国際日本文化研究センター トップページ
怪異・妖怪伝承データベース
データベース検索ページ 更新情報 お知らせ 怪異・妖怪とは データベース検索 異界の杜 製作者
データベース検索ページ

検索対象事例

ウキモノ
1956年
五月のうららかな花曇のような日、海上数里の沖に大きな魚のような小岡のようなものが時折現れて浮動するという。船で近寄ってみても何も見えない。

類似事例(機械学習検索)

オギヤアナキ
1941年 徳島県
夜道で赤ん坊のように泣くという。行ってみたら姿が見えない。時折、「負ぶってくれ」と頼んだりするが、断らなければならない。
類似事例

トリノトブヨウナオト
1995年 福島県
仲人の家では、妻が死んで1ヵ月ほど毎日のように、床の間で何か大きな鳥が飛ぶような音がしたが、行ってみると何もいなかったという。このような日々が続いた。
類似事例

フナユウレイ,アヤカシ
2001年 新潟県
沖で舟が燃えているように見える。助けに行こうとしても、行けば行くほど遠くに見える。
類似事例

ナニカオモシロイモノ
1992年 鹿児島県
俊岡自動車工場の先のあたりでは、年中何かおもしろいものが見えたたという。
類似事例

フネユウレイ,ジンセイ,ヒカリ
1984年 韓国
漁猟作業中天候が不順になり、雨風に追われて帰港中に、真暗な海上から火を明るくともした船が矢のように接近して来た。自分たちの乗る船に向かって突進してきたが、急に見えなくなり、再び現れた、など。このような実体がなく火の光だけ見える船を韓国の漁民はホッぺ(船幽霊)、あるいはトケビの火という。
類似事例

フナユウレイ,フクデキノヒトノエンコン,キ
1976年
船幽霊は風雨の激しい夜に多い。一片の綿のようなものが次第に大きくなり、顔かたちが現れ、友を呼ぶようなかすかな声を発する。するとたちまち数十の鬼が現れ船を止める。柄杓を貸せと言うが、底のないものを渡さないと沈められる。
類似事例

シイ
1976年 中国
大明の成化12年に京師で獣が現れ人を傷つけた。形は狸のようでまた犬のようでもある。風のように飛ぶ。一夜に数十匹黒気と共に現れる。
類似事例

オオサカマル
1987年 山口県
夜、沖に昔沈んだ大阪丸という商船が出る。沖に見えた大きな船の速い火が急に消える。大阪丸はお姫様を乗せていたので沈められた。船に乗っていた人間が泣く声も聞こえたが、供養してから出ないようになった。
類似事例

ヒノタマ,シラヌイ,カゲビ
1976年
ある年の6月29日、知多から帰る船が海中で火の玉に群がられた。火の中に鬼か人のようなものが見えた。肥後のしらぬ火もこのようなものだろう。
類似事例

キツネノダマシ
1982年 三重県
夕方など、よく裏山に火がともっているのが見えた。居もしない犬のようなキツネのようなものが見えたりして、キツネのだましだろうといった。
類似事例

キツネ
1995年 滋賀県
魚を買った帰り、自転車が重くなったような気がした。家についてみると、魚は一匹もなかった。きつねが乗っていたのだ。
類似事例

マジュツシ
1953年 鹿児島県
昔、この島の里山に魔術使いが住んでいて、沖を走る船をとめたり海上を歩き回ったりしたと言う。
類似事例

ヒトダマ
1983年 神奈川県
人魂はゴムまりの大きなようなもので、尻尾も何もなく、後光がさしたような光があり月のような色をしてふわふわ横に走って行く。それが飛ぶと人が死ぬとよくいわれた。
類似事例

ツケビ
1967年 愛媛県
沖で、海に山が見えたり家が見えたりすることがある。つけ火といい、仏が迷っている。焚火を振ると見えなくなるという。
類似事例

キツネノヨメイリ,キツネビ
1988年 茨城県
狐火の小さいものが12,13個ほども現れたことがある。近寄ったら、パッと消えてしまった。
類似事例

フネユウレイ
1998年 沖縄県
船幽霊は伊平屋沖、那覇沖、平久保沖など海の難所に多く出没する。近付いてきた船幽霊を避けると遭難してしまう。構わず直進すれば消えてなくなる。
類似事例

ホウヅ
1938年 大阪府
海上で時化があると、船客は窓を閉め切って船底にじっとしているものだ。そのような時、ほうづという長い物が現れ、船の上を通ることがある。通り過ぎるのに時間がかかるという。
類似事例

オオイワ
1930年 大分県
碇山という小岡がある。神武東征のころ、このあたりはまだ海岸で、船の纜をこの小岡の中腹にあった岩に結びつけたことになっている。この大岩がもし落下したら、この辺りは荒海になるといわれている。
類似事例

ヘビアナ
1941年 福井県
蛇穴の沖まで来ると急に船が動かなくなった。きれいな女が出てきて、船の上に立っていたので、刀で切りかかると女は船を放した。すると船は走り出した。
類似事例

モウレイブネ
1982年 宮城県
海賊が上半身の幽霊のうじゃうじゃ現れるのをみた。その船をモウレイ船という。
類似事例

(シンキロウ)
1932年 山口県
角島から芦屋への往復中、しばしば蓋井島と白島との間の海上で、小倉の城のような形のものが現れる。この時に城門が見えれば、そこに向かって船をとばしあげればいいと老人たちは教えている。門に船をたたきつけると城は消えてしまう。
類似事例

国際日本文化研究センター データベースの案内