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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

キツネ
1998年 福島県
爺さまが狐を馬鹿にして火を焚いていぶした。そうしたら、その後、婆さまが帰ってこないことがあった。心配していたら、ボロボロになって帰ってきた。氏神様の石の上に泊まってきたという。狐が仕返しをしたのである。

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キツネ
1998年 福島県
狐が馬鹿にするので、爺さまが殺そうとして火を焚いていた。そうしたら狐は娘に化けて婆さまの所に来た。そして娘に化けた狐は婆さまを家から連れ出して行ってしまった。
類似事例

キツネ
1960年 三重県
爺さんが薪を馬の背に乗せて運んでいたら、狐が馬の背に飛び乗って悪戯をした。爺さんは狐を縄で縛り、家に帰ると、狐の姿がない。狐は家の中に入っていた。狐は仏様に化けて仏壇に隠れたので、爺さんはご飯で狐を誘い出し、狐が食べようとしたところを手斧で叩いた。
類似事例

キツネ
1989年 長野県
ある人が飯田の方へ行ったとき、昼寝していた狐に石を投げたら当たった。狐は痛そうな泣き声を上げて山の方へ逃げた。帰路、狐の寝ていたところに来るとにわかに薄暗くなり、日が暮れた。困ったと思っていると、向こうから弔い行列が来る。怖くなって道端の木に登ると、木の回りを回って、根元に棺を置いて火を焚いて帰っていった。棺が焼け落ちると中から死人が出てきて、木を上ってきた。その人がてっぺんまで上ると枝が折れて落ちた。悲鳴を上げると、辺りは元通り明るく、その人は土手の下に落ちていた。
類似事例

タヌキ
1971年 長野県
昔々、寒くなると狸が隠居の婆さんのところに火にあたりに来ていた。ところがこの狸、夕飯の焼餅を八畳敷きの金玉に包んで持っていってしまう。そこで婆さんが餅に良く似た石を焼いていたら、狸はその焼け石を金玉に包んで持っていき、それっきり来なくなった。
類似事例

キツネ
1938年 青森県
人をだます狐が村人に燻し出された。狐は仕返しに屋根の上で橇乗りしようと出て行ったが、真赤に焼いた杵で撃退された。狐をいじめたことを反省した村人が詫びると、狐は自分を神様に祀ってくれといった。
類似事例

キツネ
1980年 秋田県
ある人が狐に石をぶつけて、わざとびっこを引いて逃げていった。そのあと本当のびっこの人が通りかかったら、狐が石を投げたのはその人だと思って復讐してしまった。
類似事例

キツネ
1972年 新潟県
昼寝をしていた狐に、ほら貝を鳴らして驚かしたら、狐は逃げていった。夜になって宿泊地を探していると一軒の家を見つけた。そこで火をおこそうとしたがなかなか点かない。辺りを見回すとそこは川で、草原の中にいた。狐に悪戯をしたから騙されたのだろう。
類似事例

キツネ
1931年 山梨県
婆が山へ行ったとき狐に憑かれて、馬鹿になって帰ってきた。そこで小豆粥を食べさせて、焙烙を焼いてかぶせたりして、2日ばかりしてやっと正気に戻った。
類似事例

タヌキ
1992年 奈良県
山で炭焼きをしていたお爺さんの所に、毎晩狸がお婆さんに化けて訪ねてきた。そこである日お爺さんはお婆さんに絶対訪ねて来ないようにと言い、その夜に訪ねてきたお婆さんを刃物で殴った。お婆さんは声を出して逃げたので、本物のお婆さんは殴ってしまったのかと驚いて家に帰ると、家にはちゃんとお婆さんがいた。そして軒下で古狸が死んでいた。
類似事例

