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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

テング
1965年 新潟県
部落の三歳の女の子がいなくなり、手分けして探すと部落の道から百メートルも下の中津川の河原の石に座っていた。大人が降りるのに半日かかるところで、天狗の仕業かと不思議がられたという。

類似事例(機械学習検索)

テング,カミカクシ
1978年 埼玉県
2、3歳の娘が母親と山に入った際に道に迷い、行方不明になった。3日後に1里半も離れた谷で見つかったが、その途中はとても子どもが通れるような道ではなかった。天狗にさらわれたのかはわからないが、本当に不思議だと噂された。
類似事例

カミカクシ,テング
1968年 福井県
母が田の水を見に行っている間に3歳の女の子がいなくなった。探したら、幼児ではとても渡れない丸木橋の向こうで見つかった。天狗にさらわれたのだろう。
類似事例

テングサマ,カミカクシ
1983年 富山県
40年位前の話で、隣村である砺波で一人の子どもがいなくなって村一同で名前を呼んで太鼓を叩いて探したが見つからなかった。2晩いなくて、3日目の朝に川のふちの木の根っこの側に子供が笑って坐っていて見つかった。2日間ものを食べずに、雨も降ったのに着物はぬれていなかった。子どもに尋ねてもさっきから坐っていたという。これは天狗さまの仕業だと言った。また、神隠しで、子どもを粗末にするからだとも言った。
類似事例

テング
1996年 神奈川県
いなくなった子供が向こうの方の山のところで泣いていた。天狗にさらわれたと言っていた。舟原の方の山には天狗石がある。
類似事例

ヤマオンナ,キツネ,ヨウジガサラワレタハナシ
1956年 宮城県
昭和10年(1935)頃、ある中年の婦人が3つになる女児を連れて仲間と一緒に薪を伐り出しに出かけ、仕事をする間、女児を傍らの草むらに寝かせておいた。しばらくすると女児の姿が見当たらない。山中を探しても見つからず、翌朝、前日よりもさらに大掛かりな捜索を行なうと、二タ山越えた隣り部落の山の中腹の岩の上に、木の葉を敷いた上にポカンと腰を下ろしていたのが発見された。女児に尋ねると「アァチャン(母ちゃん)といっしょに寝た」とこたえた。村人は山女か狐の仕業だと語り合った。
類似事例

テング
1981年 神奈川県
山の神をお祀りしてある山に天狗の住処といわれた大松があった。ある日美しい娘が行方不明になり天狗の仕業だということになった。松のところにさがしに行くと娘が座りこんでいて、話をきくと、やはり天狗にさらわれたということであった。
類似事例

ミエナクナッタコドモ,キツネ,テング
1937年 岐阜県
畑仕事を終え帰ろうとしたら子供が一人いなくなっていた。探し回ると大人でもなかなか行けないような場所を通った先に子供がいた。天狗が連れて行くときは1里や2里の道はわけなく行くというのは本当だった。
類似事例

テング
1931年 長野県
子供が天狗に連れられてどこかに行ってしまった。村中で幾日も探したが見つからず、仕方なく諦めた。翌年その子の家の庭に子供からの置手紙があったという。
類似事例

タヌキ
1990年 香川県
昔、夜中の3時頃ばくちを打っての帰り道で菅生橋にさしかかったとき、てぬぐいで姉さんかぶりをした娘さんに出会った。声をかけても返事がない。ふりむくと娘の姿はなく、青い目が光っていた。村の人に話すと狸の仕業だと言った。
類似事例

テング
1922年 石川県
6歳の男の子が天狗に捕えられて行方不明になる。村中総出で探したところ、村の端を流れる川に八裂にして投げ込んであるのを発見した。
類似事例

テングカクシ
1951年 埼玉県
若者がある日突然姿を消し、天狗隠しだと部落総出で捜したが判らず、半月後にぼろぼろの着物で気が抜けたようになって帰ってきた。夜は天狗と山中を歩き、昼は天狗と寝て、食事は天狗が持ってきたという。
類似事例

カミカクシ
1975年 高知県
子守の娘が3歳になる主家の男の子を背負って山で遊ぶうち、数分の間に子どもが行方不明になった。部落の男が探したが見つからなかったが、三日後子どもが裸で歩いているところを発見され、口からコーシバの葉やミミズを大量に吐いたという。
類似事例

カラステング
1969年 愛媛県
村の者が男の子を連れて石槌山に登ったが子供の姿が消えた。家に帰ると子供は先に帰っていた。山頂で小便をしていると真っ黒い顔の大男が送ってやると声をかけ、目をつぶると家の裏庭に1人で立っていたという。烏天狗の仕業とされる。
類似事例

テング
1931年 長野県
子供が用足しに出たきり帰ってこなくなった。村中の人が騒いで探したが見つからなかった。子供は12、3里離れたところで見つかり村人たちは天狗が連れて行ったが、大騒ぎしたので捨てたのだと語り合った。
類似事例

ヤマテング
1936年
隣村の若者が萱刈りにでて道に迷った。丸1日彷徨った末、人が通れぬ滝まで降り、伊勢沢という沢にいるところを救助隊に発見された。村人たちは、山天狗に連れて行かれたのだと解釈した。
類似事例

オカンババア
1933年 長野県
村の12、3歳になる女の子がおかん婆ァにさらわれた。村中大騒ぎしたが見つからなかった。4、5日後近所の岩の上に弱りきって立っているのが見つかった。
類似事例

カミカクシ
1978年 山梨県
女の人が行方不明になり、大勢で探したら岩の上に座っていた。3日間座っていたという。その間のことは何も覚えておらず、神様に連れて行かれたのだといわれた。
類似事例

オテングサマ
1953年 埼玉県
麦作りに子どもを連れて行ったらいなくなり、捜したら木のウロで寝ていた。お天狗様の仕業。
類似事例

テング
1937年
子供が急に姿を消すことがある。昔はこれを天狗がさらって行ったためだと考えた。また、山奥で、大木の枝に人間が引っ掛かっているのを発見した時は、悪人が天狗にさらわれて成敗されたという説明を付けた。
類似事例

ガラッパ
1959年 鹿児島県
昭和初期のこと、ミヤマという山へ木を拾いに行った5・6人の子供たち(10歳程度)の内、1人の女児が夕方になっても帰らなかった。大人たちはこれはガラッパの仕業であるとして、山を「町(チョウ)が動いたぞ」といいながら捜索した。結局山中で少女は見つかったが、全身スダの葉まみれになり、口には馬糞をくわえて気絶していた。問いただすと、可愛い子供たちと遊び、団子を食べていたという。
類似事例

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