リュウトウ 1991年 山形県 龍燈といって、古い松の樹が夜ボーッと光ることがある。発光する理由は不明だが、近寄ると消え、離れるとまた光りだす。時として龍のような形になることもある。
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リュウトウ 1977年 竜燈は水中の陰火で、水上を行くという。また竜燈は高く上がり、山に登ることがある。これも自然の陰火だという。
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リュウトウ 1989年 富山県 朝日山の山腹にある観音堂の前の松に、毎年正月朔日と六月十七日の夜龍燈がかかる。本尊の観音様が太田浜から上がったものだが、龍燈は三ヶ所一団となって牛島から飛来する。
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リュウトウ,インカ 1974年 福島県 岩城平の西に阿伽井嶽があり、毎夜燈のような物が来る。俗に竜燈と呼ばれる。星が出た時に四倉の海上から火光が浮き出て、この山麓に次々にやってくる。あるいは杉の梢に掛かって、あるいは森に入って見えなくなる。まさしく陰火だ。
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〔リュウトウ〕 1977年 福島県 奥州岩城閼伽井嶽で黄昏時に、海面から提灯ほどの灯りが出現した。火の色は赤いがぼんやりとしていた。出るときは必ず2つずつ並んで出るが、進むうちに、片方は消えたりもする。7つ8つ出現した。これを竜燈という。数はまちまちだが、出ない夜はないという。
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リュウトウ 1970年 富山県 竜女に戒を授けた立山寺の大徹和尚の墓の傍らにある松に、盆になると竜灯が灯るという。
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リュウトウ 1981年 広島県 正月元日から3日、または5日、風浪が静かな暁、大鳥居の前、海上などに竜灯が浮かび出る。年によって灯の数は一定ではない。
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リュウトウ 1967年 茨城県 赤い火の玉が水の上から空に舞い上がり、川に沿って神社の参道口にある松のこずえで消える。次の火の玉が次の川から上ってくるというように、一晩中竜燈があがっては消え、あがっては消えていく。
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リュウトウ 1975年 京都府 丹後国与謝郡天橋立に、毎月16日夜半ごろ丑寅の沖から竜灯が現れ文殊堂の方によってくる。堂の前に1本の松があり、これを竜灯の松という。また、正月、5月、9月の16日には空から一灯が下る。これを天灯という。また、伊勢の御灯というものもある。
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リュウ 1968年 千葉県 竜光山に住んでいた竜神の霊力によって雨を降らせる。竜頭の三匹獅子が腰鼓を打ち鳴らして舞うと、仲間が呼んでいると錯覚して竜が出現天に昇る。そのとき、雷鳴が轟き、にわかに曇り、雨が降るのだという。
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タツ 1980年 神奈川県 松の大木の根っ子に大きな穴が開いていて、そこから水が流れ出していた。激しい嵐の日に竜が天からこの松の木に下りてきて土に入った穴で、その竜の胴体が五反田のあたりの田んぼにうずまっていると言う人もいる。
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ライジン,リュウ 1988年 奈良県 昔、雷神がこの地に落ちて童子となったのを農夫が子とした。よそは旱魃でも、その農夫の田には雨が絶えなかった。後にこの童子は竜となって昇天したので、その田を竜田と呼び、地名になった。
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キツネ,リュウトウ,リュウジン 1949年 群馬県 昔、沼際に「龍燈の松」というのがあって、狐が沼の龍神に神燈を捧げるのが見られたと伝えられている。
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リュウトウボク 1933年 神奈川県 信誠寺に龍灯木跡という碑がある。昔、碑のあたりに一大樹があって、毎夜木の上に火が灯った。人々は、海から龍が上って献ずるのだと言いはやした。そのため龍灯樹と言うようになった。
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ライジュウ 1959年 島根県 雷が落ちると雷獣が木を引掻いていくという。木の皮がむけて爪あとがついているとも、雷が落ちた時に雷獣が、木に走り登るのを見たなどという話も聞いた。
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ライジュウ 1974年 栃木県 下野国の烏山の辺に雷獣というものがいた。形は鼠に似てイタチより大きい。夏の頃はそのあたりの山に自然と穴が開き、その穴から雷獣が首を出し、夕立の雲の中から雷獣が乗るべき雲が来ると、それに乗って飛び去るという。またこの辺りでは春頃に雷獣狩りが行われるという。
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リュウグウ 1973年 岐阜県 長滝山の頂上にある3つの小さな池は竜宮に通じていると伝えられている。旱魃の時は、萱を刈って池に投げ入れると、たちまち雨が降るという。
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ナマズ,リュウ 1975年 豊前国千丈ガ滝の山に観音堂があり、その堂前に池がある。その上の橋の上で涼んでいると、水中から鮧が躍り上がり、廻りながら水を1尺ほど離れると、直ちに空へ昇っていった。するとたちまち雨が降った。これは竜に違いないと、目撃した2人は語った。
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キツネノチョウチン,キツネ 1972年 千葉県 上之郷の松林の大きな松の傍の堰に提灯がずーっと並んだ。狐の口から出たあぶくが光ったものだという。
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リュウトウ 1967年 福島県 竜雲寺は以前、当村の西南にあったが今の地に移した。以前からこの寺では竜灯が揚っていたが、この地に移した後も相変わらず南角の大杉に竜灯が揚るという。
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