タタミタタキ 1938年 京都府 夜中に畳を叩くような音を立てる怪物であるといわれいる。続風土記には宇治のこたまという話で収録されている。
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ヒノタマ 1943年 群馬県 山鳥が羽を摺り合わせた際にヒノタマを発する。これは晩秋や初雪が降った時によくみられる。その理由は山鳥が餌を求めて夜中に飛び回る為だという。
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タタミタタキ,バタバタ 1938年 和歌山県 夜中に畳を叩くような音を立てる怪物であるといわれいる。和歌山のあたりでは冬の夜にしかあらわれないとされ、バタバタと呼ばれている。
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オテングーサマ,ヌイ,(ゾクシン) 1989年 長野県 明け方、ヒューヒューと鳴く鳥(ヌイ)が鳴くと、昔の人はオテングーサマの声だといった。必ず近所で人が死ぬとか不幸がある。
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オノウ 1985年 山梨県 オノウはもと小御嶽のところから1月14日の晩に、ドンドン焼きの頃に聞こえる。
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(ゾクシン),メイドノトリ 1936年 京都府 宇津村では白い羽で赤い嘴の冥途の鳥が夜明けに鳴くと、人が死ぬという。
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バタバタ 1956年 冬の夜中などに畳を叩くような音を立てる怪物。和歌山ではこれをバタバタという。
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キツネ 1974年 栃木県 山奥で炭焼きをしている人が、狐が縁の下で「夜が明けるよ、夜が明けるよ」と言うのを聞いた。
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ビシャガツク 1956年 福井県 ベトベトさんとほぼ同じ。冬、霙などが降る夜道、あとからビシャビシャと足音がついてくるのを「ビシャがつく」という。
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テングダオシ 1995年 長野県 天狗が木をきる音や岩がころがる音をたてる。冬に多かったという。
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タヌキバヤシ,マタヤマカグラ,テングバヤシ 1938年 石川県 深夜にどこからともなく太鼓を叩くような音が聞こえてくる。笛の音もするといわれている。
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タタミタタキ,バタバタイシ 1938年 広島県 夜中に畳を叩くような音を立てる怪物であるといわれいる。冬の夜、雨北風が噴出したときに六丁目七曲のあたりにあらわれることが多いという。この場所にはバタバタ石という触れると痕になるといわれる石があり、この石の精の仕業であるとも伝えられていた。
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カッパ 1914年 鹿児島県 春の彼岸の頃、雨のそぼ降る夜にヒョウヒョウと鳴く声がする。水から上がって山に登る河童の声だという。秋の彼岸の頃に、また鳴き声がし、河童が山から里に下るのだと言っている。
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タタミタタキ 1956年 冬の夜中などに畳を叩くような音を立てる怪物。土佐ではこれを狸の仕業といっている。
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アズキトギ,アズキアライ,アズキサラサラ 1938年 岡山県 水のほとりで小豆をとぐような音がする。化け物が音をさせているとも言われる。出る場所は決まっており、大晦日の晩だけ出るといわれている。
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キツネ 1990年 福島県 大栗山の上の方ではザワザワザワザワ音がする。狐がいる。
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フネ,コエ,レイコン 1970年 神奈川県 南風で波が高く、大雨が降っているとき、夜に声や和船の音が聞えてくることがある。猟師にしか聞えないのかもしれないと言われる。帰れ帰れと霊魂が知らせているのだという。
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ムジナ 1989年 長野県 ムジナが毎晩、ヤカンコロガシというやかんが転がっていくような音をさせては坂を転がっていたという。いつでも冬の話である。
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パタパタ 1974年 広島県 安芸国の広島城下にパタパタという神異の物がいる。昔から何者か知ってる人はなく、夜陰に家の窓の外や縁先に来てパタパタという音がする。ただ戸を開いてみると遙か遠方に聞こえるという。
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ゴキトンドリ 1928年 愛知県 秋の夜、非常に淋しい声で鳴くのはごきとん鳥である。はすとん鳥とも言う。鷹に似た小さな体、あるいは、機織の杼のような形をしているとも言う。人がこの鳥を見ると死ぬといわれる。
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