シンシノキツネ 1974年 長野県 諏訪湖は毎年極寒になると水面が凍る。そこに神使の狐が渡れば、重い荷をつけた馬も人も難はない。神狐が渡らない間は氷が破れ易い。春になって氷が溶ける頃に、その狐は渡り戻る。その後は人は渡らず、ひつしか氷は溶ける。
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キツネ,スワノマワタシ,キツネビ 1935年 長野県 諏訪湖氷結期、明神の輿を守護して、狐が行列をつくり渡る。人々の目には、狐火のみ見えて、形は一向に見えない。これを諏訪のまわたしという。
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オミワタリ,キツネ 1933年 長野県 諏訪湖が凍結してでき裂線を御神渡という。諏訪神社の上社から下社への御神幸の跡であると信じられている。別の伝えでは諏訪明神のお使いである狐のせいだという。
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キツネビ 1983年 山梨県 ナベヅルという道に狐がいて、狐火が見える。
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キツネ 1941年 秋田県 狐を見たことがないと言うと、狐は一本橋の上で行きあってくれるから、そう言ってはいけないという。
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ダイジャ 1983年 長野県 弘安4年7月7日の蒙古襲来の際に、諏訪湖の鼓吹から大蛇が波をわけ、雲起こして西へ向かったという。
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キツネ 1952年 神奈川県 沼の河原というところにはよく狐が出て、食べ物や魚を要求する。
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(ナナフシギ) 1975年 長野県 上諏訪には七不思議がある。不言堂の壁の穴に紙をあて日に透かすと、下諏訪の三重の塔が写る。毎日巳の時に雨が降る。根が八方にはびこる杉がある。湯山から落ちる所の口を塞げば湯が落ちない。諏訪湖が凍った時、「さわたり」という狐が通った後に人馬が通れるようになり、春に狐がまた渡ると通るのを止める。祭礼時に献上される鹿の頭の数が必ず75である。湖上に富士の影が写る。
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キツネ 1934年 兵庫県 野施行の自分に諏訪山のほうまで行った人が、病気で死ぬ時になって狐が憑いて、狐のことを口走りながら死んだ。
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フタゴノイケノヌシノメグリアイ 1987年 長野県 諏訪湖と松原湖の主である雌竜と雄竜とが双子の池で巡り合うという。双子の池から移った松原湖の竜神が,諏訪湖の竜神を迎える。
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キツネ 1929年 石川県 狐はよく火を灯して、夜中に海の上を遠くまで遊びに渡ると言う。
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キツネ 1956年 宮城県 狐に化かされた男が川の中を渡り歩いた。
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クダギツネ 1977年 神奈川県 クダ狐はクダラの国から渡ってきたのだと言われている。
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キツネ 1980年 青森県 3本足、サワノ沢のサトウジロウ、マーピラのヨデコという3匹の賢い狐がいた。3匹は京都の伏見稲荷まで川を渡らずに往復して位を授かった。
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キツネ 1985年 岩手県 鱒沢から遠野へ魚を買いに行った帰り、ながおかという所をを通ったら大水にあって魚をなくしてしまった。しかしそれは狐に化かされていた。
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キツネ 1990年 秋田県 魚を買って帰る途中狐にすべてとられた。
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キツネ 1987年 奈良県 魚を買って帰る途中、狐が魚を盗むために変な所に連れて行ってしまうという。魚を取られて、気がつくと井戸や谷にいるのだという。
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リュウ 1990年 長野県 古宮の大木を切り出して諏訪まで運ぶ途中、この木は木崎湖で竜に変わって湖へ入ってしまったという。木崎湖の主はこの竜だという。
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クダキツネ 1964年 神奈川県 狐はクダ狐と呼ばれ、人に憑いて悪さをする。クダラの国から渡ってきたのだという。横須賀市南下浦の事例。
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キツネ,クダギツネ,クダンギツネ 1915年 愛知県 狐にはクダ狐またはクダン狐という狐がいる。形が小さく、鼬のようである。
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