| ヤマノカミ 1964年 福島県
 山仕事に行って目的の山に着いたら、咳をするか歌を歌うかしないといけない。そうしないと山の神の目につかず、行き遭って隠されてしまう。
 
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                    | ヤマノカミ,テング 1937年 石川県
 山の神はすなわち天狗のことである。山へ入ってはならないとされる日には、一切の作業を休むことになっており、これを無視すれば必ず怪我をするなどよくないことが起こる。
 
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                    | ヤマノカミ 1982年 新潟県
 山の神の祭りの日には、山で髪をすくきれいな女をみたといい、山中で髪をとかすことを禁じている。
 
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                    | ヤマノカミ 1960年 三重県
 山の神は女。火やくになった女を見て、山の中に入ったものとも言う。
 
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                    | ヤマノカミ 1989年 静岡県
 山の神の祭りの日に山に入ると、神風に吹き飛ばされる。
 
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                    | ヤマノカミ 1981年 秋田県
 結婚後の数日間は山に入れない。山の神が祝儀火を嫌うためで、田畑の仕事やワラ仕事、家の中の雑用などは行ってもよかった。
 
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                    | (ゾクシン) 1983年 滋賀県
 一月九日過ぎまで、山に入ると怪我や災いに合う。その間は、山の神が木の実の種をまくので、邪魔をしてはいけないからだ。
 
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                    | (ゾクシン) 1970年 福島県
 毎月17日は山の神の日で山に入らぬのがよい。山の神が木を数えるので入ると怒るのだという。
 
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                    | ヤマノカミ 1981年 福岡県
 山を歩いているときに突然寒気・めまい・頭痛に襲われることがある。これを山の神様のさわりとか山の神の風にあうという。
 
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                    | ヤマノカミサマ,テング 1987年 岐阜県
 炭焼きをやっている人たちが、山の神様を祀っているらしい。山の神様は女性をけがれたものとして嫌うので女性は山に入らない。山の神のことを天狗ともいった。2月の初寅には山仕事をしている人は山には行かない。この日に山に入ると木と一緒に天狗に数えられてしまうという。
 
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                    | ヤマノカミ 1985年 福島県
 山に入ってはいけない日は、元日・2月17日・10月17日で、これは山の神様が里にお出ましになる日であり、山の神の祭日である2月17日には、行って神様を迎えてくる。
 
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                    | ヤマノカミ 1982年 東京都
 3月17日は山の神の日である。その日に山に入るとよくないことがある。ある人がマキをきってきて田の中で火を燃やすと、山火事になってしまった。またある人がカヤ場で火を燃やして昼食をとろうとした時もやはり火事になった。
 
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                    | ヤマノカミ 1976年 宮城県
 春と秋に、山に入ってはいけない日があり、この日に山には入るとけがをする。
 
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                    | ヤマノカミ 1940年 和歌山県
 山の神に関する俗信。山の神を生木で祀ると、必ず次にその生木を切る人が怪我をするから、柵を設ける木には生木を使わないという。山で木をそいで打ち込むと、山の神の着物の裾を打ち込むのでよくないという。山で山道具を見失ったときは、山の神と相撲をとるとすぐに見つかるという。11月7日は山の神の木数えの日なので、山に行くと数え込まれて怪我をするという。山祭りがある月の不浄日に山に行くと、怪我をするという、など。
 
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                    | ヤマノカミ 1961年 島根県
 ある人が山の中で山の神さんにあって気違いになった。山の神さんは天狗のような格好で羽が生えていたそうだ。
 
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                    | ヤマノカミ、(ゾクシン) 1978年 山梨県
 山仕事に関する俗信。毎月17日は、山の神が弓をひいており、それにうたれるため山に入ってはいけない。
 
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                    | ヤマノカミサン 1978年 広島県
 正月二十日は山の神さんが木を数える日なので、山へ行くと木に間違われてその年のうちに死ぬ。だから山へ入ってはいけない。
 
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                    | ウシ,ヤマノカミ 1933年 熊本県
 山の神は強欲だから木の葉を拾ってもその人は病気になると言う。火の木の摩擦により牛が出現したので山の神の祭りは丑の日に行う。この日牛肉を食べると山に入った時に怪我をする。
 
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                    | ヤマノカミ 1972年 千葉県
 山の神の日に関わる俗信。高山では二月七日・八日が山の日とされている。これらの日には、山仕事をすると山の神のたたりがあり、ケガをすると言われ、山仕事を休む。この日は山の神が木の種をまく日であり、入るとじゃまになると言われている。
 
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                    | ヤマノカミ 1982年 山形県
 3月17日は山の神祭りで、仕事は休みになる。この日山に入って山の神に会うと、その年はろくなことが起こらない。
 
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