ガラッパ 1989年 鹿児島県 雨が降る夜、3時ころ、上の方から「ピー」、「ヒョー」とガラッパの鳴き声がする。冬の間は山におり、3月のお彼岸が来ると川に降り、3月から9月まで川におり、9月のお彼岸になると「ピーヒョー」といって山へ上がる。
類似事例 |
|
スイジンサマ,ガラッパサン 1989年 鹿児島県 水神様、ガラッパサンは、春に雨が止んで夜明けになると屋敷の向いの山でピーピー、あるいはヒューヒューという。
類似事例 |
|
ガラッパ 1989年 鹿児島県 ガラッパは春の彼岸に山から川に来て、夏だけ過ごし、秋の彼岸に山に帰っていく。
類似事例 |
|
カッパ,ガラッパ 1971年 鹿児島県 ガラッパは春の彼岸に溝を伝って川に下りてきて、秋の彼岸に山川から山に上っていくのだという。
類似事例 |
|
ガラッパ 1954年 鹿児島県 河童のことをガラッパという。ヒョウヒョウという鳴き声をあげながら、1年に2回、春と秋の彼岸の頃に山と海のあいだを川に沿って往来する。春の彼岸の頃の西風の夜に海へ下り、秋には山へ登ってゆくという。
類似事例 |
|
ガラッパ,ガラッパドン 1957年 鹿児島県 ガラッパは春の彼岸に山から川へ移動し、秋の彼岸になると山に帰っていく。子供たちもそれに合わせて山遊びから川遊びへと切り替える。
類似事例 |
|
ガラッパドン 1989年 鹿児島県 ガラッパドンは山から梅雨明けごろに降りてくるが、ピーピー鳴く。
類似事例 |
|
ガラッパ,スイジンノカミ 1963年 鹿児島県 ガラッパは水神と言われ通り道の谷間には家を建てない。ある人は夜にたくさんの足音が群れをなしているのを感じた。おそらくガラッパが川から海に行く途中だったのだろうが、暗闇の為に目に見えることは決してない。
類似事例 |
|
ガラッパ,ヒョウスボ 1992年 宮崎県 ガラッパやヒョウスボは、秋に山に登り、春に川に下る。いたずら好きで、人に相撲を挑んだり、馬を川に引いたりする。
類似事例 |
|
ヒョウスボ 1965年 宮崎県 ヒョウスボは水の神。秋は山に行き、春は川に下りる。山に上がるときは「ヒョー」と鳴く。
類似事例 |
|
ガラッパ 1982年 鹿児島県 相撲好きで人や馬にいたずらするガラッパは、冬は山、夏は川にいて人の目には見えない動物であると聞かされていたが、正体は渡り鳥のトラツグミのことである。
類似事例 |
|
ガラッパ,ヤマワロホカ 1974年 熊本県 ガラッパ、ヤマワロは蔑称なので、山や川で声を出して言う時はカワントヤマントといわなければならない。彼岸前後の雨の夜などにヒョーヒョーと鳴きながら列を作って山の尾根を降りてくるという。その声を聞いた人は多い。
類似事例 |
|
カッパ,ガラッパ 1971年 鹿児島県 ガラッパの男は「ヒ」と言い、女は「ヒョ」という。石を投げるとしばらくなき声は収まる。ガラッパがいるので彼岸には山に行ってはいけない。
類似事例 |
|
カッパ,ガロ,カワタロウ 1959年 九州の山の神はカッパ的色彩が濃い。指宿市上西園部落では、山の神はガラッパで、春の彼岸に川に下って水神となり、秋の彼岸には山に登って山の神になるという。カリコボやヤマワロなども同様である。
類似事例 |
|
スイジンサマ、ガラッパ 1989年 鹿児島県 水神様に関する俗信。水の中に小便をすると水神様のたたりがある、水神様に悪さをするとガラッパが川に引き込む。
類似事例 |
|
カッパ,ガラッパ 1971年 鹿児島県 雨が降る彼岸の中日の晩、ガラッパが通った。1匹が「ヒ」というと、もう1匹が「ヒョ」といって、「ヒ・ヒョ・ヒ・ヒョ・・・」とそれは喧しく、恐ろしいものであったという。
類似事例 |
|
ガラッパ 1971年 鹿児島県 ガラッパを脅かしてはいけない。川に行くときは手前のほうから「エヘン」と咳払いするとよい。
類似事例 |
|
ガラッパ,オト 1982年 鹿児島県 昔、川沿いを歩いているとき、川の渕のところで象が水に飛び込んだような音がした。きっとガラッパに違いない。
類似事例 |
|
カッパ 1914年 鹿児島県 春の彼岸の頃、雨のそぼ降る夜にヒョウヒョウと鳴く声がする。水から上がって山に登る河童の声だという。秋の彼岸の頃に、また鳴き声がし、河童が山から里に下るのだと言っている。
類似事例 |
|
カワノカミ 1929年 長崎県 雨の晩にひょうひょうと言って通るのは、川の神である。大勢連れで、高帽子をかぶって来る。袖口から覗くと、その姿が見えるという。
類似事例 |
|