(ゾクシン) 1950年 千葉県 人に唾をかけると自分の顔に跡が残る。
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コウボウダイシ,コシカケイワ 1948年 兵庫県 「枯れぬ水」の上の方に岩があり、弘法大師が腰をかけた跡や、足を揃えておいた跡、杖を突きたてた跡、下町に向かって跳んだ時の足跡が残っている。
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テンジョウカラタレテクルチ 1986年 東京都 林間学校で、りんどうの部屋に寝ると、天井から血が垂れてくる。昔、女の人がこの部屋で死んだという。
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キツネノヨメドリ 1957年 新潟県 狐は提灯を点けたり消したりして来る。狐のよだれが垂れるから。
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(ジブンニニタヨウナヒト) 2002年 山口県 陸から糸を垂れて釣っていると自分に似たような人がいる。そばによってみれば何もない。こんなことはたびたびあった。
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シニン,ホネ,チ 1947年 大分県 白骨に血をかけると、身近い人の血は染み込むが、他人の血は流れてしまうという。
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テング 1927年 岐阜県 カスミ網を張って置いたところ、大風が吹いて血の垂れる足のようなものがかかった。驚いていってみると、何も掛かってなかった。天狗が通ったのだろうと語り合ったという。
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ヒキガエル 1939年 香川県 数人の若衆がいる山小屋に、綺麗な娘が宿を求めてやって来たので泊めた。眠る間に、娘が男の所へ這って来て口から血を吸っていたので頭を木割で打った。夜が明けると男は死に、血の跡を辿ると巣の前で蟇(ひきがえる)が死んでいた。
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ダイジャ 1990年 福島県 沼沢湖の大蛇は只見川から沼に上がった。そのときの大蛇の尻尾の跡が残っている岩がある。その大蛇の尻尾の跡には苔が生えている。
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テングノアシアト 1971年 福島県 天狗の足跡が今も残っている。
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キョジン 1981年 和歌山県 大男が種手見山の頂上に座った。上窪は巨人の尻の跡、下窪は男のモノの跡、東神野川集落には右足の跡、熊瀬川集落には左足の跡があるという。
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ツエ 1926年 栃木県 塩原に杖が成長した逆さ杉と称する枝が下方に垂れた木がある。
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チグサノイケ 1939年 茨城県 血草の池の周囲の雑草を切ると、血が出る。それを馬に食べさせると、死ぬという。
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トイシ,フキノカワ 1938年 鳥取県 砥石や蕗の皮をまたぐと、白血や長血の病気にかかる。
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テング,テングスギ 1929年 東京都 田んぼの真ん中に立っている大杉がある。この枝が下に垂れているのは、天狗が来て、この樹の又に腰掛けたからだという話をきいた。この杉を天狗杉と呼んでいる。
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カテイセキ,オサキガミ 1956年 宮城県 御崎神が御崎の海岸を鹿に乗って見廻ったときの蹄の跡が残る。
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ミノヒ 1971年 新潟県 小雨の日には、蓑から垂れる水滴が火になって落ちる。それを払えば払うほど多くなるが、家に入ると消えるものである。
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ヘビ 1975年 福島県 中倉集落の大きな屋敷が、蛇のために潰れたことがある。その屋敷跡には蛇神様が祀られ、古井戸が残っている。
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ヤマンバ 1989年 香川県 木こりが6人で山小屋に泊まっていると、山姥が入ってきて、次々と血を吸っていった。1人だけ起きていた男が斧を打ちこむと、山姥は血を流しながら逃げていった。翌日、血のあとをたどってみると、年を経たヒキガエルが死んでいた。
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イケイノモノ,ヨウブツ 1974年 夜山で何か向こうに怪しく光るものがあった。鉄砲で撃ったら襲ってきた。鉄砲を奪おうとしたので組み打ちになった。後になって鉄砲を見ると掴まれた跡やツメ跡が残っていた。狒狒だったのか。
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ガラッパ 1934年 鹿児島県 月夜に浜辺に人影がたくさん見えた。ガラッパだと思って大勢で行ってみると、足跡だけが残っていて海に逃げた跡だった。
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