バケモノ 1977年 頼政が化物を射落としたとき多くの人々がこれをみた。
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ヒノタマ 1958年 神奈川県 明治前期、8月24日の三島さまのお祭りの晩に素人芝居を見ていたら、急に傘くらいもある火の玉が出て境内を転げまわった。見物していた人は誰でも見えた。
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ヌエ 1985年 愛媛県 頼政の母は、伊予に篭り菩提を弔っていたが、やがて京の頼政への思いが募り狂乱する。母は竹を切って矢とするよう頼政に送るが、頼政が京で母から送られた矢を用いて鵼を射ると、その夜母は死んだという。
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ヌエ 1930年 愛媛県 愛媛県で伝えられていることには、射芸の大家であった源頼政は、鵺を退治して、功名をたてた人だということである。
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ヌエ,ダイジャ,ヤ 1930年 愛媛県 源頼政の母は大蛇であって、息子に手柄を立てさせたくて、鵺に化けて現れた。そうして頼政に射らせた。その時の箭があり、毎年二本ずつそろった矢竹を生やす。
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タヌキ 1969年 三重県 鉄砲名人のじょもんが化物退治に出て、行灯の火で機を織る女の化物の行灯を撃って退治した。狸が目玉を行灯にして化けていた。
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ヘビガミ,サルガミ,イヌガミ 1922年 昔源三位頼政が紫宸殿で射落とした鵺という、頭は猿、足は犬、尾は蛇に似た怪獣を切って攝津の川尻に投げ込んだ。それが海を漂い頭は讃岐に、手足は阿波・土佐に、尻尾は伊予に着いた。その祟りで伊予には蛇神、讃岐には猿神、阿波・土佐には犬神がいるという。また一説には犬神の起りはある残忍な人が犬を柱に縛り付け、その目の前に食べ物を置き、悶えて餓死させ、その犬の妄執が残忍な人に乗り移って子孫代々犬神になり、他人を悩ますという。
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ミナモトノヨリマサ,ツボ 1974年 茨城県 源頼政が自害する時、郎党に首を隠して持ち歩けと命じ、もしもその場に居たいと思う所に来たら何らかの験を示すと言った。遺言通り郎党が首を壺に入れて諸国を遍歴すると、下野国古河で首を入れた壺が持ち上がらなくなったため、その場に葬り、社を作って「頼政明神」と崇めた。
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ヒカリモノ 1978年 東京都 享保13年正月16日夜、光り物が飛んだ。
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ヒノタマ 1958年 神奈川県 大正初年、葬式をしていると田名の方角で花火がたくさん上った。みんなで見ていると次第に近付いて、ついには目の前の桑の切り株から上った。音はしなかった。誰かが「化かすんじゃない」と叫んだら消えた。
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ヌエ,サルガミ,ヘビガミ,イヌガミ 1931年 愛媛県 源頼政の母の病が重かった頃、頭は猿、尾は蛇に似た鵺という怪獣が京都の紫宸殿に現れ、頼政が退治を命じられた。仁平3年4月7日、頼政は母から贈られた矢で鵺を射落とした。その夜、母は他界したが、鵺は現れなくなったという。退治された鵺は斬られて摂津の川尻へ流されたが、四国に流れ着いて祟りをなしたとか、頭は讃岐に着き猿神に、尾は伊予で蛇神に、手足は土佐、阿波に着いて犬神になったともいわれる。
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トビゼニ 1956年 宮城県 元禄2(1689)年の夏頃,大町刑部頼利の屋敷によく小石が飛び込んできた。子供の悪戯と思っているうちに今度は銅銭が2つ,3つ,そのうち5つ,6つと投げ込まれ,やがて合計百数十枚にもなったという。昔はこれを飛び銭と言い,諸国に見られた。後に子孫の大町将監がその飛び銭を5代吉村公にお見せしたという。
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ヒカリモノ 1978年 東京都 享保12年3月1日夜5つ半刻、光り物が東から西へ雷のような音をともなって飛んだ。
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キツネ,ヤカン 1974年 大阪府 難波の野外に的人という野業仕がおり、裸で腹を出して腹に鉄砲を撃たせるが、誰も当てる事ができなかった。ある日砲術指南の先生一行が通り過ぎた際に、弟子らが師匠に的人を当ててくれと懇願する。師匠は見事に命中させて的人は死んだ。弟子はその奥義を聞いたが、師匠はこの的人は狐を使役する者で、狐は彼の衣服に紛れて幻覚を見せていたのだという。だから自分はその衣服を撃ったという。翌日弾が当たった老狐が見つかったらしい。
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エマ 1967年 愛知県 ある人が医王寺に奉納した絵馬が落ちているのを家人が見つけて当人の身を心配していた。当人は江戸で暗殺されていた。
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ヒヲピカピカヒカラスモノ 1975年 愛媛県 平爺がお伊勢宮の下へ、夜いそに行くと石を投げる者がいた。上を見ると木にぶら下がって火をぴかぴか光らすものがいた。
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ツヅミノオト,ケンゾク,フウランゲドウボウ 2000年 京都府 松浦将監直国は、8月15日の夜内裏で催された月見の宴で、帝に「珍しいことを奏門せよ」と仰せられ、「清水の堂の上空に鼓の音が鳴り、数百人が同音で呼ばわる声がする」ことを申し上げる。帝は安部安成を召してこのことを問わせると、安成が「第六天の魔王が御世を傾けようと眷族を連れて下ってきた」と言うまもなく、燈火が消え暗雲の中から鼓の音が雷電のように鳴り、数百人の声でどっと笑った。満行がこの騒動を聞きつけ、矢で外道の眉間を射て、その右手を切り落とすと外道は消えうせた。
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ヒノタマ 1952年 神奈川県 若い衆が的をしたが当たらない。最後に火の玉が出て山へと飛んだ。筵をあらためてみると、お産に使った筵で、血で真っ赤に汚れていた。
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アンドン 1956年 宮城県 太郎山の麓にいた二人の兄弟が山に行くと、白髪の老婆が行燈のそばで麻績みをしていた。この老婆を化け物だと思い、何度も鉄砲を撃ったが死なず、弟が家に玉を取りに行って戻ると、兄はすでに食われていた。弟が老婆ではなく行燈を撃つと化け物はいなくなった。狸が化けていたのだという。
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ケチョウ,ヌエ 1976年 源頼政の射った怪鳥を鵺という。夜鳴く鳥の事とも言われ、雉のような形で白い翼と黄色い足を持つともいう。昼は山に隠れて夜飛ぶ。頭は猿で体は虎、尾は蛇で足は狸である。東宮がこれの為苦しんだ時、頼政が射芸で解決した。
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