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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

(ネコマ)
1980年
福島左衛門大夫の家の子が斬り殺した猫ま(ネコ)は、体長が5尺(約150センチ)ほどだったという。

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(ネコマ)
1980年
中川内膳正の家に兄弟がいて、犬を連れて近くの山に狩りにいった。ある場所に行くと犬が激しく吠えるので走らせると、岩の狭間から大きなけだものが現れて、犬をくわえて走り去った。兄弟が追いかけて撃ち殺したところ、体長9尺5寸(約3メートル)の猫ま(ネコ)だった。
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ガマ
1975年
服部坂辺りの屋敷で、猫が蟆蜍(がま)にちょっかいを出していると、別の蟆蜍が出てきて猫を取り巻き毒気を吹きかけて殺したという。
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ネコ
1931年 福島県
穴沢善右衛門が小屋に泊ったとき、姥に化けた巨猫がやってきたが、正体を見破りこれを斬った。次の日、善右衛門の妻が噛み裂かれて木にかけられていた。そばにいた樵夫がいたが、それは斬った猫の夫で、復讐のために善右衛門の妻を殺したのだとい、善右衛門の妻の死骸を咥えて去っていた。善右衛門は郎党を引き連れて山狩りを行い、洞穴の中で怪猫を見つけてこれを殺したといわれている。
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ネコ
1980年 岡山県
美作国のある武士の家に15歳ほどの嫡男がいたが、夜な夜な老人がやってきて上から胸のあたりを押さえつけるという。ある夜に刃物を持って待ちかまえていると、先の老人がやって来たので斬りつけた。血の後を追ってみると、屏風の後ろに大狗ほどの猫が死んでいいたという。
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トラネコ
2001年 愛知県
法住寺の、左甚五郎の彫刻の虎猫が家畜や田畑を荒らしたので、足を切った。
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ノヅチ
1968年 奈良県
ノヅチは、ころころとまくれて来て人を殺すという。爺さんがノヅチを見たが、1尺5寸ぐらいあって、体に絣の着物のような模様があった。
類似事例

ネコ,キツネツキ
1955年 山形県
お不動様の上の炭焼き小屋で猫を殺して煮て食い、狐憑きになった。
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ネコ
1973年
鳥井丹波守の家令・高須源兵衛の家には長年飼っていた猫がいたが、ある時ふと姿を消した。その頃から源兵衛の老母が人に会うのを嫌い、猫のように食事をした。これは猫が化けたかと思った源兵衛は、雁股の矢を母に撃った。すると母は庭に出て倒れたが、姿は母のままだった。しかし一日経ったら飼っていた猫の姿に変わった。そして母の部屋の床下から、その骨が出てきたという。
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ネコ
1931年 鹿児島県
昔、狩が好きな武士がいた。その家には猫がいて、奥方によくなついていた。ある日、主人が山に狩に行くと、奥方の使いという女中がやってきて、家に帰るように告げた。女中がひとりできたことを怪しんだ主人は、化け物に違いないと思って女中を鉄砲で撃ってしまった。死体は見つからず、家に帰ると胸を撃たれた猫が血まみれで倒れていた。
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バケネコ
1956年 宮城県
明治初年頃,山地の部落の老マタギ源左衛門が翌日の猟の準備をしている時,トラ猫が炉辺でその様子を見ていた。翌日猟に出かけ,夜が迫ってきたので急ぎ足で下りてくると,見慣れない一軒家にたどり着いた。離れた所から窺っていると,老婆が恐ろしい顔でこちらを見た。化生の物と思って銃で撃つと,手応えがあったのに老婆は平気な様子であった。源左衛門が弾丸を全て撃ち込んでしまうと,老婆が「もう弾丸はあるまい」と言う。源爺は腹掛けに秘蔵していた命弾をそっと取り出し,今度は行燈目掛けて撃ち込んだ。すると悲鳴が上がって灯も小屋も一瞬に消えてしまった。源左衛門が翌朝未明に現場に行ってみると,骸は人間の老婆の姿をしている。しかし,やがて朝日と共に大猫が正体を現した。よく見ると我家の古猫らしい。果たしてトラ猫は昨夕から見えないということであった。
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ネコ
1933年
『古今著聞集』には、江戸の烟草屋長兵衛が猫を殺したところ、その右腕が痛み出して猫の毛が生えたという話がある。
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ネコマ
1934年 福島県
善右衛門が姥を殺してしまって悔いていたが、その遺体が急に老猫になった。屍を抱えていると、樵夫がやってきて、その屍は自分の妻であるという。その樵夫もまた老猫であったので、屍を抱えて逃げていった。善右衛門は追いかけて、洞窟の中で老猫を殺した。
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オオトリ
1980年 福島県
信夫郡にある福島という里に庄右衛門という者がいた。彼は田畠の端に室を作り、その中に隠れて雁を狙っていたところ、明け方に田の中に大鳥がいたのでそれを撃ち取った。その大鳥は色が黒く、また馬のように大きい。翼の長さは2丈(約7メートル)に及んだ。誰もその鳥を見たことがないという。
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ネコ
1973年 岩手県
京津畑集落のある家で、お婆さんが一人で留守番をしていたら猫がやって来て義太夫を語り、このことは人に漏らすなと口止めして出て行った。あまりにも面白いのでつい人に話してしまったら、猫が怒ってお婆さんを食い殺した。
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ナナツオノネコ
1963年 鹿児島県
七つの尾をもつ猫が、棒をくわえて現れ、子供の背丈を計った。子供が危険だと感じたので、隠して代わりに人形を置いた。猫が戻って来て人形にかみついた時、薪を投げて、蹴り殺した。猫は背丈ほどの穴も掘っていた。
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バケネコ
1933年 熊本県
あさごぜという老婆が飼っていた猫が化猫になり、老婆を食い殺してこれに化けていた。漁師を食い殺そうとしたときに、撃てば必ず当たるという切り矢という銃弾え負傷し、正体を見破られた化猫は山へ逃げた。家の床下には老婆の骨が捨てられていた。
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ネコマタ
1975年 長野県
ある寺に他の猫を食い殺すねこまたのような猫がいた。田舎から出てきた野菜商がこの猫をもらい受けて帰った。二,三日すると、家に住む悪鼠を猫が退治してくれたと礼を述べに来た。
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シュジンヲマモッタネコ
1956年 宮城県
昔,梶賀村半沢某の可愛がっていた飼い猫が裾を加えて離さなかったので,主人が怒って刀で猫を斬った。すると猫の首が飛んで,厠の小窓から入ってきた毒蛇に噛み付いてこれを殺した。主人は初めて猫の忠義を知り,手厚く葬り祠を建てて祀った。猫神社(ネコカミサン)として今も残っている。
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ネコ
1973年 三重県
ある猟師が家で飼っていた猫は、ずいぶんと年だった。あるとき、猟師が仕事に行ったところ猫がいた。猟師はそれを撃とうと思い、元から一発入っていたところに玉入れをした。猫はそれを見ていた。猫を撃つと、猫はそれを茶釜の蓋でことごとく除けた。猟師は元から多めに入っていた一発で玉切れだと油断していた猫をしとめた。倒れた猫を拾いに行くと、それは自分の家の猫だったという。猫を長く飼うと、化けて出ると言われている。
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バケウナギ
1982年 宮城県
村境にある化け鰻と言う石は、石が鰻に化けたもの。三尺五平という人に斬られた。
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