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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

バケモノ
1976年
妖という字は女篇に夭(わかさ)と書く。若い女の化物はよく人に害をなし家を破りひどければ国を傾ける。

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ヨウカイ,ゴユウ
1974年
六畜のもの及び、亀、蛇、魚、草木も年を経るとよく妖怪をなす。ゆえにこれを五酉という。酉とは老という意味で、物が老いると怪をなすという。
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タヌキ,キツネ,ヘビ
1993年 香川県
狸や狐、蛇をつかせて人を呪うことを、「おこす」と言う。人に憑かせて苦しめ、その後退かせる力がないと、おこした方が患う。おこす方は、恨みがあればよく、修行はいらない。
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キツネ
1975年
物の妖なる事、狐にまさるものはない。だが物は異類をよろこばない。老狐が美女になることはあっても、人の妻となって子を生む事はない。
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ゾクシン
1975年
春女(しゅんじょ)、神霞(しんか)、賊吏(ぞくり)、夜庭(やてい)、斂女(れんじょ)、飛游(ひゆう)、不穴(ふけつ)、遊光(ゆうこう)、懐珠(かいしゅ)という鬼に関する俗信について。
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キツネ,タヌキ
1923年 山梨県
狐も狸も化けるが、狐は人を化かして悪いことをするが、狸はひとりでに化けて正体を明かすが、人に悪いことはしない。
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キツネ
1973年 東京都
文政3年秋、大伝馬町二丁目の18歳のある娘に、祐天僧正がのりうつり六字名号を書いた。多くの人が訪れて名号や十念を求めた。しかし誤字があったので問い詰めると狐憑きであった。狐を憑けたのは娘の家の後家であった。
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イシマラキツネ,タヌキ,ヒトツメ
1972年 兵庫県
狐は女に化けるのが上手で、魚をよく盗む。狸は一つ目に化けるのが上手である。
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キツネモチ
1953年 鳥取県
狐が憑いた人が字を書くようになった。横領した物を返す事などを約束させた後から男女関係が良くなった。老婆は、狐持ちからは嫁に行けないという。行く時は縁を切るが、婚礼の時などは困る。
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タヌケ
1975年
狸の異名を田之怪という。「狐狸」というように対になるが、狐よりその妖はつたない。
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キツネ,タヌキ
1999年 福岡県
ある百姓の女房のもとに、狐か狸のような獣が男に化けて通い、女房は妊娠した。女房は出産したが、その後女房は死んでしまった。化物ではなく、ある男だったという風説もあった。
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オニ,ウシオニ
1992年 山口県
夫がいない間、妻のもとに18・9の若者が毎夜通ってきた。夫が帰ってきたので、妻は夫に告げた。夫が弓矢でやって来た若者を射ると、若者は血を流して逃げていった。翌朝血の跡をたどると、鬼ヶ城の麓で死んでいたので埋めた。その後、村人に災いをなすので、牛鬼神と名づけて祀ったら、祟りはなくなった。
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キツネ
1981年
昔、異国の幽王が美女に化けた狐によってたぶらかされ、国が滅びた。
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キマ
1977年
人名に付ける丸というのは不浄を入れる器の事で、鬼魔がこれを嫌うために付ける。糞という字や穢多が穢名やいぬと付けるのも同じ理由である。
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キツネ
1938年 長野県
狐に化かされたときは犬か馬かどちらでも背に書いてくればよいといわれている。狸の場合はだめである。
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キツネ
1973年 岩手県
狐が化かす人は普通の人で、利口な人も馬鹿な人も化かさない。
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キツネ
1934年 岐阜県
狐は僧に化けて人を化かす。化かされた人には悪い害を与えずに、返す。
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タヌキ,キツネ
1997年 福井県
狸が化けるのは坊さん、狐が化けるのは女の人、という。
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カイ,ヨウカイ,キツネ,タヌキ,ネズミ
1977年 中国
妖怪とは不正の気である。漢の董仲舒の家にある時人が訪れ雨が降るだろうと告げた。董仲舒は、そのような事を予見できるのは動物であるゆえ、汝は狐か狸、あるいは古鼠だろうと答えたら古狸になって逃げた。
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キツネ
1988年 静岡県
爺さんがきれいな娘を舟に乗せた。爺さんにはその正体がおべんじょという狐であるとわかったため、青松葉をいぶした。狐がもう化かさないと約束したので放してやった。しかし毎晩石を投げるので、ことわりに行った。すると狐が祟って、近くで生まれた子供が3人亡くなった。
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タヌキ
1978年 徳島県
一番坂の狸は若い女に化けて出る。「作さん」という男が晩に一番坂を歩いていると若い女が出たので、手を掴み、家まで無理やり連れていった。「殺してやる」「もう人を化かさんから許してくれ」と問答していたところ、嫁が仲裁してやり、狸は逃げた。
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