タカボウズ 1978年 愛媛県 竹薮の小道を歩いていると、白い着物を着た小僧が出てきた。みるみる大きくなり、天に届くほどになると、すーっと消えてしまった。。
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タカボウズ 1998年 奈良県 愛宕神社のお祭を見に行った子供3人が声をあげながら逃げ帰ってきた。藪から高坊主が出てきて、桃畑に入っていったという。高坊主には足がなく、真白い着物を着て角帯を締め、玉蜀黍の毛のような髪を生やしていたという。
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オオニュウドウ,ムジナ 1974年 栃木県 ムジナは大きな坊主の姿に化けて出る。山道で馬を牽いていた人が、大入道を見た。フッと消えてしまったという。
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オオニュウドウ 1991年 竹薮に来ると、目の前に大入道が立ちふさがった。顔はのっぺらぼうであった。驚いて寺の敷地に逃げ込んだ。大入道が出たところには、よく狸がいて大入道に化けて出て、人を驚かせていたという。
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(アズキアライ) 1943年 長野県 ある晩に町に出かけた老人は1人の小僧を見かける。夜目にも小僧の着物の柄がはっきり見えた。近づいて声をかけたらポカンと消えた。帰路その道を通ると、小豆の洗うシャキシャキという音が聞こえた。
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オオニュウドウ,キツネ 2002年 愛知県 ある人が日暮れ時に長谷の池のそばを通りかかると急に自転車が重くなった。変だと思い後ろを見ると小坊主がすわっていて、みるみるうちに大坊主となった。これは大入道に違いないと思い石を拾って下の方に投げつけると変な声を出して消え、犬のようなものがぱーっと走っていったという。
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シロボウズ 1938年 大阪府 夜、道の上で白坊主にあうという。狸が化けたものだとも言うが、定かではない。狐は藍縞の着物を着て出るというので、白坊主とは別物である。
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テングカクシ 1951年 埼玉県 若者がある日突然姿を消し、天狗隠しだと部落総出で捜したが判らず、半月後にぼろぼろの着物で気が抜けたようになって帰ってきた。夜は天狗と山中を歩き、昼は天狗と寝て、食事は天狗が持ってきたという。
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ジャノメガサヲサシタコボウズ 1966年 群馬県 雨の日、すっかり暗くなった頃に桃野村ボデギの坂を通りかかると、蛇の日傘をさした2尺程の小坊主がたくさん現れて前を通った。気味の悪くなったその人が腰をおろして煙草を吸い始めたら消えてしまった。
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ミコシノニュウドウ 1989年 長野県 村外れには大きな森があり、そこを通らないと隣の集落へは行けなかった。そこを夜に通ると古坊主が出てくる。はじめは小坊主だが、だんだん大きくなり、いろいろ物を巻き上げるという。だから、小坊主が出てきたら「みこしの入道」とか、「お前より先に見越したぞ」というようなことを言う。すると大きくなれないので消えるという。道を通る人があるたびにそう言われるので稼ぎがなくなり、余所へ引っ越したという。
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ハクイノニュウドウ 1934年 奈良県 山中の小屋に住んでいる者がある夕方、白衣の入道にのぞかれた。知らないふりをしていると、どこかに失せていった。
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ムヂナ,ノッペラボー 1938年 岐阜県 旧家の裏庭で大工が仕事をしていると土蔵の間の道で長い袖の着物を来た7歳くらいの女の子が踊っていた。声を掛けると振り向いたが顔がなかった。そして急に姿を消しあとにははき古した下駄が残っていた。
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ニュウドウボウズ 1937年 愛知県 ある雨の夜、猟から帰ってくる途中で、安倍助佐衛門が玉坂でお寺の和尚さんらしい者にあったが、近づくとそれが大坊主になった。入道坊主だと判断して、助佐衛門は鉄砲をうったら消えたという。入道坊主に逢う時は、初めは3尺ほどの小坊主だが、近づくにつれて大きくなり、1丈くらいになる。先に入道から「見ていたぞ」と声をかけられると、こちらが死ぬという。狸の仕業であるともいう。
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オミコシ 1955年 静岡県 橋のところで鮎を捕っていると、小さな坊主がきて「どれだけとれたか」と聞いてどんどん大きくなった。「ミコシダゾ」と唱えたら小さくなって消えた。
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ノビアガリ,タカタカボウズ 1985年 愛媛県 カワウソがノビアガリやタカタカ坊主に化ける。北条市横谷のタカタカ坊主は人が見上げると大きくなり、見下げると小さくなって逃げた。丹原町の高坊主は淋しい夜に出た。魚島村や重信町の高坊主は小坊主である。見ていると大きくなるが、すうっと消える。
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タヌキボウズ 1971年 岐阜県 夕方、狸坊主と言う大きな坊主のお化けが出たという。
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コボウズ 1960年 愛媛県 50年前までは小坊主という妖怪がたびたび出た。出たときは大変小さいが、みるみるうちに大きくなる化け物という。
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タヌキ 1995年 滋賀県 狸が絣の着物を着た娘に化ける。すれ違ったあと、人間が振り向くと娘はいない。50年ほど前のことである。
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テング 1931年 長野県 秋祭のとき子供が消えてしまった。母親は狂ったようになって探したが見つからなかった。翌年若者が山で子供の着物を見つけた。その子の着物だった。これは天狗の仕業で食べてしまったのだといっていた。
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バケモノ 1937年 福井県 おばさんが帰り道に、木の下にいる娘を見つけた。おやすみなさいと挨拶をすると、大きな声を出して娘がだんだん大きくなった。これば化物だと思って、念仏を唱えるとその娘は消えていなくなった。
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