ミョートカジ 1935年 大阪府 1軒の家が焼けると、たいてい2軒焼ける。
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キョウドウゲンカク 1957年 愛知県 杣方の小屋が焼けるのを大勢の人が目撃したが、小屋は焼けてはいなかった。
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ハセデラ 1975年 奈良県 和州泊瀬山の長谷寺の本尊十一面観音は、数度の火災でも焼ける事がなかった。たとえ体が焼けたとしても、頭だけは山上に飛んでいって焼けなかった。
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〔カリュウコツ〕 1975年 東京都 丑3刻、新吉原5丁町より火事が起き、廓中残らず焼けた。焼けた灰の中から、怪しい骨が出た。火竜の骨だという。
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カジ 1965年 岩手県 村に火事があって民家が焼けると、数日のうちに雨が降るという。
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カジ 1981年 愛知県 岩屋寺奥の院である晩失火でお堂が焼けたが、大火事の条件がそろっていたにもかかわらず水向所が焼けただけで自然鎮火した。
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ハチテング 1970年 福島県 八天狗さまを移すと家が1軒焼ける。
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モチ 1965年 岩手県 正月の焼けない餅を食べると火傷した嫁をもらうという。
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ザシキワラシ 1974年 岩手県 火事が起きた時、おかっぱ姿の子どもが腹が空いたと言って食べ物をねだって家を訪ね歩いた。火事に気を取られて断った家は焼けてしまったが、食べさせてやった家は火元からの距離は同じだったが焼けなかった。お不動様が火事を避けて歩き回ったのだという。
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ビシャモンサマ 1968年 愛媛県 京都の鞍馬山が焼け、3体の仏体のうち1体が行方不明になった。数日後、神ノ浦の山頂で火がともるので、部落のものが見に行くと焼け焦げた仏体があった。これを毘沙門天として祭ったという。
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カンノンサマ 1981年 福岡県 観音堂があり、ここの観音様は左手に水玉を乗せているため、火事除けの神様と言われていて、椋谷は火事で焼けないという。ある時、子供が悪戯をして観音様の顔を雑巾で拭いたところ、子供の家一軒だけが火事で焼けてしまったという。
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カジ,アカイカミ 1983年 東京都 貧しい身なりの旅人が泊めてくれというのを断ると、旅人は村はずれで赤い紙をヒラヒラと飛ばした。その紙は先程の家の屋根に落ちて、火事になった。何軒も家が焼け、村半分が焼ける大火事になったという。
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ヒカリモノ,トビヒ 1940年 新潟県 寺が火災にあって、焼けてしまった。しばらくして寺から光物が出るようになった。近くで仕事をしている人が、曼荼羅様を見つけ、それを寺に返却した。表装は焼けていたが、中身は残っていたのである。
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ケンボナシノキ 1975年 愛知県 薬師寺が焼けたあと、焼け残った半鐘を跡に埋めてけんぼなしの木を植えた。この木が生長して農作業の邪魔になったので近所の人が枝を切ったところ、その人は気持ちが悪くなったりかたわになったりした。
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マンドヤマ,ヒノトリ 1966年 鳥取県 マンド山から火の鳥が出て、部落が焼けたので、以後この山の木は切らないことになった。
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イナ 1967年 千葉県 水上に浮いているイナはとってはいけない。過去に取った人が死んだり、家が火事で焼けたりしたことがある。
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スズキ 1967年 千葉県 水上に浮いているスズキはとってはいけない。過去に取った人が死んだり、家が火事で焼けたりしたことがある。
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ヒドリ 1954年 青森県 青森県五戸に出る「火鳥」は、火事の際に出て飛び、飛んだ範囲だけが焼ける。
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カラス 1976年 奈良県 三輪大明神は神殿がない。里人が神殿を造営したところ、多くの鴉が群がりこれをつつき壊した。これによりこの神が神殿を嫌っているのであると知ったという。
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オニババ,(ゾクシン) 1940年 秋田県 西の空が焼けるのは翌日の風の予兆であり、鬼婆が腰巻干したという。
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ムジナ,ヤマノカミサマノキ 1995年 長野県 昭和28年、狢(むじな)をいぶしたら山の神様の木が焼けて倒れてしまった。
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