カベノアナ 1980年 京都府 清朝の鄭瑞が京都に居た時、ある壁に向かって昼寝をしていたら、いつも壁の上に人の顔が出てくる。不思議だと思っていると、それが穴になったという。その穴の中を見ると、人馬が往来し賑やかだったので、壁の穴の中に入って大いに楽しんだ。家人が起こすと普通の壁だった。狐狸の類か。
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ヌリカベ,カベヌリ 1986年 大分県 臼杵市では(塗り壁のことを)壁塗りと呼ぶ。
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モナリザ 1986年 東京都 図書館の壁に夜になるとモナリザの姿が映った。気持ちが悪いので、壁を壊して作り直した。
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チノデタビワ,カベヲハウエビ,タヌキ 1922年 徳島県 枝を折ると血がでる枇杷の木があった。また、正月の飾り海老が壁をはい、三方が壁に吸い付いたりした。狸のわざだという。
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ヌリカベ 1938年 福岡県 夜に道を歩いていると、突然進む先が壁になって、どこへも行けなくなることがある。それを塗り壁と呼んで恐れているが、下の方を棒で払うと消えるという。ただし、上の方を叩いても効果はない。
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〔ジビ〕 1974年 新潟県 越後国に住む百姓・孫右衛門の家には地火というものがある。自然についた炎を筧で隣家へも壁を貫いて渡し、相壁の家は明かりをつけずとも夜の作業ができるという。
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キョウノイワノナナフシギ,カベヌリテング 1987年 長野県 相木川の岸にある岩壁のうち,2メートル四方ほどの部分が荒壁を塗ったように見える。これは壁塗り天狗の仕業だという。昔より面積が小さくなったという。
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ユウレイ 2001年 兵庫県 壁のしみから臭いお婆さんがでてきた。
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(ゾクシン),カベ 1998年 静岡県 夜中の十二時に白い壁に当たると知らない世界に吸い込まれてしまう。
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テング 1972年 石川県 天狗が住むという断崖がある。太鼓の音が時々することから太鼓壁と呼ばれている。
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テング 1972年 石川県 太鼓壁という天狗が住んでいた断崖があった。天狗がよく子供を騙して連れ去ったという。
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アクリョウ 1986年 沖縄県 沖縄の屋敷では唯一の狭い門と遮断壁によって外来のものが様々に分類される。悪霊は遮断壁によって前方に進むことを阻まれる。
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タヌキノヌリカベ 1986年 大分県 歩いていて突然目の前が見えなくなる。県内各地では狸の塗り壁とよぶ。
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イタチノヌリカベ 1986年 大分県 歩いていて突然目の前が見えなくなる。香々地町ではイタチの塗り壁と呼ぶ。
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テング 1988年 奈良県 新笠置街道沿いの山の北側岩壁に大きな足跡が2つある。これは天狗が誓多林堂の太鼓を盗み出して、松の木にかけて打ち鳴らしたときの足跡だと言う。太鼓には天狗の血がついていたという。
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テングザワ,カベヌリテング 1987年 長野県 京の岩の七不思議の一つである壁塗り天狗は,この沢に住んで夜12時過ぎになると大きなのこぎりで木を伐るような音をさせる天狗のことだという。
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ヌリカベ,タヌキ 1986年 大分県 歩いていると突然目の前が見えなくなるのは,狸が金玉を広げて目隠しをしているからで,塗り壁にあったときはその場にしゃがんで煙草に火をつけると見えるようになる。
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キツネ 1985年 新潟県 キツネに憑かれると家の壁を登ったり二階から家に入ったり屋根裏に隠れたりと、人間離れした行動をとるという。
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シミ 1990年 神奈川県 横浜市のある小学校では、体育館の壁のペンキが、髪を束ねた女の姿の形にはがれている。何度塗り直しても同じ形にはがれてくるので不気味だという。
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ヌリカベ,ヌリボウ 1956年 夜道を歩いていると、急に行く手が壁になり、前に進めなくなる。棒をもって下を払うと消えるが、上の方を払っても消えない。
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ヌリカベ,ヌリボウ 1956年 夜道を歩いていると、急に行く手が壁になり、前に進めなくなる。棒をもって下を払うと消えるが、上の方を払っても消えない。
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