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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

ライフ,ライジン,ライカン,ライサン,ライボク
1973年
雷が墜ちた土地には、雷斧・雷碪・雷環・雷鑽・雷墨などの霹靂碪と思われものが落ちている。これはみな形が違うが同じものである。

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ヘキレキフ,ライカン,テングノツメ
1974年 徳島県
阿波国津田山では雷が墜ちた場所に数々の異物が落ちている。その中の一つは長さ3寸ほどの三味線のばちに似たもので、色は紫黒で石よりも硬いという。また他には輪のようになっているものがあり、これは雷環と呼ばれる。
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ライコウボク
1974年 大阪府
ある年、安治川に雷が多く墜ちた時があった。その後、泥土の上に石に似て石ではなく、こぶし大のものが落ちていた。これは雷公墨と呼ばれるものである。
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カミナリ
1965年 宮崎県
雷の落ちた木は、落ちてまた上る。雷がかじった爪痕があるという。
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カミナリ
1987年
雷の姿について。『倭漢三才図会』の雷の所には、雷が落ちたのを見た人の言として「径5寸の火の塊であった」こと、落雷の地には脱毛、爪あとが残されているなどと記されている。『倭訓栞』には明和年間に相州に落ちた雷は猫より大きく鼬に似ていて黒く、爪が5つあったとか、三河小阪井の茶店の井戸に落ちたものは狸のようだったなどと書かれている。『本草綱目』には霹靂石が出ていて鐙・碪・丸・墨などの図が出ている。
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ライ,ライジュウ,ネコ
1916年 和歌山県
雷には水雷と火雷の2種類があり、火雷が落ちると火事になるという。水雷も火雷も猫のような形の獣で、鋭い爪を持つと信じられている。
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カミナリ,イガミナリ,ミズガミナリ
1976年 和歌山県
雷にはイガミナリとミズガミナリの2種類がある。イガミナリが落ちた時、木や爪でひっかいて天に登った跡があったという。ミズガミナリは落ちた時、スノコの下に入ったという。狐に似ていて大きな尾を引きずっていたという。
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カミナリ
1960年
雷が落ちたところには必ず脱毛、爪痕がある。すなわち、雷は全体が火におおわれた獣の一種である。火の中を見ることはできないので、古今まったく雷の本当の形を見たものはいない。小猫のようなものであるという。また、雷は形の無いものではなく、六畜雄鶏のようなものでもない。雷を捕えたという者がいるが、それは本当の雷ではない。
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カミヤノネ
1974年 山形県
出羽国福浦村のあたりで、激しい雷雨の後に神矢の根というものが降ってきた。これは神軍が空中から降らしたものだと住人は言っており、同じ田川郡でも似たような事があるという。その形は様々で、鏃型や斧鎌の形、太鼓のばちの形のものもあるという。
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(ライフン)
1982年 滋賀県
正徳6年6月12日夕方、大津に雷が落ちた。その家の中に麝香の臍のような物があって良い香がした。ある人が言うには、それは雷糞と言って薬種として効能があるといい、よくあることだそうだ。雷が落ちたところには、必ず何かがおちているという。
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ライジュウ,テンビ
1937年 秋田県
落雷した時、火柱が立ち、雷獣が木をかけ上る。この落雷を特に天火ともいう。
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カミナリ
1980年
雷は悪人にめがけて落ちるという。悪人が持つ悪気に雷の持つ怒気が相応するためだという。
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ライジュウ
1959年 島根県
雷が落ちると雷獣が木を引掻いていくという。木の皮がむけて爪あとがついているとも、雷が落ちた時に雷獣が、木に走り登るのを見たなどという話も聞いた。
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オカンダチ
1958年 神奈川県
雷をオカンダチという。落雷で裂けた木の裂け目は雷獣が空に駆け上がった時の爪の跡だという。
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シングンノヤノネ
1977年
出羽国福浦に霊石があり、形は実に鏃のようで、雷の後で海辺に落ちているという。
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カミナリ
1966年 静岡県
雷は地の底にいるナマズか猫のようなもの。雷除けには、縁側に線香を立て、念仏や「クワバラクワバラ」を唱える。雷の落ちた木を雷木と言い、焚き物にしない。
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カミナリ,カミナリサマノスガタノアト
1999年 栃木県
激しく雷がなっていた日に、雷が家の庭に落ちた。見に行ってみると、木がひび割れていて、そのすぐ側には太鼓を背負った雷様の姿がくっきりと残っていたそうである。
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カミナリイワ
2003年 愛知県
昔、中洲西部海岸に大落雷があった。いつになく大きな雷鳴で、近所の人が驚いて火柱が立った場所をくわしく見ると大小の石があって、岩の上には大きな足跡と爪の跡が残っていた。この岩を雷岩という。
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カミナリ
1980年
道理の分からない者は、雷が落ちた時にその正体が見えると常に言う。たとえば寅刻ならば虎、卯刻は兎、辰刻は龍と、12時に従ってその形を変化させるというが、これは俗説である。
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ヤノネイシ,ヤジリイシ,ヒレキジン
1973年 鳥取県・香川県・佐賀県・長崎県・熊本県
暴風雨の後に、鏃形の石が降ることがある。
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ヤノネイシ,ヤジリイシ,ヒレキジン
1973年 新潟県
暴風雨の後に、鏃形の石が降ることがある。
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