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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

ミロクボサツ
1974年 京都府
むかし行基菩薩がある池で加持祈祷をしたところ、水上に弥勒菩薩が出現したという。その池は御泥池と呼ばれていたが、それ以来菩薩池(ミゾロ)と号したという。

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リュウジョ
1934年 香川県
行基菩薩がある山を調伏したら、龍女が現れて飛び去った。その時残った一本の笄を、龍女の御神体として祀り、この山を挿山と名付けた。旱魃の時はこの山に雨乞いをすると不思議に験があると信じられている。
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リュウジョ
1970年 香川県
行基菩薩が説法をしていた時、竜女が姿を現し、玉の笄を残して天上した。後の玉の笄を笠山の峰に埋めて竜神を祀った。夏に旱魃になったとき、この峰に祈れば必ず雨が降るという。
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ミタラシノオオヌマ
1974年 山形県
大沼山の山上は役行者が開いた霊場だが、社後にみたらしの大沼という沼がある。池の中に様々な小島があるが、風のままに動いたり、風に逆らって動いたりする。その数は我邦と同じ66で、行基菩薩も祈願した。ある時水神が和歌に感応して沼水が巻き上がったことがある。また沼の向かいの右手の池の上に何か黒い木の株のような物が浮いているが、これが沈んで見えない時には天下に変事がある時だという。
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ニンギョ
1978年 三重県
昔は琵琶湖に人魚がいて、その木像がある寺に残っている。その木像に祈願すると雨を降らしてくれる。
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ジゾウ
1986年 滋賀県
琵琶湖で漁の邪魔になる石をどかした漁師が、夢にも現れた地蔵の告げに従ってお堂を作り、その石を祀る。その後、ふたたび夢に地蔵が現れて琵琶湖の水をせがむので、お供えしたところ、願い(病気平癒など)が叶ったという。
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ジゾウソン
1922年 静岡県
明應9年の春、漁夫達が引き上げた網に3尺ほどの地蔵がかかり、それを寺に安置した。大井川が増水したときにこの地蔵に祈願すると川の彼方から僧が現れ、水が一時に減った。この僧は地蔵の化身であった。
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ニチレン,ブツゾウ
1973年 栃木県
文政8年4月のころ、野州佐久山の中町に住む住吉や為八という者が、地面に池を作るといって、まわりの石垣となる石を近くの箒川から取り寄せた。するとその中の丸い石に、自然と二分ほど高く、左右に日輪月輪を伴った仏像が現れたという。日蓮宗の住職に見せると、それは日蓮上人であると言う。瘤のできたのを立願すると治った。それから近国の参詣者でにぎやかになった。
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イケノカミ
1928年 大阪府
挟山池では、池の神が女の姿で現われて、通行人に頼んで水の底にある馬鍬を取り除いてもらったという話が伝わっている。
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イシボトケ
2003年 三重県
「潮ボトケ」「ぬれボトケ」ともいわれる。明治初年,当村の弥吉老人に次のような夢告があった。「我は本地地蔵菩薩である。因縁によってこの場所に現じた。心から祈願するものには腰より下の病を治そう。また,私は海水に浸るところにいて諸人の代わりに苦患を洗浄するつもりであるから,石を高所に移してはならない。」志摩町潮音寺住職児玉芳山もS8年4月下旬以降の祈念によって宿病が快癒した。
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リュウ
1990年 長野県
神沢の権現池へ雨乞いに行ったところ、いたずら者が小便をして水をかき回した。するとたちまち雨が降り、池の主の竜が水に乗って現れたという。
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ヒカリモノ,ミダ
1974年 滋賀県
親鸞聖人が近江国を行脚している時、湖水に光物が現れて、漁師が困っていたのを聞き、舟に乗って一心に称名して、光が出るところを袈裟ですくったところ、弥陀の尊像が舟に飛びのったという。
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チボチノイケ,タタリ
1987年 長野県
佐久町余地のちぼちの池をめぐる話。ちぼちは禅宗で小僧の意。昔,この寺に和尚と小僧がいた。日照りで寺の井戸が涸れたので,和尚は小僧をちぼちの池まで水汲みに行かせた。小僧はその苦しさに耐えかねて池に身を投げ,以後夕方になると池の端に白い坊主のようなものが現れるという噂が立った。また,村の田畑が荒らされるようになり,村人はちぼちの祟りかもしれないと言って恐れた。その頃自成という名僧がこの村を通りがかり,池の辺で金剛経をあげると,池の底から「ありがたいお経を聞いておれも浮かばれる」という声が聞こえた。それ以来化け物は出なくなり,田畑も荒らされなくなった。自成は村人に請われてこの寺の住職となった。
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ヤキンボサツ
1968年 愛媛県
御前場の磯に仏像が漂着したが、誰も上げられなかった。大酒のみの教円寺の僧侶が来て上げると簡単に上がり、教円寺の弥勒堂に祭った。この弥勒菩薩は弘法大使作といわれ、秘仏であるという。
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(ユメ)
1967年 福島県
八幡神社のふもとに住んでた人たちが井戸を掘ったが、岩盤にあたり、固くて掘れなくなって水が出なかったので、八幡様に祈願した。するとある夜ある人の夢に、年のころ40歳前後の美女が水上に現れ、あたり一面光り輝き、「水神ましませば、不浄を行なわじ」と告げた。翌朝目を覚まし井戸を見ると、井戸には水が湧いていた。
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ユツボ
1936年 京都府
昔、この池に霊泉が湧き、それを汲んで湯壷に湛え湯となし浴すと功験神のごとくであったという。
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ダイジャ
1962年 新潟県
一説には盲人が開眼を祈って権現に参ると目が治ったのでお礼奉納した琵琶があり、それから琵琶池と呼ばれるようになったという。別の説では声が良くなるようにと祈ると目前に大蛇がいた。目が開けば弾いていた琵琶は要らないと言って、埋めていった所が琵琶池である。
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ダイジャ
1939年 福井県
およねという女が、夜道に迷って池にはまり大蛇となった。その後は、化けて男の元に通っていた。成仏を願って、報恩講には川からやってきて参っていた。およねの墓を見つけて供養すると、報恩講には雨が降らなくなった。
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フドウソン
1944年 山形県
弘法大師が月山に登ろうとして水垢離をとっていると、水中に不動尊の姿が現われ、抱き上げると1枚の水板であった。
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カニ
1989年 静岡県
昔、梅雨が過ぎても雨がやまず、霧が濃い年があった。茅野の三階滝の上を旅僧が通りかかると、甲羅が1mもある大蟹が泡を吐き、黒雲と霧を作っていた。僧が印を結んで祈ると、蟹は滝壷に落ち、雲も晴れた。以来三階滝の一番上を「かにだる」と呼ぶ。
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ギョウキ
1952年 静岡県
天武天皇のころ、長者の門前にいた寡婦が、日輪が懐に入る夢を見て男子を産んだ。これが後の行基菩薩である。行基が故郷に戻った時、人々が魚を膾にして菩薩に勧めた。菩薩がこれを食べ池に吐き出したところ、皆小魚になって泳ぎ去ったと言う。
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