国際日本文化研究センター トップページ
怪異・妖怪伝承データベース
データベース検索ページ 更新情報 お知らせ 怪異・妖怪とは データベース検索 異界の杜 製作者
データベース検索ページ

検索対象事例

ウミボウズ
1976年
先年、阿州・土州の境の沖で、高さ10丈ばかりで、上が細く末広がりで、大仏のようなものを見た。頭と思しきところもあるがはっきりしない。船の先、5、6町ばかりを通っていた。暫くして次第に薄くなり消えた。船頭が言うにはこれが海坊主であり、晴天で凪の日に出るが、めったに見られないという。

類似事例(機械学習検索)

ウミボウズ
1968年 愛媛県
二神の沖で、40年前に海坊主が現れたという。頭は坊主で赤銅色で、手足があって目が丸い。7・8寸の尾があり、泳ぎ方は人間よりも少し遅いという。これを見た人は長寿するといわれている。
類似事例

カイジュウ,ウミボウズ
1974年 大阪府
和泉国に住んでいる人が言うには、貝塚のあたりに海辺には時々海坊主が現れて、磯の近くに来るという。そのあたりの家では子供を磯には行かせず、間違って行くと捕られるという。3日ほどで沖に帰るという。その形は人に似て大きく、全身は漆のように黒く、半身を海上に現す。
類似事例

ウミボウズ
2005年 愛知県
ある男が晩に海岸通を歩いていると知人にあい,声をかけた。男が「この辺は海坊主が出るという。頭が丸く,背が3メートルもあるという。」と言うと,その知人は「このくらいか」といって3メートルの海坊主になった。男が家に逃げ帰り,息子にその話をすると,息子の背もやはり3メートルほどになったという。
類似事例

ウミボウズ
1976年
大洋にいる海坊主はすっぽんの体に人頭で髪が無く、大きなもので5,6尺ある。これを見ると不漁になる。捕らえて殺そうとすると涙を流して助けを乞うように見える。中国では和尚魚という。
類似事例

ノビアガリ,タカボウズ
1985年 愛媛県
重信川の伽藍通りで高坊主に出会った。ぞっとして目をつむったが、恐いもの見たさでちょいちょい見ると、そのたびに高くなった。川の近くによく出るので、カワウソのお化けだという所もある。
類似事例

ウミボウズ,アンマ
1985年 愛媛県
海坊主は頭が坊主で赤銅色で手足があり、七・八寸の尾がある。見た者は長寿する。宇和島には、漁に出ていたら舟に何かが上がってきたので槍をつくと逃げたが、その奥さんがあんまに化けた海坊主に殺されたという話がある。
類似事例

ウキモノ
1956年
五月のうららかな花曇のような日、海上数里の沖に大きな魚のような小岡のようなものが時折現れて浮動するという。船で近寄ってみても何も見えない。
類似事例

ウミボウズ
1983年 愛媛県
入道鼻の海坊主は相撲を挑んだり、夜遅く通りかかる船に「つけてくれ」と言ったりする。力自慢の男が海坊主と格闘したが、鶏が鳴くと姿を消した。身体には毛がたくさんついていた。三日ほどしてその男は死んだが、海坊主も出なくなった。
類似事例

タヌキ
1970年 高知県
浜に下りたところに坊さんの姿をした男がいた。見ていると波が来たらあとすざりをしていた者がそれをやめて、川に沿って上って行った。後をつけたがどこかに消えうせてしまった。おそらく狸の仕業だろう。
類似事例

ウミボウズ
1935年 兵庫県
海坊主が船に乗ることがある。何かがのった感じがするが、何もいない。杓子で海水を汲んで、オモテ(船先き)に投げかけ、その杓子のそこを抜いて海に流すとよい。海坊主はしけの日にはでない、凪の日にかぎってでる。
類似事例

ボウサン,キンノタマ
1968年 愛媛県
由利島の坊さんが、通りかかった船に乗せてもらい上方へ向かった。途中で乗せたはずの坊さんがいなくなり、探すと金の玉があった。皆は坊さんは神様だったのだろう、人には親切にせねばと思ったという。
類似事例

ウミボウズ,ウミニュウドウ
1985年 愛媛県
海坊主は毛がたくさんついていて、相撲を挑んだり,夜遅く通る船に「つけてくれ」と言ったりする。ある力自慢の人が海坊主と格闘になったが、そのうち鶏が鳴き、海坊主は姿を消した。三日ほどしてその人は死んだ。
類似事例

アヤカシ,ウミボウズ
1932年 山口県
夜に沖へ出るとよく火を見る。風に逆らって走る船影も度々見る。万燈のように灯をつけた船が突然近付き、急に消える事もある。海上で遭難した人の魂が同志を取るために人を殺すのであろう。海坊主が篝をけしにきたので、篝火を投げ付けたという話もある。
類似事例

アカボウズ
1991年 愛媛県
あるお爺さんが漁に出て沖から帰ると、磯に明かりが灯っている。近づくと180cm以上の大坊主が手に灯りを持っていた。赤坊主は沖へ向かって歩いていったので、お爺さんは急いで船を引き上げた。赤坊主は特に悪さはしなかったが、今でもその場所は夜、恐ろしいという。
類似事例

タカボウズ
1983年 愛媛県
飛梅天神社の北にある竹薮の中の小道に白い着物を着た小坊主が出た。見ていると大きくなり、そのまま消えてしまった。
類似事例

ミノムシ,ボウレイ
1993年 滋賀県
琵琶湖上を丸小船で航行中ポツン、ポツンと光るものがあり、なんだろうと手で払うと一面金粉を撒いた様に散らばりぎらぎら光った。妙だと思い眼を凝らすと何もない。飯野浦の見える所まで来るといつとはなしに消えてしまった。古老に聞くとそれはミノムシといい、水死した人の亡霊が浮いたものという。他にも出会った人がいた。
類似事例

カイチュウユウレイシュツゲンビ
1974年 静岡県
文政9年の大晦日に、異国船が遠州海上に漂着してきたが、それとは知らない海賊が獲物にしようと近づくと、船の形が異なり、また甲板上にひげの長い外国人を見て幽霊だと逃げ帰ったという。このあたりでは大晦日は海中幽霊の出現日と言われていた。
類似事例

ウミボウズ,シャククレ
1985年 愛媛県
舟の艪をいくら漕いでも前進しないと、海坊主がついたためだとされる。海坊主は火の玉や女の姿になって現れたりする。杓子を貸せといって現れたときは、底を抜いた杓子を渡さないと、海水をつぎこまれて水舟にされてしまう。
類似事例

フナユウレイ,ウミボウズ
1932年 山口県
船幽霊の話である。海で闇の中、突然大坊主が現われてニタニタ笑っている。簀板を持って殴りつけるとパッと消えるがまたニュッと立っている。追っても追っても逃げないが、そのうち鶏が鳴くと消えた。
類似事例

ヒノタマ
1960年 静岡県
踊りをしている時、皆が火の玉だと言うので見に行った。晴れで風が弱い日で、目の上10mほどのところにあった。大きさは10cmくらい、青紫色で尾がついていた。鉄塔に引っかかっているように見えて気味悪かった。
類似事例

国際日本文化研究センター データベースの案内