テングドウ,マカイ,ユウジ,マジ,カミ 1974年 神は言うに及ばず、天狗道であっても幽事のことであるので、人の建てた社でも数神数狗が入ってもなお広い。仏説は魔事であるが、魔界も幽事に属するので同じである。
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テング,キジン 1975年 不浄を嫌い、高貴有徳の人を恐れることなど、狐の所為は天狗と類似するところがある。また、天狗についての考証。
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テング,センニン 1974年 日本では天狗を色々と大事に敬うが、中国には天狗はおらず仙人というものを敬う。他に仙人の考証について。
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ヤコ 1976年 僧が狐の力を借りて不思議をなさんとする事は嘆かわしいことであり、そのような僧は獣以下の存在である。
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テングサマ,コウジン,テング 1950年 群馬県 天狗さまは山の荒神であるので人家の近くに祀ると祟る。
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テング 1974年 天狗とは星の名であり、日本で言う天狗とは違うが、中国にも似たものがいる。蜀の寺で法事があった時鵰鶚(ちょうがく)のようなものが子供をさらった。後日発見された時は魂が抜かれたようになっていた。又、中国でも山の名を神霊の名とする。
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カミカクシ,テング 1950年 群馬県 神隠しも天狗の仕業とされた。ある家の先祖に周平という男児がいたが、山に入ったまま行方不明になった。法印に見て貰った処、天狗に掠われて帰れないと言う事であった。
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アクマコリ 1975年 人に憑いて怪しい事をするのは必ず悪魔狐狸などの仕業だろう。作者がこのような随筆を書くのも狐狸の仕業だろうか。
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テングサマ,カミサマ 1988年 茨城県 神社にお参りに行き、お賽銭を上げずに頼みごとだけした。すると天狗様が掛けて行って、その人の家に火をつけていた。
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ヨウカイ,ヘビギツネ,シロキムシ 1974年 妖怪・蛇狐等を神として祭る事は中国でもある。宋の人が祠を壊した時足が動かなくなったが、祠から虫が現れると畏れが消え治った。元禄の頃江戸中の私設の祠を壊したが何もおきなかった。
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ジンヨウブツセイノルイ,アヤシキコトドモ 1974年 妖物事のあやしい事柄は和漢古今を問わずたいへん多く本などに収録されている。この為不学の輩はそれを信じ、また惑わされる。
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カミカクシ,テング 1961年 和歌山県 神隠しは天狗の仕業。少し頭の足りない人がいなくなり、3日くらいして帰って来た。遠い所で接待を受け、ご馳走を土産にもらったと言った。土産を出させてみると、木の葉や苔だった。
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テング 1974年 天武天皇の御世にも星が東方に落ちたこと、天平7年5月に星が乱れ飛んだこと、宝亀2年に星が西南に落ちたことなどは、火気の仕業を真似て天狗が怪しい様を見せたのであろう。
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テング 1972年 岐阜県 山で、木がガラガラと転がる音がすると、それは天狗さんの仕業だという。
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キツネ 1977年 青森県 酒を飲んでいた人が風呂のつもりで川に入れられたり、田の中を歩かされたり、道路を家のように見せかけられて寝かされたりした。狐の仕業。
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スイカズラ 1979年 人の来ないところで穴を掘って、中に蛇をたくさん入れて神として崇めて遣わせる法である。大方犬神と同じである。これに憑かれると病気になる。憑かれた事がわかれば、宝を送り遣わせると治るというが、それは誤りである。
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テング 1974年 天狗は災禍を司る。しかしこれは天狗星の類ではない。天狗は一種の鬼神であり、福が満ちている事を自慢する者を妬み災禍を加える。天狗の災いには必ず理がある。
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キツネ,タヌキ 1923年 山梨県 狐も狸も化けるが、狐は人を化かして悪いことをするが、狸はひとりでに化けて正体を明かすが、人に悪いことはしない。
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テング 1980年 山の奥にある神社や寺院は、天狗が守護しているので、斎戒していない不浄の人間が参詣すると、必ず天狗に捕らえられ、五体を裂かれて木の枝に掛けられてしまうという。
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ヤマガミ,テング,ヤマンバ 1957年 山の神を天狗だという人は男神であると信じ、山姥という人は女神であると信じている。農民が信仰している。
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