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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

カヤ
1975年 愛媛県
ちょうかんさんが雨が降っているときに帰っていたら、頭をなでるものがいた。つかまえてみるとかやだった。千切っておいて朝になってから行ってみると、かやから血が出ていた。

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ケンムン
1979年 鹿児島県
幼い頃に、おかあさんの先を歩く頭の赤いものがいた。山のもので、頭を赤くしていたという。昼間にもいたが、こわくはなかった。
類似事例

テングサマノキ
1995年 埼玉県
天狗様の木を切ったら木から血が流れた。
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イエギツネ
1979年 山梨県
イエギツネ(家狐)は、その家の人が憎らしいと思う人のところへ飛んでいって血を吸う。吸われた人は病気になったり死んだりする。ある人が病気になったので祈祷師に看てもらうと、イエギツネが憑いているというので秩父の三峰山に行ってお札をもらって祈祷すると、丑満時に三峰山のダイジンサマとイエギツネが縁の下で戦った。こうしてイエギツネを退治して病気は癒ったが、そのとき着物の袂からキツネの毛が3本出てきたという。
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キツネ
1966年 群馬県
雨の夜に山中を歩いていると、くもの巣がかかった。それを払うと平らな道が現れたので、よろこんで歩いて行ったが、家に帰れず、歩き疲れて目をさますと、明るくなっていて、くもの巣が顔にかかったところで寝ていた。狐にばかされたと言われている。
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カワコ
1961年 島根県
川子淵のそばに馬を繋いでいたが、カワコ(河童)が馬を引いて行こうとして、逆に引きずられて頭の骨を折った。
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サンキチギツネ
1958年 茨城県
ある人が雪のちらちら降る晩に三吉狐に頭を殴られた。
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キツネ
1985年 山梨県
深田の清泉寺のあたりに悪いキツネがおり、とおるひとは必ず騙された。ある気の強いおじさんが絶対にキツネに騙されないといって、腰に鎌をつけて真っ暗な中をいった。そうしたら、赤ちゃんをおぶった女の人が来たので、鎌で赤ちゃんの首を落とした。しかし、お母さんが泣いて訴え、仕方がないのでお寺へ行って髪の毛を切って謝ることにした。村の人がいっぱい集まったがそのときにはもう化かされていて、髪の毛を切った途端に誰もいなくなって、自分の横には首ではなく大根がきれて転がっていた。
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シンケイヤミ,キダマギ
1981年 東京都
昭和のはじめ、o氏の長女pがイトコと2人で遊んでいてブヨに刺され目蓋が大きく腫れあがった。pの母はなぜpだけがこうなったのかと心配しすぎてシンケイヤミになった。Fミコに見てもらうと、oが屋敷の隅の、屋敷を守る住吉様がのっている杉の木の根を伐ったのと、山で精霊の宿るキダマギを切ったためだと言う。Fミコの指示どおりにするとpも母もすぐに良くなった。
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カブソ
1994年 富山県
湧水のある所を馬を連れて通ると、木の根に馬をつないで水を汲んでいた。突然馬が跳ね上がって、枝を切って逃げた。夜にかぶそ(かわうそ)がやってきて、枝は自分の片手だから帰せと言う。その代わりに村で悪さをしないと約束したので帰してやった。
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テンゴサマ
1977年 富山県
天狗の宿り木である杉を切ったところ、血が出た。それ以来切る人がいない。天狗の祟りであろう。
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カッパ
1955年 山形県
数馬の川ので女が洗濯をしていると、川の深い所から髪をザンバラにしたものが顔を上げた。屋根造りの人に話したところ、カッパだろうということになって捕えにいったが、いなかった。
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オクリオオカミ,オオカミ
1973年 三重県
おくりおおかみは、夜遅くに1人で歩いているとついてくる。昔はちょんまげを隠すために頬被りをして歩いた。後ろから付けてきて、頭を飛び越えてちょんまげを引っかけて倒し、かじりつくからだという。
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バケモノ
1960年 福島県
山の上から「ぶっつありてい!!」と叫ぶものがあるという話を聞いたものが、それを捕まえに行った。暗い影のようなものが背中にぶつかった。毛がふさふさしていて四本脚の化け物で、箱に詰めて湯を入れ、翌朝開けると金がいっぱい入っていた。
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タヌキ
1985年 高知県
道行く人が機織の音を聞いたので、狸だと思って切った。しかし切れなかった。庄屋の所で刀を変えてもらって切りつけると、7日7晩渕に血が流れた。狸の仕業であった。
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キツネ
1974年 東京都
午八月二十七日早朝、ある男が道で寝ていた4匹の白狐を驚かし、狐は逃げていった。すると雨が降り出したのでいつも休む家へ行くと、女房の棺桶を主人が担い出すところであり、留守を頼まれた。家の中にいるとその女房の霊が出てきて、男の腕に食らいついた。近くの百姓が、その男が川の堤を上り下りしており、血だらけであるのを見た。狐に化かされていると思い、水をかけると、男は正気に戻った。そして小豆飯に油あげをそえて狐に謝りに行った。実際には雨は降っていなかったが、腕の傷は本物で、その後も痛みに難儀した。
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テングサマノツメ
1988年 富山県
喧嘩の声がうるさかった次の朝、見たら血だらけの天狗様の爪が落ちていた。
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カッパ
1987年 長野県
ある人が千古の淵の近くの木に馬を繋いでいた。すると,千古の淵のかっぱが出てきて馬のしりを抜こうとした。馬が暴れたのでかっぱは頭の皿の水をこぼしてしまい,馬に引きずられて家まで行った。家の者が見ると馬の尻尾に妙なものが掴まっているので,柄杓で叩こうとしたところ,柄杓に入っていた水がかっぱの皿に入ってしまった。かっぱは息を吹き返し,たちまち逃げ去っていった。
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キツネ
1975年 福島県
ある人が雨が降る日に土手際を歩いていて、土手の上のほうを歩いていたら知らない道に出た。おかしいと思っていたら蓑を触るものがある。もとの道に戻ろうとしたら、足を後ろから引っ張られて転んでしまった。気がつくと、買った目刺しがなくなっていた。狐の仕業。
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チッチ
1992年 宮崎県
昭和46年1月のこと。雨の日の午後六時ごろ、夜道を歩いていると、頭上でチッチッと鳴声がする。気に留めず歩いていたら、前後左右をチッチッチッチッと付き纏いだした。正体は見極めがたく、石を投げても効果がない。人家近くまで付きまとわれた。この事を村人に話したら、「それはチッチというものだ。鳥だ」と教えられた。
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テングサマ
1956年 山梨県
山に木を採りに行った帰り、頭上をヒューと音を立てて通ったものがあれば、それは間違いなく天狗様だという。天狗様は、鼻が高く、羽根を持つ。
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