仰している女がいた。その夫が猟師だったので、夫の悪行を嘆き、何とか善心を起こさせようと観音に祈念していた。嘉吉2年5月に夫がいつものように山に入ると俄に雷が鳴り響いた。恐れた夫は観世音の聖号を唱えると、かの尊像が空中に現れて、夫の頭上に落ちてきた雷火を左足で蹴り上げて助けた。帰って観世音の像を見ると左足を上げていたという。
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ムジナ,ダンサブロウ,アヤシイモノ
1984年 新潟県
明暦年間に、佐渡奉行の地役人の中沢という人が、日が暮れてから酒に酔って団三郎ムジナの二ツ岩にさしかかると暗くて道がわからない。団三郎に提灯を頼むと、高張提灯があらわれ、昼のように明るく照らし、怪しい者が現れて親分を神さまとしてあがめるようにしてくれという。中沢は役人をやめて団三郎の棲家を麓の十二権現の末社とし、自分は神主になった。
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ヒカワミョウジン,ジュウイチメンカンノン
1974年 東京都
天暦年中に近江国甲賀郡の連林という僧が、東国修行の為に氷川へ来た。その日の夢に白髪の老人が現れて、地中に長年埋もれているので掘り出して安置してくれれば、この地の守護神となると告げた。そこで近辺を探してみると、ある場所が金色に輝いており、掘ってみれば十一面観音像があった。そこで社を建てて祀ったという。治暦2年の関八州の日照りでは、この社に雨を祈るとたちまち大雨となった。
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ハクバイカンノン
1978年 新潟県
京都の本山から住職が持ってきた白梅観音が、火災で行方不明になった。10年前、17歳の男性が脳溢血で倒れて半身不随になったところ、禅宗の僧侶がやって来て、庭の梅の木の下に観音があるからだと言った。親類に頼んで掘ってもらうと、観音が出てきた。
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