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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

(ハナヂドメノツカ)
1974年 京都府
京都の「歌の中山」の入り口にある、誰のものかか分からない塚は、鼻血が出た時に祈ると必ず止まるという。どのような花でもいいので捧げて、左の鼻の穴からでるときは右の陰嚢を握り、右の穴からでるときは左の陰嚢を握ればたちまち治るという。

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セキババサン
1992年 島根県
田の畦に咳婆さんという自然石が祀られている。咳がついたときに参ると治るといい、盆や正月にも参る。以前、大水が出たとき、水に浸からぬようにと咳婆さまを動かした人が病気になった。恐ろしい婆さまでもあるという。
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(ゾクシン)
1961年 愛媛県
骨が喉にささった時は、線香に火をつけ、拝むと抜けるといわれている。
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ゴリンヅカ
1971年 岐阜県
話者の祖父が五輪塚の草刈りをしたら、小便が出なくなり、寝糞を垂れるようになった。瑞浪の祈祷師に見てもらうと、五輪塚に線香を上げてお参りしろと言われた。その通りにしたら治った。
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クビツカ,オニクビツカ
1918年 岐阜県
首塚や鬼首塚は、首から上の病に効力があるといって参詣する人も多い。鬼首塚は、鬼に化けていた男の首を切って京都に行く途中に、この場所で急に首が重くなったために前に進めず、埋めたところであるといわれている。
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サカサダケ
1940年 千葉 県
青竹の節を抜き、逆さまにして墓の上に立てる。仏はこの穴を通って外に出るという。また、墓参りのたびに、この竹の穴から水を注ぎ込む。仏がその音を聞いているとも、仏がその水で喉を潤すともいう。
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セキノカミサマ
2000年 神奈川県
風邪で死んだ旅人の塚があり、咳の神様とされていた。風邪を引いた時はご飯が炊き上がるまでのあいだに拝みに行けば治ると言われていた。
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ニュウジョウヅカ
1994年 千葉県
入定塚にまつわる民間療法として、塚にあげた線香の灰をオデキやイボにつけると治るという。
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ニュウジョウヅカ
1994年 千葉県
入定塚にまつわる民間療法として、妊婦が塚にあげた線香の灰などにさわると安産になる。
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(ゾクシン)
1975年 愛媛県
しびれが切れたら、眉につばをつけるという。しゃっくりが止まらないときは茶碗に箸を十字に置いて四隅から茶を飲むと治るという。のどに骨が刺さったときは、その人の頭に魚を置くと治るという。土用の丑の日に薬草を採るとよく効くといわれ、ヨモギ(血止め)・ゲンノショウコ(腹薬)・ドクダミ(コシケとデキモノ)などがよく効くという、など。医療に関する俗信。
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アサヒミコヅカ
1956年 宮城県
朝日という巫女が子供のセリ咳を治すために生き埋めとなった塚。そのしるしに植えた二本の杉が町名となる。守子の社という小祠があり、百日咳が治るよう願をかける。
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ヤマノカミ
1963年 群馬県
昔、子供が喉に穴あき銭を詰まらせてしまった。どうしても出ないので親が「山の神さん頼みます」と祠で拝んだら、遠くの山で杣人が伐っていた杉の木つばが飛んできて子供の喉にぶつかり、その弾みで銭が飛び出し、子供が助かった。
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ハカイシノタタリ
1981年 和歌山県
話者の娘が椎の実を拾いに行き、墓石に腰掛けて、帰ってきて熱を出した。近所のお婆さんが「玄関の敷居に座らせ、お茶とお線香を立ててイタミを逆さにして『飛んでけ』と言って3回仰ぐとよい」と教えてくれ、そうしたら治った。
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〔アゴナシノジガミ〕,(ゾクシン)
1961年 愛媛県
鼻が悪いときに、あごなしの地神に願掛けをすると、治るといわれている。
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ニュウジョウヅカ
1994年 千葉県
入定塚にまつわる民間療法として、塚にあげた線香の灰を寝小便する子の股につけると治るという。
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エノキ
1960年 三重県
年老いて死を忘れた尼僧が、穴を掘らせ、その中に入った。そして読経し鉦鼓を叩いていたが、やがて亡くなった。そこを饅頭塚という。そして塚には榎があり、この木を切ったり傷をつけたりすると血が出るという。
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ヤマザクラ,(ゾクシン)
1977年 福島県
姥捨て山であったという伝えのあるお堂に生えている山桜は、枝を折ると血が出ると言う。
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ウマズメ,コナキ
2003年 山梨県
七年間子が産めず、離縁されそうになった女性は、氏神にお願いして、帰り道に鼻緒が切れて間もなく妊娠したといわれる。
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(ビョウキヨボウ,チリョウニカンスルジュホウ)
1956年 宮城県
眼病のとき自分の年齢だけ赤布か白布に「目」と書いて杉薬師堂に奉納すると治る(築館地方)、竜口神社(宮城県桃生郡河南町前谷地)に奉納される黄色の布を頭に巻くと百日咳にかからない、あるいは治る、姥神社(前谷地赤羽根)の石を水瓶に入れておくと流行病を予防する、などといわれる。
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リュウジン
1941年 兵庫県
雨乞いをするときには、瀧の落ち口の側にある龍神岩に牛の生首を供え、その生き血の滴りが岩に落ちるようにする。龍神岩に生き血を注ぐと龍神が怒って、雨を降らせ風を起こすのだといわれている。
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ヨナキノマジナイ,(ゾクシン)
1961年 愛媛県
部落内のある塚に子供を連れて行き、願かけをすると夜泣きが治るといわれている。
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