キツネ
1931年 山梨県
婆が狐に化かされ、前垂れにぼた餅とうどんを入れているつもりで、馬糞やみみずを入れていた。爺が婆を家へ連れて帰り、ほうろく鍋を焼いてかぶせると正気になった。
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キツネ,イナリ
1975年
橘枝直という男の宅地の辰巳の角に、稲荷の祠があった。飼っていた小鳥が何度も失せるので、怪しんで祠を取り除け、そこにいた子狐たちを老奴に命じて川に流し祠を焼き捨てた。するとその夜から老奴が物狂わしくなり、親狐が取り憑いたようになって騒いだ。枝直が宅地内の祠は自分の権限下にあると主張し、小鳥を盗んだ非を責め、恨むなら老奴ではなく自分を恨めと言ったところ、親狐は離れた。
類似事例

タヌキ
1999年 佐賀県
せいはち爺さんが野焼きをしていると、そこで昼寝でもしていたのか、狸が火傷をした。ある日、せいはち爺さんが漁に出ていると「せいはっとん、せいはっとん、地はらやまたつまた毛がはえたばん、せいはちは転覆りん」と狸の声がしたので、せいはち爺さんは「千も万も転覆りん」と答えた。爺さんのほうが数が多かったので、狸は負けて帰っていった。
類似事例

キツネ
1938年 青森県
爺に化けた狐を婆が機転を利かせて捕らえ、村人皆で殺してしまった。
類似事例

オオカミ,キツネ
1936年 秋田県
明治初年頃、狐の悪さを懲らしめた老人への復讐に、狐が狼の群れを率いてやってきた。老人は復讐を予期して石地蔵に自分の服を着せておいたので、石地蔵を噛んで牙を痛めた狼たちは怒って狐を追い回し、去って行った。
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キツネ
1936年 新潟県
穴に住んでいた狐が居なくなった。ある日婆さんが寺の嫁さんに会って砂糖をもらった。しかし本当の嫁さんは、その日全く違った所にいた。おそらく狐が嫁さんに化けて婆さんに昔の恩返しをしにきたのだろう。
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キツネ
1987年 埼玉県
曽祖父は毎月28日に川越の不動様に必ず参詣に行っていたが、ある日の早朝道に迷ってしまった。その辺りは狐が出ることを思い出し、腰の火打石で火を点けると、夜は忽ち明けはじめ、同じ山中をぐるぐる廻っていたことに気づいた。
類似事例

タヌキ
1991年 奈良県
山で炭焼きをしていたお爺さんの所に、毎晩狸がお婆さんに化けて訪ねてきた。そこである日お爺さんはお婆さんに絶対訪ねて来ないようにと言い、その夜に訪ねてきたお婆さんの頭を斧で叩き切った。お婆さんは声を出して逃げたので、本物のお婆さんは切ってしまったのかと驚いて家に帰ると、家にはちゃんとお婆さんがいた。そして軒下で古狸が死んでいた。
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キツネ
1954年 神奈川県
大下の爺様が釣りに行き、山道で昼寝する狐の頭の先をとんとんと叩いて通った。するとあたりが真っ暗になり、近くの家の宿を借りたが、ずっと先に行って寝てくれ言われたので先へ行くと、本宿の池に落ちたという。また、昼寝する狐を嚇して畑を打っていると、遠くから葬式が来て棺をおいていった。木に登って見ていると、棺から化け物が出て来たという。
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キツネ
1988年 静岡県
爺さんがきれいな娘を舟に乗せた。爺さんにはその正体がおべんじょという狐であるとわかったため、青松葉をいぶした。狐がもう化かさないと約束したので放してやった。しかし毎晩石を投げるので、ことわりに行った。すると狐が祟って、近くで生まれた子供が3人亡くなった。
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キツネ
1961年 岩手県
ある爺さまが狐を化かしてやると言って出かけた。爺さまは3匹の狐を美しい娘に化けさせ、茶屋に高く売って帰った。狐は1週間後に落ち合う約束をしたがその場所には行かず、まんまと狐を化かし、ひとり得をした。
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